2026年2月28日で閉店した、秋田市のイオン土崎港店。
詳細は未定だが、同じ場所で建て替えることは決まっており、現時点で公式ホームページでは「【休業】イオン土崎港店」となっている。それに関連した記録。
閉店直前。店舗正面
分かりにくいが、上の写真で左側、駐車場スロープの下に、建物本体から飛び出たように平屋の部分がある。後から増築したようで、1階の家庭用品売り場と通路でつながっていたほか、駐車場に直接できた。最後は誰でも出品できる「フリーマーケット」として使われていたようだが、2024年8月31日までは「未来屋書店 土崎港店」があった。書店はいつできたか知らないし、それ以前には別の売り場だったという話も耳にした。
スロープ下から
その外壁。
2021年撮影。閉店時点でも変わらないはず
大きくはないプレートに黒い文字が書かれている。

「スプリンクラー専用送水口 送水圧力範囲8~10kg/cm2」
ポップ書体をぎこちなくしたような、手作り感あふれる文字であり表示板。
文字の形に切り抜いた板「ステンシルテンプレート」を当てて、上からインク(ペンキ)を吹き付けたり塗ったりしたようだ。
平屋部分の外壁の近距離に同じものが2枚あり、その前に送水管が立っている。建物本体の正面側にはなさそうだったが、裏側出入口はどうだっただろう。見ておけばよかった…
こうした送水口の表示は、消防法施行規則 第十四条の六のホ「送水口にはその直近の見やすい箇所にスプリンクラー用送水口である旨及びその送水圧力範囲を表示した標識を設けること。」に基づくと思われる。
一般に、赤いプレートに白文字で表示されることが多い。軽く検索したら、赤地に白文字で、サイズも規定されているという情報もあるが、上記の通り、国の規定ではそうではなさそう。自治体の条例で定めているのかもしれないが、秋田市では特になさそうで、白地に黒でも問題ないのだろう。
小さなお店のおしゃれな看板ではステンシルのものがたまにある。だけどイオン(設置時はジャスコ?)ほどの企業による、かつ法令で定められた表示なのだから、大きな消防設備会社辺りに発注して、一般的な赤いプレートに活字のものが設置されそうなものなのに、ステンシルなのは珍しいと思う。
たった2枚だけのために、ステンシルを作るのは効率が悪い。探せばどこかに同じ標識が設置された建物があるのだろうか。
そう言えば、リニューアル間もない、2020年3月22日(たぶん)にボヤがあったな。原因は人為的なものではなく、当日臨時休業しただけで済んだはず。
閉店セールについて。
同じイオン東北運営の食品スーパー、マックスバリュ泉店の2025年1月閉店時と比較。
正月明け2025年1月1日に、黄色い紙に黒印刷の「閉店売りつくしセール」のチラシが折りこまれた。これが閉店を知る第1報で、驚いた。1月5日~13日開催。
閉店当日の1月31日に、同じ印刷の「閉店売りつくし 最終弾」が折りこまれた。内容は全品10%OFF。
閉店発表後、買い物した人に、「ご愛顧感謝パスポート」と「秋田市内店舗限定パスポート」が裏表になったクーポンを配布。前者は1月29日まで泉店で、後者は2月中に秋田市内各店舗(総合スーパーの土崎港、秋田中央、御所野を含む)において、それぞれ1日、全品5%引きになる。限りがあるようで、閉店間際には配らなくなっていた。
iAeonアプリで泉店をお気に入り店舗に入れている人には、電子クーポン版のご愛顧感謝パスポートを配信。
今回のイオン土崎港店は、2025年9月25日の報道で2月末閉店が明らかになった。それからしばらくは、直接、客に向けた閉店告知はなし(マスコミ取材に対しては、閉店を認めていた)。
2025年12月上旬になって、正式に閉店日が決まったようで、店頭に閉店のあいさつが掲出されるなどした。
