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弘南バス路線番号1

この記事に続いて、2025年10月の弘南バスの路線バス。
これまで多少触れて写真でも分かるように、2024年4月から新たに始まった「路線番号」表示と、それに伴う行き先表示の変更について。
なかなか複雑で、全貌把握も説明も難しく、しかも2025年12月の冬ダイヤから(明確な説明なしに)変更されたものもあるようで、内容に自信はありません。利用の際は、各自公式な情報を確認してください。

まず、2018年の記事と重複するが、これまでの弘南バスの行き先表示を、弘前大学前(富田大通り)経由の路線で簡単に振り返る。大型・中型/小型(リエッセ)/マイクロで表示器のサイズが異なるため、表示内容が異なるものも多かったし、同じサイズでも記載内容が統一されていないものもあった。
方向幕時代。
「35(富田大通り)小栗山」

「37(富田大通り)狼森」
「31(富田大通り)学園町」


それらの反対方向は、
「1弘前駅
【7日補足・上画像のコマをよく見かけたが、他に車両によるのか、1と弘前駅の間に、青文字で「(弘前大学/富田大通り)カッコ付きで、分数のような配置」を表示するものもあった。】
行き先の前に、1~2桁の数字が表示されていた。同じ路線・系統でも、上下によって数字が違い、弘前駅行きでは数字が細分化されていない。ということで、路線や系統ではなく「行き先」を示す番号だったようだ。
ただ、その意味が周知されていない。バス停掲出の時刻表には記載がなかった。今まで、案内所掲示・配布やホームページの大判時刻表には、その番号が表示されていたかと思っていたのだが、改めて見ると、
2020年冬ダイヤ
「小栗山・狼森線 5・45・46」
そもそも、どれが5で、どれが45で、どれが46なのかが分からない。狼森線には、狼森発南高校行きという、弘前駅に行かない系統があるので、数字の1つはそれを指すのかもしれないが。なお、学園町線は「53」。
車両の数字とまったく異なる。時刻表の数字は何なんだ?

しかも、LED行き先表示の車両では、
「富田大通り 小栗山」
数字がない。

意味がちんぷんかんぷんな上に、新しい車両にはそれが表示さえされないという、ほぼ無意味な数字。この数字を見てバスに乗った客が、果たしていたかどうか。

 

路線番号表示後は、

「15 弘前大学経由 小栗山」
「富田大通り」だと「線(道路)」を示すので位置が特定できないし、弘大前は通らず途中から富田大通りに合流する松森町経由とまぎらわしい。だから、ピンポイントで経由地が伝わる「弘前大学」としたのは理解できる。
小栗山発弘前駅行きも同じ15。狼森線、学園町線については後述。


富田大通り経由には、小栗山・狼森線と同じルートを途中から分岐して、マックスバリュ安原店へ行く路線もある。安原地区は路線網が複雑で、対弘前駅でいくつものルートがあるのだが、それはまたいつか。
2010年のLED表示では、
「富田大通り 安原団地」
以前の時刻表では「浜の町~安原線 7・8」。この系統は、藤代車庫と安原を弘前駅を介さずに結ぶ系統の派生系統の位置付けなのだが、便数としては弘前駅発着のほうが多い。
その後、路線番号表示前の段階で、安原団地から「マックスバリュ安原店」表示に変わっていたかもしれない。

路線番号表示後は、
「152 富田大通り マックスバリュ安原店」
秋田中央交通の系統番号表示によく似た雰囲気。ただし、表示器メーカーが異なるので、書体や微妙な文字サイズ・配置は異なる。
実はこの系統は、2025年11月いっぱいで消滅。弘前駅城東口~アルカディアマックスバリュ安原店を結んでいた路線と統合され、「城東安原弘前駅中央口環状線(※)」となった。番号は城東口発着路線の「8」を継承。藤代~安原は存続(154)。
環状線といっても、弘前駅の乗り場が東西で分離しているので、厳密には環状ではない。秋田市赤沼線(西口~大学病院~東口)と同じ。

 

路線番号の一覧や付番法則を知りたいところが、それもやはり情報が少ない(後述の新聞記事など一部は分かった)。
バス停の時刻表や弘前市が作成・公開する「ひろさき公共交通マップ」には、現時点では掲載なし。
ホームページでは、路線ごとの時刻表には、どの便が何番か記されている。だけど、大判時刻表では、従来通り、まとめた表示で、あまり意味がない。

2025年冬ダイヤ。以前の謎の数字と同じ位置に掲載

狼森線は「16」、学園町線は「151」。いずれも上下とも同じ番号。
となると、秋田市の系統番号と同じく、始発~経由地~終点の組み合わせごとに付番されていそう。
ところが…

弘前駅から弘前大学前を経て各方面へ向かう路線は、小栗山線(15)、狼森線(16)、学園町線(151)、安原行き(152)のほか、もう1系統ある。
自衛隊線(富田大通り経由)」。1日1往復の運行。経路は、マックスバリュ安原店までは、152番と同ルート。その後再び、富田大通りの続きである県道127号へ戻ってそれを越えて、自衛隊前が終点。
安原へ立ち寄るのがけっこう遠回りだが、自衛隊線には「門外・松森町経由」もあり(本数は若干多い)、そちらと経路をそろえたのか。
マックスバリュ安原店行きは、上記では藤代車庫発着の派生系統としたが、富田大通り経由自衛隊線の途中打ち切り系統ととらえることもできる。
その番号は、(写りが悪く恐縮です)

弘前駅前16時20分発。新型ローザで運行
「152」???
マックスバリュ安原店行きと同じ番号。
上記の通り、2025年冬ダイヤでは、安原止まりは環状運行「8」となったので、現在は解消されたことにはなるが、行き先が違うのに同じ番号というのはどういうこと?

