秋田駅東口に、白線の間隔が広い横断歩道が出現した。ここが秋田県内初であることが、報道された。
それより前のお盆頃、秋田市内某所でこんな横断歩道(のようなもの?)を見つけた。
まばらではあるけれど何か違う?
従来の横断歩道と比べた時、東口のまばらな横断歩道は、たしかにまばらだが、さほど違和感がなかったが、これはなかなかの違和感。

間隔拡大は音響式信号やエスコートゾーンといった、視覚障害者用設備がある横断歩道に限って認められたもの。信号機さえないこの横断歩道は対象外。この点からして、明らかに怪しい横断歩道。
しかも、一般的な横断歩道と比べて、白線が細く、間隔はその3倍くらいありそうで、バランスがおかしく広すぎる。
そして、白線の塗料も違う。一般的な道路標示(白線、ライン)は、路面より盛り上がっているのに、こちらは路面に色を吹き付けただけのような見た目。舗装をはがしたライフラインの工事後に、原状回復として白線が引かれる時、こういう白線が時々ある。道路標示の塗料は規格が決まっているのだが、これは規格外の塗料だと思う。
ここの場合、ライフラインの工事が行われたかは不明だが、1年ほど前に道幅が拡張されている。しかし、拡張直後は横断歩道はなかった。おそらく今年度に入ってから新たに引かれた。また、横断歩道につきものである停止線がない。道路標識もなさそう。ホームセンターで売っていそうな「横断者に注意!!」の表示(サインキューブというらしい)が置かれるのみ。
この横断歩道があるのは学校の前。境がややあいまいながら、学校敷地外のはずだから、秋田市管轄の市道=公道かと思われるが、総合的に見て怪しい横断歩道。
公道上に横断歩道を設置する権限は、警察にしかない。警察側でも、法令のほか内部規程等による条件を満たした箇所でないと、設置できない。この立地では、設置条件は満たしていないように感じる。

以下は完全な憶測です。
歩道の位置を勘案すると、学校に出入りする子どもたちは、この道路を横断することが多いはず。バラバラに横断させるより、横断箇所を指定したほうがいいとなって、何者かが勝手に横断歩道っぽい線を引いてしまった(引かせてしまった)のではないだろうか。
横断歩道を設置したいと警察に掛け合っても、基準的に難しく、せいぜい横断指導線(イオン秋田中央店前などにある)設置になりそう。指導線では、子どもにも運転者にも分かりづらくなってしまう。だからということで。
線がまばらなのは、あえてホンモノでないことを伝えたかったのか、あるいは間隔を広くできるようになったことを知って、節約しようと勘違いしたのか。普通の間隔で引いておけば、僕は見過ごしただろう。
この“横断歩道のようなもの”の存在を秋田県警が知ったら、このままでは済むまい。全国的には、勝手に横断歩道を作って事件化された事例はある。
まあ、近隣住民の車が通る可能性はなくはないが、ほぼ学校関係者しか通らない箇所だと思うので、大騒ぎするほどではないでしょう。ただ、万万が一、交通事故が発生してしまった場合、横断歩道っぽいものがあることによって、かえって歩行者が不利な扱いを受けてしまう可能性がないとは言い切れないのではないか。決まりに従った運用をするべきだと考える。