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集約懸垂点滅信号

秋田市内の交差点の点滅信号が撤去された。前回に続き、在りし日の姿。

池永小路。左→右奥の一方通行
三丁目橋たもとから東進する一方通行の池永小路と、中央通りにつながる南北の道路が交わる交差点。交通量が多い池永小路側が黄点滅で、一方通行の逆走側向きも(軽車両用として)ある。

東から

北から
信号柱からアームを伸ばし、4方向分の信号機を1つにまとめて、交差点中央上空に吊るした、集約式・懸垂式(3灯式の例)。


4台の信号機自体は、前回の下新橋西の赤灯と同タイプ。2017年度、日本信号製のシール貼付、銘板は「交通信号灯器(車両用)」と1灯式には言及しない名称。

空中にぶら下がる信号機は、3灯式でも不思議に見えてしまう。それが1灯で、LED化で薄くなり、低コスト化で小さくなって、さらに独特な雰囲気。

真下から

LED化以前は、電球式の集約・懸垂設置であった。金属製信号柱や制御器は、LED化後も同じものを継続使用(それ以前の電球式時代のうちに、1度は更新されたと思われる)。
電球式点滅信号(再掲)2011年頃
信号機本体は金属製ボディと思われるもので、雪が落ちやすいよう四角錐の屋根が載っていた(のだが、上の写真でも積もっている)。

ちなみに、電球式時代は、当然ながらそれぞれの信号機が道路に対して直角に設置されていた。しかし、LED化間もない2018年7月のストリートビューでは、道路に対して若干、ずれた角度(時計回り【17日訂正】下から見て反時計回りに20度くらい?=上の真下からの写真で分かるかな)でぶら下がっていて、撤去時までそのままだった。施工時の調整不充分だったのか、設置直後に暴風を受けて動いてしまったのか。通常設置の3色信号機ではたまにあるように。


今回撤去された交差点設置の点滅信号は、下新橋、池永小路の他にもう1か所ある。そこは電球式のままであった。おそらく池永小路にかつてあったものと同タイプ。
秋田市中央地域の北側、八橋大畑一丁目と八橋大畑二丁目、新国道(県道56号)の西隣の市道うしの交差点。

南から。右が新国道方向
新国道と並行の南北方向が黄点滅、東西方向が赤点滅。道幅は南北のほうがやや広い。通行量は昼間はどちらも少ないが、朝夕は新国道に出入りする東西が多いかもしれない。

北から

西から
信号柱はコンクリート柱。池永小路も、以前はこの姿だったのか。

池永小路のLED式は、1灯式信号機×4台を、台座にまとめた形。製造銘板は4台それぞれにあった。こちらは、4灯が1つの箱に収まっていて、これで1台とみなせる形。製造銘板も1枚。


3灯式の信号機を両面設置する場合、現在は、2台を背中合わせに設置する。しかし、1970年代頃まで製造されていた(秋田市内では平成初期まで残っていた)、いわゆる「角形灯器」では、両面専用で1つの箱に裏表分が一体化した製品があった。この集約1灯式は、それと同じ発想。

ボディはほぼ立方体なので、その平らな天面に雪が積もらないよう、三角錐の屋根があるわけだが、その底面積は本体よりわずかに大きいサイズ。各点灯面のフードまではカバーしていないので、屋根から滑り落ちた雪が、フードに付着してしまうこともあったかもしれない。
吊り下げるアームは、屋根の中を貫通している。

今見れば、昔の信号機はフードが大きい

1枚だけの銘板は、底面に。

「金属製車両用交通信号灯器」、小糸工業(現・コイト電工)、昭和61年8月製のようだ。
思ったより新しい。昭和61=1986年当時の秋田県警では、3色や歩行者用の信号機では、ポリカーボネートの樹脂製が主流だった。この点滅信号は、見た目としても、上記、角形信号機に通ずるものがあるので、もう少し古いものかと思っていた。
(1灯式の?)点滅信号というものは、1984年に福岡県警が最初に導入して全国に広まったそうで、それ自体が思ったより新しい。ここや池永小路が、秋田県警としては初期の設置だったのかもしれない。

 

撤去された交差点を通る際、そして、残っている点滅信号(特に赤点滅)を通る時は、交通法規を守って、周りに気を付けて。
一連の信号機工事シリーズはこれで終わりますが、新たなものをいずれまた。

 

【19日コメントいただき追記・秋田市内の他の点滅信号交差点について
秋田駅の東側、秋田大学西谷地寮(旧・北光寮)近く、かつて路線バス「駅東線」が通っていた細い市道にも、1灯式点滅信号の交差点が2つあったが、それらも、本件より先立って撤去・廃止されていた。所轄は、この記事本文の3つは秋田中央警察署、この2つは秋田東警察署。
いずれも交わる道路側の道路も同程度だが、東西方向のバス通り側が交通量は多めで、黄色点滅。

秋大寮東側の手形字十七流と広面字屋敷田の境の交差点は、2022年10月から2024年5月の間に撤去。北側が区画整理事業により道幅が広くなって、見通しが良くなったことも、廃止の理由かもしれない。
南東角の電力柱への取り付けで、直径30センチの樹脂製×4台をまとめたもの。

寮西側の手形字西谷地と手形字山崎の境の交差点は、2024年5月時点でまだ稼働していたが、2025年9月時点ではなくなっている。南東角の電力柱に、八橋大畑と同タイプと思われる一体型の金属製。

したがって、点滅信号のみの交差点は、秋田市内からなくなったのではないだろうか

【10月12日追記】土崎港西一丁目、ポートタワーセリオンの南東に、点滅の交差点が残っていた。集約・懸垂ではない、通常の設置方式で、まだ電球式のようだ。