2025年「も」なのだろうけれど、秋田市内でいくつかの建物が解体された(夏以降に集中していた)。古くから知っていたり、特徴があったりする建物が複数あったので、何度かに分けて記録する。※マックスバリュ泉店跡解体はアップ済み。
今回は、タイトルの通り、JT秋田支社=日本たばこ産業株式会社秋田支社の建物。
秋田支社は、いつの間にか、秋田駅東口の秋田拠点センターアルヴェ6階へ移転していた。Googleマップストリートビュー最新の2024年6月時点では、まだ移転していない。
旧支社は、秋田駅西口から、線路と並行な道路を南へ400メートル進み、明田地下道西口交差点の1つ手前の信号機のない丁字路を西へ入った所。中通六丁目17番26号。
2025年8月中旬。南西角
なお、南側向かいの六丁目18番地には、菓子店「かおる堂 中通ビル」という、2階建ての古い建物があった。店舗ではなく工場のような作りだったが、使われていなそうな雰囲気があり、2015年頃に解体。今は駐車場になったが、かおる堂の広告が出ているので、今も同社所有か。
気が付いた時には、建物は足場で覆われていた。
南辺西寄りの玄関には「日本たばこ産業株式会社」の表示が残る。ドアに移転告知が張られているようだが、囲われて遠いので読めない
2024年6月ストリートビューより南辺
南西の小さい交差点の角にケヤキが1本あり、2階建ての建物が建っていた。上部がひさし状に出っ張った、昭和40年代前後築の学校の校舎のような造りの、薄いグレーの2階建て。
建物南側に、少し高くなった、建物規模にしては立派な車寄せがあり、その前にツゲ(?)、ユッカ、ヤツデなどの植え込み。
そんな建物だけの支社だと思いこんでいたが、実際の敷地は、その倍以上の面積があったようだ。中通六丁目17番地の半分程度は占めていそう。
建物の東隣は、ゲートがある車が入れる広いスペースで、東辺には車庫らしきものが南北方向いっぱいに建っていた。建物の奥のほうは、荷物の積み下ろし口らしきものがあり、ストビューでは宅急便のトラックが付けている。
また、本体建物の裏・北側は、草が生えた土地があり、建物部分と同じ塀で囲われていたので、JTの敷地だったのだろう。自家用車が駐まっていたので、社員駐車場か?
11月中旬。南東から
すっかり更地になった。
南西角
残ったのは、塀と南西角のケヤキと、その下にあった喫煙所(以前は「喫煙処」の看板もあった)の灰皿。
南側から。中央右奥の黒いビルが支社移転先のアルヴェ
解体工事の工期は12月26日まで。
11月時点では「売物件」の表示が出ていた。2025年12月22日を受付期限として、三井不動産リアルティ株式会社が問い合わせ先。
【追記】2026年1月23日時点では「日本たばこ産業用地」「管理 日本たばこ産業(株)不動産室(東京03の電話番号)」の表示があり、敷地内にクレーン車などが置かれていた。
旧秋田支社の建物がいつできたのかは不明だが、見かけからして、1985年の民営化前・日本専売公社時代から使われていたはず。専売公社時代も名称は「秋田支社」だったのだろうか?
1960年代の航空写真では、これとは違う建物が建っている。しかし、1951(昭和26)年の地図(過去の記事)で、同じ位置に「専売局(※)」があるので、この場所とのつながりはかなり長かったようだ。
※戦前は「大蔵省専売局」だったのが1949年に公社化。古い地図ではそれが未反映なことになる。
中通六丁目17番地の北側は、駐車場。5年ほど前、その一部にホテルが建つ計画が浮上したが、立ち消えて駐車場に戻った。
JT秋田支社移転により、100メートル×60メートルくらいの17番地には、まったく建物がなくなった。秋田駅からも近いし、まとめて何かいい使い道がないものだろうか。だいたい同じくらいの広さの手形休下町2番地には、スーパーマーケット・タカヤナギ グランマート手形店がある。
その他、よりマイナーな建物の解体について、年明けにまた。→次は、保戸野学園通り沿い保戸野千代田町のSanko。