秋田駅東口のスクランブル交差点。9月末頃に変化があった。新旧の写真を並べてみる。
2025年7月。南西角から。左が駅
2025年10月初め
南から

冒頭の写真で右端、次の写真で手前の、交差点南の東西方向の横断歩道に注目。


横断歩道の道路標示(白線、ライン)の間隔が広くなり、本数が減った。
1年前に触れていた「まばらな横断歩道」のホンモノが、秋田にも出現した。
警察庁が2024年7月に、横断歩道の白線の間隔を拡大できるよう規則を改正した。白線の本数を減らすことによる経費削減が狙い。45~50センチ間隔だったのを90センチまで拡大できることにした。ただし、視覚障害者(つまり白線を視認できる弱視の人【13日追記・その他、白線の凹凸を足で感じて、横断歩道を認識する人もいるとのこと】)の安全に配慮し、視覚障害者用設備がある横断歩道限定での実施。
なお、気付きにくいが同時に「エスコートゾーン」が設置されている。エスコートゾーンとは「視覚障害者が横断時に横断方向の手がかりとする突起体の列」で、横断歩道の中央部に点字ブロックと同様の丸い突起が並んでいる。

視覚障害者誘導ブロック(点字ブロック)との違いは、歩道部分か横断歩道上か、周りの路面と色が違うか同色か。警察庁が設置を推進するよう通達しているようだが、あまり増えてはいない。秋田駅の西口側や山王周辺には、以前からあるが、摩耗が激しい。積雪地では除雪作業で削られることもありそう【13日追記・積雪時や路面凍結時には隠れるので、その存在自体、意味をなさなくなる。白線も同じことだが】。
東口のスクランブル交差点は、以前から音響式信号(視覚障害者用付加装置)は設置されていた。間隔拡大に伴い、より確実に誘導できるよう、エスコートゾーンを追加したのだろう。
この白線とエスコートゾーンは、市内の他の箇所の様々な道路標示(主に消失した/しかけたものの引き直し)とともに一括発注されていた。
しかし、東口の横断歩道は、7月の写真の通りまだ明瞭な状態なのに、わざわざそれを消して引き直した。経費削減という本来の目的と相反する。しかも、交差点に6本ある横断歩道のうち1本だけ。
というわけで、問題ないか確認するための試験的実施ではないだろうか。となると、秋田県初の間隔の広い横断歩道の可能性あり。【15日追記・15日に秋田朝日放送が報道。やはり秋田県内初とのこと。9日に視覚障害者に体験してもらう機会を設けた。】
横断者の視点で見ると、意外に違和感は少ないと思った。
横方向、車両の運転者の視点では、横断者視点よりも違和感があるが、横断歩道であると認識はできる。
道路幅は9メートルのようだが、以前は白線が10本あったのが、7本になった。測っておらず、見た目と計算上だが、最大の90センチ間隔か。
白い部分だけを踏んで渡ろうとしてみたが、かなり大股になり、現実的でない。

横から見た横断歩道といえば、ビートルズのレコードジャケットの写真。1969年のアルバム「アビイ・ロード(Abbey Road)」で、ロンドンの撮影地は観光地になっているという。
ジャケットでは横断歩道(=道路)全幅が写っていないが、近年撮影の他の写真では、白線は6本。45~50センチ間隔の日本とだいたい同じ感じだが、白線がやや太いかもしれない。ちなみに、撮影当時と現在では、数メートル移設されているとのこと。
最後に秋田拠点センター・アルヴェ14階から見下ろす。
2024年11月
現在