千秋城下町への歩行者用信号機新設、秋田中央道路山王側トンネル出口のガムテープ補修信号機交換に続く、秋田市内の信号機の変化。いずれも同一の案件として発注されており、(作業内容としては大差ないはずだが)ずいぶんバラエティーに富む工事であった。
最初に、秋田市中央地域2か所の風景をご覧いただく。
池永小路。左が中通三丁目、右が中通五丁目
下新橋西側、新政酒造横。奥が橋、左が大町六丁目、右が旭南二丁目
いずれも、幅の狭い市道どうしが交わる交差点。
これらの場所を知る人なら、上の写真は何か物足りなくないでしょうか。
少し前の同じ場所。
2025年7月
2025年6月
赤や黄の1灯式の点滅信号機が撤去された。さらに、赤点滅だった側には「止まれ」標識が設置され、薄れた白線が引き直された。
撤去は8月下旬から9月初めの間かと思われる。【14日追記・秋田県警ホームページ(コンテンツ番号6223)に、秋田中央警察署による撤去とその後の注意喚起の告知が出ていた。「8月下旬に撤去されます」とのこと。】
1灯式は「一位式」が正式な名称のようだが、今回の秋田県警の入札資料では「一灯式」と表記。【19日追記・上記県警による一般向け告知では「一灯点滅式信号機」。】
1灯式信号機は、交差点手前の予告信号(関連記事)として黄色点滅が設置されたり、3灯式の信号機がある交差点において、交通量が極めて少ない道路向きに赤色点滅が設置されたりすることもあるが、秋田ではあまりない。
そして、ここで取り上げるような、十字路(丁字路もあり得るか)で、一方向が黄点滅、もう一方が赤点滅という、点滅信号どうしの交差点にも設置される。
ところが近年、警察庁の方針に基づき、全国で点滅信号(の交差点ということでしょう)の削減が進んでいる。一時停止標識で代替できる箇所ではそうするといったもので、秋田での撤去もその流れだろう。
8月に、秋田魁新報の総合面(3面)で、全国の動きを報道していたが、共同通信社からの配信記事のためか、秋田のことにはひとことも触れていなかった。
点滅信号廃止はいくつか理由があって、その意味を理解していない運転者がいることも挙げられるが、個人的には引っかかる。点滅信号の設置数に都道府県で偏りがあるにせよ、法令で定められた存在であり、運転免許試験の出題範囲である。理解しない運転者がいるのであれば、理解させるのが先であり、仮にその効果がないのならば、法令のほうを廃止するべきではないだろうか。法令を残して実物だけ減らすのは、手順というかやりかたが違うと思う。
点滅信号は完全廃止ではないようなので、さらに数少なくなった点滅信号を見て、理解できない運転者がさらに増えることにならないだろうか。あと、3色信号機で、深夜~早朝だけ黄/赤点滅になる交差点だってある。それは減らさないのか。
以下、在りし日の点滅信号。
下新橋を背に。東から
南から。右が下新橋
旭川と並行の南北方向が黄点滅、下新橋につながる東西方向が赤点滅。交差点から西方向が特に道幅が狭いが、いずれも対面通行。車両の通行量としては、赤点滅側のほうが多いが、道幅の狭さを踏まえてそうしたのか。
黄灯
赤灯
黄、赤とも、それぞれ両面設置。黄灯は、専用の信号柱(柱も今回撤去)に設置され、見落とさないための背面板(ゼブラ板)付き。赤灯は電力柱に設置。
元々は電球式(樹脂製ボディ?)で、廃止時点ではどちらもLED式になっていたが、赤と黄で交換時期が異なる。黄灯は2012年時点でLED化済み(点灯するレンズ面の直径30センチ)、通常フード(庇)。
赤灯は2017年頃にLED化されていて、電球時代は赤側にもゼブラ板があった。点灯部25センチの低コスト灯器で、着雪対策のカプセル型のフード(改良型のとがったタイプ)装着。後述の池永小路と同じ日本信号製かと思われる。
長くなったので、池永小路とさらにもう1か所について続く。