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弘南バス路線番号2・桜ヶ丘方面

前回に続き、弘南バスの路線番号表示について、路線再編とともに。
今回は、弘前大学文京町地区(文京町キャンパス)裏手を通る路線を中心に。
弘前バスターミナル・弘前駅から、土手町弘前高校前、桔梗野を経て、南西方向へ至るのがメインルート。

この方面の桜ヶ丘には、1977年4月開設だという「桜ヶ丘案内所」があった。「案内所」というと窓口だけの組織っぽい名称だが、弘南バスではそうではなく、車庫機能も有していた。そのため、弘前駅方面と桜ヶ丘を結ぶ路線が、複数経路で運行されていた。
しかし、2009年春で車両配置がなくなり、2010年には完全閉鎖。以降は単なる折り返し場(秋田市でいう回転地)「旧桜ヶ丘案内所」となった。
2024年12月には、旧桜ヶ丘案内所が「桜ヶ丘北口」となり、運行形態が再編された。

具体的な路線。
まず、2024年11月まで。2022年の記事と一部重複します。

(再掲)2002年「43(桔梗野)桜ヶ丘」
2003年までは、まっすぐに桜ヶ丘を目指す「桜ヶ丘線」と、その手前で桜ヶ丘と反対側に曲がって、南高校前を通って金属団地が終点の「金属団地線」があったそうだ。住んでいた頃だけど、利用しない方面だったので記憶がほぼない。
2003年に両路線が統合されて、南高校・金属団地経由桜ヶ丘案内所行きの「金属団地・桜ヶ丘線」となっていた。大判時刻表の謎の数字は「56」。近年は減便が進んで、2023年時点では毎時1~2本。【21日追記・金属団地経由桜ヶ丘行きの幕の謎の数字は「42」だった。】

2024年4月からは、桜ヶ丘の先、久渡寺(くどじ)まで行く「久渡寺線(謎の数字55)」が、桜ヶ丘の中に立ち寄るようになり、減便を補うようになった。久渡寺線は、以前は桜ヶ丘線との重複区間は同経路だったが、2014年2月からは茂森線廃止の代替として、桔梗野周辺で桔梗野小学校前、四中校前(第四中学校前)に経路を変更している。
(再掲)2025年10月

 

他に本数が多くない路線としては、
・桔梗野を通らず、松森町、桝形、金属団地を経由する「南高校・桜ヶ丘線(58・59)」。59は、おそらく桜ヶ丘発小栗山行きの系統(2024年廃止)。(再掲)以前の表示

弘前大学のすぐ裏(「弘前大学入口」バス停、バカヤローカーブ)、西弘前を通る「ミニバス城南線(78)」。弘前駅乗り入れなし。一部はさくら野弘前店まで運行。

・市役所前へ回って、弘高前・桔梗野から緑ヶ丘の市営住宅を抜ける「ミニバス緑ヶ丘線(77)」。弘前駅、金属団地への乗り入れなし。
があった。


2024年12月の再編後。
・(桔梗野経由)金属団地・桜ヶ丘線
大部分を金属団地入口止まりに短縮。ホームページの一覧では「金属団地線(弘前高校・南高校経由)」となった。
桜ヶ丘まで行くのは一部便のみ。往路は…→桜ヶ丘北口→県営住宅前(終点)、復路は桜ヶ丘北口(始発)→県営住宅前→…と、上下で通過順が異なる。
・南高校・桜ヶ丘線(桝形経由)
全便金属団地止まりに短縮。ホームページの一覧では「金属団地線(桝形経由・南高校経由)」となった。
なお、「金属団地」というバス停もあるが、「金属団地入口」バス停のほうが駅から行って1つ手前。したがって、金属団地を通るのは桜ヶ丘発着便だけとなった。

城南線と緑ヶ丘線
「ミニバス城南環状線」、「ミニバス緑ヶ丘環状線」に。
変更点は、両路線とも弘前駅乗り入れと、桜ヶ丘団地内での環状運行化。
秋田市の二ツ屋福島線や御野場団地線と同様、往路の最後と復路の最初が重複する運行形態(いわゆるテニスラケット形。他の地域にもある)。弘南バスでは、かつての茂森線がそうだった。
秋田の場合は、環状線ではなく往復の一部が重複する扱いであり、往路の終点を越えて通しで乗車することはできない(いったん運賃を支払い、復路は改めて初乗り運賃が適用)。それが普通だと思うが、弘南バスは「環状線」を名乗る通り、往路終点を越えて復路へ通し乗車も可能。その場合は、進むにしたがって運賃が安くなっていく。かつての茂森線も同じ扱いだった。

