似たような気持ちで好きだったものがある。
国際タクシー
勝平タクシー
秋田中央タクシータクシーの屋根の旗である。
目立つ色でひらひらする姿がおもしろかっただけでなく、すべてのタクシーではなく、しかも常時掲げているわけではないこと――つまりレア感――が良かったのだろう。
40年以上経った2025年時点でも、秋田市のタクシーの旗の状況は、さほど変わっていないと思う。
文字が読めるようになって分かったが、旗には「交通安全」と記されている。つまり、交通安全運動の期間中に掲出されるのだった。
タクシー会社以外でも、車両側面に「交通安全運動実施中」といったマグネットシートを貼る場合があるが、それと同じ趣旨なのだろう。周りの運転者や歩行者に周知啓発するとともに、自社ドライバーの気を引き締めさせるといった(運動期間に関わらず、交通安全は心がけるものですが)。
旗を掲げているのは、一部のタクシー会社だけ。
秋田駅西口で待機するタクシー。旗を掲げるのは少数派2025年夏で確認できたのは、国際タクシー、秋田合同タクシー、秋田中央タクシー(秋田中央トランスポート)、勝平タクシーの4社。
比較的新しいタクシー会社や個人タクシーでは見たことがない。
秋田中央タクシーのタクシーでは旗を出しているが、同社のバス、そして同社の親会社の秋田中央交通では、マグネットシートなども含めて特に周知は行っていない。
秋田中央タクシーのタクシーは、元々は「秋田フタバ観光」という別会社だったのが、1981年に中央交通系列に入ったとのこと(2015年4月20日の記事)。フタバタクシー時代の習慣が、今に受け継がれているのかもしれない。そして、それがバスには波及しない。
旗そのものに注目。
合同タクシー
中央タクシー。ボロっちい秋田市内の4社は、同じものらしい。横に長い三角形の、蛍光色のようなやや緑がかった黄色(黄緑色ほど緑ではない?)で、丸ゴシック体の黒文字で「交通安全」と書かれている。触ったことはないが、若干光沢があり、ぺらぺらした感じに見えるので、ポリエステル(テトロンポンジ?)などの化学繊維か。
昔は、ピンク色の旗もあったような気がしなくもないが、自信はない。
全国的にはどうなのか。「タクシー 交通安全 旗」で画像検索しても、あまりヒットしない。「行われる土地は限定的」ということなのかもしれないが、秋田市のものがまったくヒットしないことを踏まえると「あちこちで行われてはいるのだが、それを意識する(ネットにアップする)人が少ない」のかもしれない。全国どこででもやっているわけではなさそう。
札幌市や帯広市では、秋田市と同じと思われる旗を掲出するタクシー会社があった。
その他、別デザインの交通安全の旗を、前バンパーの端に掲出する会社が、京都市などにあった。この位置には、祝日に日の丸を付ける会社もあるそうだが、秋田市では見かけない。
昔、好きだったわりに、今まで気付かなかったのが、旗の取り付け場所。
アンテナに結んでいるのかと思っていたら、違った。上の写真参照。
4社とも、車体側のドアの枠の、金属のモール状の部分(名前がありそうだけど知らない)に、金属製の台座をボルト2本で取り付け、そこから金属の棒が真上に伸びいる。旗は紐で結ぶのではなく、旗の端が袋状になっていて、そこを棒に差しこんで、すっぽりかぶせているようだ。
アンテナに付けるよりも、旗がきれいに見えてズレないし、取れにくそうだが、台座の着脱は手間になりそう。【21日追記・交通安全運動が終わった21日時点っでは、台座と棒はそのままの車が多そう。通年つけっぱなしなのかもしれないが、汚れそう。】
ドア枠の中では、前から後ろまでどこでも取り付けられそうだが、4社とも中央に取り付け。どちら側のドアかはまちまちで、確認した限りで、国際と勝平は運転席側、中央は助手席側、合同は不統一。

そして、未確認の勝平タクシーの3社では、各社のすべての車両に旗を付けているわけではなかった。
旗を付けるのは、クラウンやコンフォートといった典型的なタクシー用セダンタイプの車だけ。最近増えている、コンパクトカーなど3ボックスタイプの車では、取り付けていなかった。構造的に台座が取り付けられないのかとも考えたが、札幌では、ジャパンタクシーに取り付けているところがあるので、そうでもないのか。
3台とも合同タクシー秋田市に限れば、タクシーの旗はいずれなくなってしまうのかもしれない。