秋田で落葉樹が芽吹いて、およそ1か月。
深緑と比べて、新緑の頃は、樹種ごとの緑の色合いが微妙に異なるように見え、いろんな木があって林や森や山が構成されているのだと思わされる。
保戸野の旭川堤防から。橋は新中島橋(過去の記事)
上の写真で、太平山手前の低い山。横切っている高架のようなものは、県道41号・横山金足線の手形山大橋。この左側が斜面に「 )❘( 」=水と記されている、秋田市上下水道局 手形山配水場。
したがって、手形山の一部分。複数の丘が連なるように見えるが、特に名前はなさそうなので、まとめて「手形山」でいいのでしょうかね。
この部分の木々がずいぶんカラフルに見えた。紅葉の時期でもないのに赤っぽいのが気になる。※肉眼では写真以上に赤く感じた。
この時期なら、フジやニセアカシア(ハリエンジュ)の花が咲いていることもあるが、赤くはない。芽吹きの時に赤くなる木もあるけれど…
同じ手形山でも、秋田大学手形キャンパス裏手~太平山三吉神社付近では、赤い木は見当たらない。
ということで、鈴を鳴らしてクマに警戒しつつ、行ってみた。
橋を手形山地区側から渡ると、すぐカーブして、県立秋田高等学校の裏から続く谷(大松沢?)を越えるが、その地点。
この中にクマがいるのかもしれない

なんのことはない。枯れた松だった! 橋に近い斜面から、もう1つ向こうの斜面まで、本数は多い。
広葉樹らしき枯れ木も少しあったのは、ナラ枯れか?
枯れ木も山の賑わいとはよく言ったものだけど、手形山に、あるいはこのような環境の山に、まとまって松が生えているのが意外だった。また、手形山の場合、秋大裏~三吉神社付近で松枯れらしきものがなかったのは、杉が多く、松は少ないのだろう。
枯れた松はアカマツか。クロマツよりは抵抗性があるそうだが、松くい虫だろうか。
※寺内油田の旧国道の一本松はクロマツで、すす葉枯れ病により枯死・代替わり。
橋のすぐそばでも、
枯れた松
ただ、その手前に青々とした松もある。クロマツ??
Googleマップストリートビューでさかのぼる(現地に行くより先に確認すべきだった)と、この記事の写真の付近では、2024年5月時点では、若干枯れ始めている程度。2年で悪化したことになる。
ここより北側では、2018年から2022年にかけて枯れ始めた箇所もあった。
【6月14日追記】6月14日付秋田魁新報トップ記事によれば、近年、秋田県で松くい虫被害が再拡大している。被害面積は2000年代後半以降落ち着いていたのが、2020年から増加傾向にある。全国的にも増えているが、山形県庄内地方や秋田市(飯島「夕日の松原」など)・潟上市の沿岸部で被害が大きい。(以上追記)
なーんだと思って、周りの木に目を向けると、緑の中に白いものが点々と。
後ろは枯れかけの松
終わりかけだが、白くて大きな花がいくつも咲き、それぞれを取り囲むように大きな葉が放射状に広がっている。木自体も大木だが、葉も花も大きい【25日補足・日本の自生種として、花も葉も最大級】。
そして、橋の歩道まで甘い香りが漂う。
ホオノキのようだ。
スマホ写真のトリミングで恐縮です
モクレン科モクレン属なので、コブシやモクレンに似ている。朴葉味噌などにも使われるが、秋田ではそこまでなじみがないと思う【25日補足・田植え時に、きなこごはんを朴葉で包んで食べる地域があるとのこと】。庭木では見たことがあったが、自生は初めて見たかもしれない。
橋から見える谷の周りで、数本のホオノキを確認できた。
満開のホオノキを見てみたいし、松枯れ後の手形山も気になるけれど、クマには用心しないと。