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弘前公園往復のバス '26.4

2026年4月13日の弘南バスの続き。駅と弘前公園の行き来しか乗らなかったので、その話を中心に。
前回の通り、乗りたいような乗りたくないようなEVモーターズ製EVバスには乗れなかったが、往復とも特徴的な車両に乗ることができた。

 

花見期間中、弘前駅~弘前公園周辺では、一般路線バスも土手町循環バスと同じ現金150円、IC130円の運賃にしてくれる。

随時運行の駅~文化センター前直行シャトルバスも、同額のはず(シャトルバスについて公式情報が一切ないので、乗らない限り分からない)。
ここでシャトルバスについて。4月13日のシャトルバスには、中型車数台(所属未確認)と、西武中古の大型車11301-2号車が使われていた。2015年は鯵ヶ沢営業所の自家用仕様の車などが応援で来ていた。近年は路線仕様車ばかりになったが、今年の満開時期には、五所川原営業所や同営業所小泊車庫からの応援があったとのこと。行き先表示は「弘南バス」、日本語のみの黄色い紙を掲出するのが長年変わらないが、毎年恒例のことで外国人もいるのだから、LEDへの登録や英字表示をしてほしい。【5月8日追記・車内の放送や運賃表示器では、シャトルバスに対応しているらしい。ならばどうして、LEDはやらないのか。乗ってからより乗る前のほうが情報提供が必要だろうに、利用者の視点になり切れていないのではと、苦言を呈しておく(秋田の某社はそれ以上な気がするけれど)。】

値引きはありがたいのだけど、特に駅前からだと何線が何時にどこから出るのか分かりづらいし(いちおう弘南バス社員の案内要員が数名出ていたが)、一般路線に乗ったら、その路線の本来の利用客に迷惑をかけてしまいそう。シャトルバスはいつ出るのか不明。結局、10分ごとの循環バスが無難かと思ってしまう。

 

今回、駅から公園へ向かうのが、13時過ぎになった。シャトルバスの黄色い紙を掲出したバスが数台待機しているが、動く気配なし。
弘前バスターミナル13時10分始発の循環バスは、乗車待ちの人数はそう多くなく、EVバスなら乗ろうと思ったが、普通のバスが来た。
ひそかに狙っていたのが、同時刻発の嶽温泉(岳温泉)行き岩木山線。
昨秋、1本後の15時10分の便に、弘南バスでは(近年多少増えたものの)レアな大型車が入っていたから、もしかしたらと期待したところ…

大型車!(市役所前到着時)
弘南バスで大型バスに乗ったのって、およそ30年ぶりでは?!
昨秋取り上げた、国際興業バス中古で貸切兼用(ワンロマ)車の11901-2号車。昨秋の15時10分発もこの車だったので、固定運用ではないようだ。
また、この後の桜が満開の頃には、この車も公園直行シャトルバスに入っていたとのこと。

 

岩木山線が入る弘前駅前6番乗り場には10人ほど待っていて、旅行客っぽい人が多かった。嶽温泉に行く人たちなのかと思ったが、ほぼ全員が市役所前 公園入口(弘前公園最寄り)で下車した。
どうしても大型バスに乗りたい人たちだとは思えない。なぜ、わざわざ選んで乗ったのか? 駅舎を出た人の視点になると、ほぼ真正面に6番乗り場があり、その案内の「弘前公園」の文字が目に入りやすい。土手町循環バス乗り場は手前だが左方になるため目に入らず、案内の社員に尋ねることもせず、まっすぐにそこに向かって、たまたまいい時間にバスがあったということではないだろうか。外国人もいたが、漢字が読めそうな人たちだった。

 

ターミナルから乗ってきた地元客もいたが、さすが大型。ちょうど全席が埋まる程度。
座席は2人掛けが多いものの、一般路線バスと同じ薄い背もたれ(補助席は撤去)。カップホルダーと、ゴムが伸びてよれよれの網袋が、段差や仕切り直後も含めた全席にあった。

 

運賃表示器は、当然ながら特別運賃に対応していて「150」を表示。ICでは130円となる説明は表示されなかった(紙掲示はあった?)が、これも当然、ICカードから130円が引き去られた。
2023年のICカード導入時点の中型・大型の在籍車では、乗車料カードリーダーは右側にあったものだが、この車など最近来た車両では左側になっていた。秋田中央交通同様、整理券発行器の近くのほうが、配線が楽なのでしょう。

 

車内放送は、同じ区間ながら土手町循環バスとは別内容なのか、初めて聞く広告があった。
「毎日食べよ 青森米」とかいうのが3回も流れた。帰りの循環バスでは、1度も流れなかったと思う。
大学病院前では、「ピッピッピッ ハッピードラッグー」のジングルがいきなり流れた(調剤薬局の案内が続いて流れた)。秋田にもあるウエルシアグループ ハッピー・ドラッグの店内では聞く(まれにあるテレビCMでも?)が、まさか車内で流れるとは。
鹿児島の路面電車などでは、ラジオCMのような車内広告があるが、弘南バス(秋田でも)で音楽が流れる広告は聞いたことがなかった。

