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15年目の半旗

2011年の東日本大震災から15年。
あの日の秋田市は、濡れ雪が降る寒い日だった。2026年は、時折晴れて青空が広がったが、風は冷たかった。

2025年8月15日の終戦記念日に、秋田市の官庁街の公的機関の半旗・弔旗の掲揚状況を取り上げた。国の出先機関秋田県と秋田市の機関

同じように半旗・弔旗を掲げる日になってしまった3月11日はどうか。

2025年8月15日に確認できた旗を掲げていた機関では、建て替え工事に入って掲揚塔が撤去された秋田県立体育館以外は、すべてで掲揚していた。
以下、ネーミングライツは無視。
8月の記事の掲載順で、
秋田市役所、秋田県庁、秋田市消防本部、秋田県スポーツ科学センター、秋田市八橋陸上競技場、秋田市八橋運動公園球技場、秋田市八橋運動公園硬式野球場、秋田県警察本部、秋田地方法務合同庁舎、(国)秋田合同庁舎、(国)秋田第2合同庁舎、裁判所。
それぞれの揚げかたも、終戦記念日とほぼ同じ。

八橋運動公園内の各施設は、オフシーズンで誰もいないグラウンドに向かって半旗。昨夏は試合が行われていて、他の旗と並んで国旗だけが半旗だった八橋球場は、
国旗のみ

 

秋田県スポーツ科学センター
県旗が手前側なのは変わらないが、昨夏よりは位置が上になった。

国の秋田合同庁舎は、屋上のポールに、ずり落ちたのではないかと思うほど下寄りに掲揚するのは変わらず。

秋田第2合同庁舎は、昨夏は国旗と緑十字の安全旗を半旗にしていた。
ところが、今年初めには、平常時に安全旗を掲揚せず国旗のみに変わっていた(休日でも国旗は揚げている)。今回の半旗も、国旗のみ。

 

昨夏は現地未確認で、今回新たに掲揚を確認したのは、
けやき通りの自衛隊秋田地方協力本部は、平常時も国旗を掲揚している庁舎屋上のポールに半旗。
秋田県庁第二庁舎、秋田県議会棟、秋田県生涯学習センター&秋田県児童会館は、平常時も地上のポールに国旗と県旗を揚げていて、その半旗。
秋田市保健所(+サンライフ秋田等)では、地上に掲揚塔が2本あって、平常は掲揚していないようだが、国旗のみ半旗。

 

掲揚塔があるにも関わらず、終戦記念日に旗を揚げていなかったのが、秋田第2合同庁舎隣の、農林水産省 東北農政局 秋田支局。

国旗が揚がっていた


ちょっと下寄りの半旗にした上で、国旗の上に黒い帯を掲げて弔旗にしている。昨夏の記事で、一部で事例があるのもの、作法としてはどうなのかと疑問を呈した、“半弔旗”もしくは“弔半旗”だ。
※調べた限りでは、本来は弔旗で、それが難しければ半旗、というように受け取った【12日訂正・かつて、船に掲げる際は、弔旗が基本でできなければ半旗だった。それが現在は陸上に逆転して広まって、原則半旗で、できなければ弔旗となったらしい。】。

平常は揚げていないので、半旗用に新たに用意したのだろう。なぜこのタイミングなのかは分からないけれど。


養生テープみたいなのを使って、苦労して取り付けている。


終戦記念日に揚げていなかったもう1つが、国土交通省 東北地方整備局 秋田河川国道事務所。

今回もなし
掲揚塔がある、かつ国の機関なのに、どうして揚げないのだろう。まして、震災対策や復興と関わる業務も担うはずの役所なのに。

 

他にも、掲揚塔があるのに揚げない施設があった。

秋田県立図書館・秋田県公文書館
今日は休館日ではあるが、出勤する職員も少なくないはず(照明が点灯する部屋があった)。
休館日は、以前は月の最初の平日だったが、2014年度から第1水曜日に、2019年度から毎週水曜日に変更されている。
開館日は国旗と県旗を掲揚しているので、休館日に半旗を掲げると、開いていると誤解させるのをおそれたのだろうか。
【12日補足・県立図書館は秋田県教育庁管轄(公文書館は、知事部局の総務部だそう)で、教員や学校事務職員として採用された人も多く配属されている。県立学校では半旗掲揚は行うだろうから、知らないはずはない。何らかの意思(=休館日だから、も含めて)があって、あえて掲揚しなかったことになりそう。】

 

各施設それぞれの判断があるわけだし、パフォーマンスといえばそうかもしれない。だが、まだ15年、被害は少なかったが同じ東北地方の施設としては、一考の余地があるのでは。