まずは、以前も紹介した西部工業団地の菜の花。
工業団地の一角にある秋田市上下水道局の土地約6000平方メートルを活用して、NPO法人「秋田菜の花ネットワーク」と工業団地内の企業の親睦会「雄渾会」が植えている。

場所はJR新屋駅の北東。大川端帯状近隣公園から歩行者用地下道で線路を潜って反対側に出た所の道路沿いに、細長く菜の花が植えられている(一直線ではない)。
ちょうど見頃だった以前よりは密に植えられたのか、あるいは背が伸びてちょうどいい具合だったのか、なかなかよかった。
電車と菜の花菜の花を囲む道路は幅が狭く歩道がない上、菜の花で見通しが悪い箇所もある。周辺の企業へ出入りする車がけっこう通るため、歩行・通行の際はご注意を!
昨年気付いたのだけど、今の時期の新屋ではもう1つ「黄色い花」が咲く。
房状の黄色い花場所はJR新屋駅からすぐ、秋田市西部市民サービスセンターと更地になった秋田銀行新屋駅前支店の間にある、新屋駅前郵便局。
屋根より高い木窓と駐車場の間の小さな植え込みに地植えされている木の花。
見上げる花の形と咲く時期がフジやニセアカシアなどに似ているので、その仲間(マメ科)だろう。マメ科には黄色い花も少なくない。
特徴的なのは、葉っぱ。「三出複葉」と呼ばれる、小さい葉3枚1組で1つの大きな葉を構成するタイプでフジなどとは違う。

この植物は「キングサリ(金鎖)」。あまり情報がないけれど、マメ科キングサリ属だろうか。
別名としてフジに似た黄色い花ということで「キバナフジ」(ただしフジと属は異なる)、学名から「ラバーナム」と呼ばれることもあるようだ。
ヨーロッパ原産の落葉樹で、寒さに強い。ニセアカシアなどと同じく、有毒。
【31日追記】一部の図鑑やサイトでは、キバナフジの別名として「キンレンカ(金蓮花)」を挙げているものがある。しかし、標準和名の「キンレンカ」はノウゼンハレン科の一年草で、食用(花をサラダの飾りにする等)。木と草、有毒と食用と大きく違うわけだから、キングサリに対してキンレンカの呼び名は使うべきではないと思う。
黄色いフジのような花の存在は知っていたけれど、見るのは初めて。思ったよりどぎつくなく、優しい黄色で、柔らかそうな葉との組み合わせがさわやか。
木の高さからすれば最近植えた木ではなさそう。新屋駅前郵便局はいわゆる旧・特定郵便局だろうから、局長さんあたりが大事に育てているキングサリなのかもしれない。
【2017年5月26日追記】その後、注意してみていると、民家の庭や鉢植えで、キングサリをちらほら見かける。花に間近で接する機会があったが、フジの花のような香りはなく、無臭だった。
【2018年5月14日追記】この後、2018年5月も、新屋駅前郵便局のキングサリはきれいに咲いた。ただし、その少し前のどこかで局舎の外壁かなにかの工事が行われたのか、低い位置まで切られてしまい、ほんの数房が咲く程度。もとに戻るまで数年かかりそう。
※別の藤の話はこちら