 

駅以降、市役所前公園入口の1つ前の大学病院前までの各バス停では、乗車2人くらい、降車0。土手町循環と同ルートながら、バス停が少し少なく、大学病院内に入らないこともあって、土手町循環よりだいぶ早く到着できたはず。ただし、時刻表では13時22分着のところ、6分ほど遅れ。

土手町循環と一般路線では、市役所前公園入口バス停の位置が異なる(交差点左折前か後か)。一般路線のバス停では、降りた先に岩木山が見え、外堀の桜との共演に感動していた人がいた。循環バスのバス停では、道路横断に気を取られて、岩木山は見逃してしまう可能性がある。それに、旧第八師団長官舎のスターバックスや、市役所屋上開放の案内も、一般路線バス停のほうが目に入る。そういう点では、一般路線に乗った人のほうがラッキー。

 

公園からの帰りは、15時ちょうど文化センター前から。
ここにも案内の社員が2人いて、駅行きシャトルバスに客を乗せているのが、遠くから見えた。急いでも間に合わないだろうし、土手町循環でEVバスが来るかもと思って、道路向かいでやり過ごすことにした。
シャトルバスが出発するやいなや、土手町循環バスも追いついて、2台続行となって走り去った。案内の社員は15時までの配置だったらしく、シャトルバスに乗って帰ってしまった。

1人ぽつんと、次のシャトルバスか循環バスを待つことになったが、そんな時に限って、公園から帰る人が続々とバス停へ来て、10人以上になった。
バス停に(車両にも)英語表示がないものだから、若干不安そうな外国人観光客も(日本語会話はできる人で、近くの日本人に尋ねて安心されていた)。路線番号表示はいいけれど、一大観光地へのアクセス手段として、案内が要改善。

次の循環バスはいくらか遅れて到着。若干の立ち客が出た。
EVバスには嫌われたが、漫画「頭文字D」とレッドブルのコラボレーションによるラッピング広告バス(10401-2号車)だった。https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/taic02/20251115/20251115231834.jpg(再掲)
2022年製の大阪バス中古、レッドブル広告は2025年6月頃から。
中古車ながら、まだ車齢4年ほどで車内もきれい。座席がやや変わった色で、降車合図ボタンがレシップ製、トランスミッションは押しボタン式のトルクコンバーターAT。

 

まさにフルラッピングで、客席窓も、上段の開閉部分以外は全面ラッピング貼付。
弘南バスでも、秋田中央交通でも、他に採用例がない。ただ、現在の中央交通では、100周年とAkiCA導入を記念したラッピングバスがあり、それは側窓の一部にラッピングがかかっている。不透明なフィルム(多少の光は透過するかも)にベタ塗りしたシールなので、その部分は、車内から外が見られなくなっている。

一方、レッドブルラッピングは、
小さい穴が開いていて、いちおう外が見える
穴のサイズ感や全体の雰囲気からして、この記事で取り上げた、かつて秋田市営バスが採用していた窓ガラス広告や、2013年に秋田駅東口のガラスに貼られていたのと同じものだと思われる。

 

ラッピング用フィルムは、住友スリーエム株式会社が発売していると認識していた。ところが同社は、2014年に住友グループを離れて3Mの100%子会社「スリーエム ジャパン株式会社」になっていた。車輌用ラッピングフィルムは何種類も出しているが、そのうち「穴あき」は1つだけ。
「3M(TM) スコッチカル(TM) グラフィックフィルム 8170-P50」。
公式サイトには「このフィルムはたくさんの小孔があけられており、その穴を通して一方からの視認性を保つことができます。」「開口率約 50%」

 

秋田市営バスの窓ガラス広告を初めて目撃したのは、1993年11月26日だった。
マイナーチェンジはしているかもしれないが、30年以上前からのロングセラー商品なのだろう。
秋田市営バスでは2002年春で窓ガラス広告がなくなったから、バスの窓から穴開きフィルム越しに外を眺めるのは、24年ぶりのはず。

 

そういえば、秋田市営バスの窓広告では、経年によりフィルムの端がはがれてめくれることが多く(シールは車内側に貼付)、さらにそこが欠けてしまうこともあった。現行品でも耐用年数は「1 Year」としており、現時点ではまだ範囲内だから、ぴったりくっ付いていた。いずれは、めくれてしまうのか…

弘南バスが管理運営する岩木山スカイラインの冬季閉鎖明けの一番バスは、2025年は恐ろしいことにEVバスが充当されていた。
2026年は、この車が担当。そもそも、弘南バスでこの広告が実施されたのは、岩木山スカイラインでの実写動画が撮影されたのが縁らしいから、ふさわしい役だった。だけど、せっかくの車窓風景を穴越しに眺めることになるのは、もどかしいだろう。

 

※弘前の次の記事は、弘前駅の弁当販売店