 

以上、メインだと思っていた金属団地・桜ヶ丘線のほとんどが、桜ヶ丘へ行かなくなってしまうとは衝撃的。桜ヶ丘に入るのはミニバス路線のほうが多くなってしまったか。
ただ、考えてみれば、ミニバス2路線と久渡寺線を合わせれば、それなりの本数になる。桜ヶ丘と弘前市街地の行き来の点では、それで充分なのかもしれない。これまでは車庫があったから、全便乗り入れていただけで。


さて、それらの路線番号。

昼1本、夜2本だけになった金属団地経由桜ヶ丘行き

金属団地止まり。「弘前高校・桔梗野経由」で南高校は表示されず

どちらも路線番号は「19」。
前回の、富田大通り経由安原止まりと、富田大通り・安原経由自衛隊行きがどちらも「152」だったのと同じ。やはり、弘南バスでは、ルートは同じで行き先だけが異なる場合は、同じ番号とするのだろうか。
秋田中央交通ならば、仁別リゾート公園と秋田温泉線、県立スケート場線と臨海営業所線が同じ系統番号なようなものではないか【9日追記・新国道経由の五城目線/追分線と飯島北止まりもそうだが、その場合、先で枝分かれする五城目と追分をどう付番するのかという問題が生じる】。繰り返すが、例外的に仁別リゾート公園のクアドーム・ザ・ブーン行きと中島橋止まりがどちらも「351」という事例は、実際にある。

 

1日2本の桝形経由も確認できた。
「193」
このほか、ミニバス城南線「171」、ミニバス緑ヶ丘環状線は「181」、久渡寺線「192」。※各路線アルファベットについては省略。


ここで、時刻表を確認。


ホームページ掲載の大判時刻表。画像は2025年12月改正だが、4月改正も同じだった。
「金属団地線・桜ヶ丘線(原文ママ)」には「191」もあることになっている。


ホームページでは、路線ごとの時刻表も見られる。以前は、大判時刻表から抜き出したものだったが、現在は途中バス停の時刻(路線によって全バス停だったり一部だったり)も掲載した別形式の時刻表。クリックして開くと場合によっては見づらいので、その画像上で右クリックして「新しいタブで開く」か「画像を保存」してから見るのがおすすめ。
その時刻表には、便ごとの路線番号も記されている。左・2025年4月改正(一部バス停)、右・2025年12月改正(全バス停)
弘前駅行きで比較する。桜ヶ丘北口始発便が夏は「191」、冬は「19」。駅発桜ヶ丘行きも同様。
上の写真・19番の桜ヶ丘行きの表示は、2025年10月撮影だから、その当時は左の時刻表が適用中であり、桜ヶ丘行きは「191」のはずなのに。時刻表と実際の車両表示が食い違っていたことになる。

さらにさかのぼって、番号表示開始当初=全便桜ヶ丘行きだった2024年4月ダイヤでは「19」しか存在しない。
2024年12月の再編時に、「19」を金属団地止まりに譲って、派生系統となった桜ヶ丘行きが「191」となった(が、それは時刻表上のことで、実際の車両表示はどちらも「19」となった)。
2025年12月改正時に、時刻表上でも「191」が消滅して「19」に一本化された。
という流れになりそう。なお、2025年冬ダイヤの告知では、番号変更の言及はなかったと思う。ひょっとしたら、夏ダイヤになったら191が復活するのかもしれないが、そんなことをする意味は思い浮かばない。

 

19で始まる番号の現状をまとめると、「19」桔梗野経由金属団地入口止まりおよび桜ヶ丘行き、「191」桔梗野経由桜ヶ丘行きだったはずだが廃番、「192」久渡寺線、「193」桝形経由金属団地入口行き。

あれ? 2024年春の番号開始時に、191番だけが抜けていたことになるが、半年後に短縮することは決定済みで、空けておいたのだろうか(だがそれを実質使わなかったのがなんとも)。

 

なにがなんだか分からない。
(路線番号に限った話です)時刻表がいい加減で、車両の表示もいい加減で、そもそも付番がいい加減と言わざるを得ないのではないか。
路線番号は、公共交通に詳しい弘前大学客員研究員が全面プロデュースしたとのことだが、それでこの結果なのだろうか。


一方、富田大通りの安原・自衛隊では、時刻表上でも一貫して「192【12日訂正】152」のみが記載されていて、桜ヶ丘方面のようなメチャクチャはない。
しかし、岳温泉・岩木庁舎方面でも、2025年冬ダイヤにおいて同じような変更があったようだ。その辺りなど、さらに続く