他方面の路線でも、同様の事例がある。だから「系統番号」でなく「路線番号」ということかもしれないが、これは分かりにくいよ。何か理由があるのだろうか。
ちなみに秋田では、新設された途中発着の短縮系統で、短縮でない系統と同番号を付与した事例がある(三皇神社前始発茨島環状線、中島橋止まり仁別線)。バス会社の恣意的な付番であり、乗客としては訳が分からない。

 

時刻表にも出ているが、こんな番号も。
「H15 医療センター・弘前大学経由 小栗山」
15番との違いは、国立病院機構弘前総合医療センター(旧・国立弘前病院に、弘前市立病院が統合)に立ち寄るかどうか【4日補足・朝から夕方にかけて、上下とも毎時1本が医療センター経由】。時刻表では、医療センター経由は富田3丁目を通らないかのように見える略図だが、通るでしょ。
時刻表の「S16」は、狼森→南高校の系統。

 

ここで、2024年3月21日アップの陸奥新報サイト「弘南バス 全線マップ完成」から。
路線番号表示は、「公共交通利用促進を専門とする弘前大学大学院地域社会研究科客員研究員」が「全面プロデュース」したもの。路線マップとともに、弘南バスサイトにアップするようなことも書いてあるが、現時点では見当たらない。

1桁番号は「土手町循環100円バス」などの代表的な路線を示す。」以前触れたように、土手町循環バスは「1」だった。城東環状バスは「5」「6」「7」、城東~アルカディア~安原は「8」。「代表的」というより、中心部の特殊な形態の路線といった意味合いではないだろうか。

2桁番号は地域間を結ぶ路線や地域の主な路線、3桁番号は市街地内で完結する短距離の路線や2桁番号のサブ的な路線、イレギュラーな経路を走る路線を意味。
弘前エリアを基準に、方面別に軸となる路線番号を振り、五所川原エリアを50番台、黒石エリアを90番台とした。」。

路線番号にアルファベットが付与された路線もあり、例えば「H」は、弘前エリアでは弘前総合医療センター経由、五所川原エリアではつがる総合病院経由、黒石エリアでは黒石病院経由を示す。「S」は通学用にイレギュラーな経路を走る路線、「C」はまちなか情報センター経由を意味している。
Hospital、School、Centerの略なのだろうけど、意味の説明がされていないから、謎のアルファベットと思っている乗客もいるだろう。

なるほど。

 

2011年10月から始まった秋田中央交通の「系統番号」表示と、似ている点は多い。業界のトレンドもあるだろうけれど。
秋田はすべて3桁で、数字のみ。
桁数で、幹線かどうかを区別するのは、意味があるだろうか。乗る人にとっては、幹線だろうがマイナー路線だろうが、あれば乗るのだから。狼森線(16)は幹線扱いだが、運行本数は下り5本、上り1本しかなく、3桁でいいのでは? 途中経路は違うが、狼森の先まで行き、本数は似たり寄ったりの「座頭石線(12月から短縮されて一野渡線)」は「131」だし。
また、桁数が不統一なのは覚えにくいような気がしなくもない。
弘大前を通るのは、小栗山15、狼森16、学園町151、自衛隊152(、今冬から安原8)。枝番は、終点が近いほうから振るのだろうか。
秋田方式だと15は150、狼森151、自衛隊152、学園町153【3日修正・安原止まり153、学園町154】とかかな。秋田では方角と距離を加味して、遠いほうから付番する傾向。覚えやすさとしては、どっちもどっち?


都会など昔から番号を付けているバス事業者では、「渋11」など漢字を使うところもある。これは多くの日本人には分かりやすいが、そうでない人もいることになる。誰もがバスを使えるための番号表示なのだから、数字のみとしているのは妥当。
弘南バスでは、補助的にアルファベットも使っている。
秋田市の方式では、病院に寄るかどうかの違いだけで2つの番号を消費する(神田線の外旭川中谷地経由の有無で209と207)ので、病院で乗降しない人には覚えづらくなる。「H」で済ませたほうがスマートかもしれない。
一方、通学路線だからといって区別する必要はあるのか。数字だけでいいのでは。
なお、弘前大学医学部附属病院、弘前実業高校、弘前高校、弘前南高校など、本数が多い路線のルート上にある病院・学校には、アルファベットは付かない。【4日補足・前述の通り、小栗山線は毎時1本が弘前医療センター経由となるが、他路線のHは朝の上り1本だけが、けっこう遠回りして医療センターに立ち寄るものが多い。】
ほかに「K(ミニバス城南環状線の希望ヶ丘ホーム経由)」とか突発的なアルファベットが使われる路線もあるのだが、全貌が不明。アルファベット乱発は良くないと思う。

 

陸奥新報に戻ると、「「鉄道」「新幹線」「岩木山」「温泉」といったピクトグラム(絵記号)を表示」。
前回画像を掲載したように、弘前駅行きでは、右側に鉄道車両ピクトグラムが表示されていた。新幹線は、新青森駅経由だろうから、弘前では見られない。岩木山は後で掲載します。温泉は何線?
路線番号について、続く