その後、チラシが折りこまれて「閉店売りつくし」が始まる。マックスバリュ泉店と違って、チラシはカラー印刷で、7回も折りこまれた。
チラシの「閉店売りつくし」の文字は、泉店の時とフォントは同じだが、配置は縦横比が異なる。「JUSCO」やその前の「J」ロゴも掲載。
7回の内訳。
第1弾 12月11日(木)~15日(月)
第2弾 12月27日(土)~31日(水)
第3弾 記録忘れ。年明け、初売りシーズン後のはず
第4弾 1月15日(木)~18(日)
第5弾 1月29日(木)~2月1日(日)
第6弾 2月12日(木)~15日(日)
最終弾 2月21日(土)~28日(土)
ただし、衣料品半額~30%OFFといったセール内容は、各弾であまり差がなかった。食料品中心の裏面は、イオン秋田中央店などと共通の商品も多かった。
最後のチラシでは、店舗の電話番号とともに、3月7日まで問い合わせ等を受け付ける旨が記されていた。泉店では、閉店翌日以降の連絡先は記載がなかった。
全品5%OFFクーポンは、マックスバリュ泉店の時と同じ。
紙と電子の「イオン土崎港店ご愛顧感謝パスポート」が2月26日まで(27・28日がお客さま感謝デーで、重複適用されないためと思われる)。
紙の「秋田市内店舗限定パスポート」が3月中。泉店の時もたしかそうだったが、「秋田市内」でありながら、マックスバリュ河辺店とマックスバリュエクスプレス新屋関町店は対象外。チラシの、閉店後の近隣店舗一覧にも掲載なし。
正面入ってすぐの日用品売り場付近では、かつて(1990年代前半頃まで?)店内やテレビCMで流れていた歌「ジャスコで逢いましょう」がエンドレスで流れていた。一部、音が途切れる箇所があった。
2月下旬辺りになると、食品売り場でも空いた棚が目立つようになった。値引いて売り切ったものもあるが、新たな入荷がなくなったこともありそう。ただ、秋田ならではなのか、米がけっこう残っていた。
その他、軽い思い出。
・少なくとも1階中央部では、少なくともソフトバンク系の携帯電話の電波が弱かった。
食品レジでアプリを提示する時に、表示に時間がかかって困った。末期には多少改善した気もする。
・少なくとも1階奥(エレベーター裏)の男性トイレでは、手洗いが2つ隣り合い、その前に一体化した鏡があるものの、その左側は曇り加工がされていて、鏡の用をなさなかった。2016年のリニューアル時に設置されたかもしれない。

2月末。JR土崎駅跨線橋から南方向
1.2キロほどに位置するイオン土崎港店が見える。標高はイオン側のほうがやや高い。その後ろには、70キロ強先の雪をかぶった鳥海山。【10日追記・ローソンに載った富士山のパロディで、本荘から見た鳥海山を記事にしていたが、これもイオン土崎に載った鳥海山かな。】
なお、手前には600メートルほどのナイス土崎店。かつてここに秋田組合総合病院があった頃は、隠れてイオンも鳥海山も見えなかったかもしれない。
閉店して3月に入って早々、壁面のAEONはなくなったようだ(ゆうちょ銀行と違って仕事が早い)。
【3月12日追記・店長について】
2026年3月11日付でイオン東北やイオンリテールの部長・店長クラスの人事異動があった。
イオン土崎港店閉店時の店長も、この日まではその職にあったようで、イオン大曲店店長へ異動。なお、この人は2024年9月6日にイオン仙台店(店長ではない)から昇任。
余談だが、イオン秋田中央店の店長も同日付で交代。2023年3月11日にイオンリテールから出向して来た人で、復帰してイオン新潟東店長へ異動。
新しい店長は、イオンベーカリー株式会社から来る(出向かどうか明示なし)が、もともとはスーパー部門(ダイエー?)の社員のようだ。