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静岡の横断歩道

ちょこちょことアップしている、3月の静岡旅行記。※前回の記事
以前から感じていたが、静岡県静岡県民について感心していることがある。
それは、信号のない横断歩道における、ドライバーの歩行者保護(歩行者優先)が、かなり徹底されていること。

法律ではそれが当然ではあるのだけど、昨年の日本自動車連盟JAF)の全都道府県での実地調査によれば、歩行者がいる横断歩道で停まった車は、全国でわずか7.6%だったという。
JAFの調査では、都道府県別の数値は発表していない(発表したのはドライバーへのアンケート調査)が、停車率が最高だった県だけは公表していて、41%の長野県だったとのこと。
今回、静岡では少なく見積もっても過半数が停まっていたと感じられた。

法律で決まっていたとしても、停まったことで追突されたり、反対側車線の車が停まらない状態で横断させてはかえって危険だったりして、停まりたくても停まらないほうがいい場合もあるだろう。
時間や天候などの条件もあるが、JAFの調査では夜間や悪天候時は調査対象外としており、この点はある程度考慮されていると思われる。
だけど、車は、横断歩道では歩行者を先に渡らせるのが大原則。

静岡県三島市伊豆箱根鉄道三島広小路駅前の三嶋大社前から続く道路、県道22号線。
(再掲)
さほど速度は出ていないものの両方向とも断続的に車が流れる状態。
それでも、横断歩道に歩行者が立つと、ほぼすべての車が両方向ともぴたりと停まり、横断させていた。それが当然のように何度も繰り返されていた。

三島市の北、裾野市御殿場市辺りの片側1車線の県道21号線も、車は比較的速度が出ていたが、同様。


我が秋田県
秋田県警察本部は数年前から「(横断者と運転者が)手で合図し合う運動」、加えて今年辺りからは「秋田の道路は歩行者ファースト」を推進している。
それによってほんの多少は改善されたとはいえ、まだまだまだまだ不十分。

住宅街の道をたった1台だけ車が制限速度内で走って来て、そこの横断歩道で子どもが渡ろうと立っていても、なんのためらいもなく(?)停まらない車が珍しくないのが実情。
ほんの数秒間、ブレーキを踏めば済むことで、時間や燃料のロスなどほぼないはず。
そういう運転者は、まさか法律を知らないのか、よほど視野もしくは心が狭いのか…
交通量がある道ならともかく、閑散とした住宅街でもこんなことでは恥ずかしい。秋田県警察本部は、もっと厳しく指導取り締まりを行うべきだ。
一方で、車が多い道で横断歩道でないところを渡るなど、危険な歩行者も見受けられ、その教育も必要。

秋田(や青森も似たような状況)と静岡で違うのは、積雪地かどうか。雪が積もっていれば横断歩道の存在が分かりにくいし、むやみに停まればスリップするかもしれない。その意味では秋田は分が悪いけれど。
静岡がこういう状況なのは、県民性なのか、静岡県警察本部が何か特別なことをやっている(過去にやった)のか(だったらぜひ秋田県など他県へ伝授するべき)。
【18日追記】一般人から県警職員、さらに県警本部長(は警察庁から来ているので知っているかもしれないけど)や県知事まで、秋田県民の多くに、静岡の状況を見てもらい、秋田の実情と比べてもらいたいものである。


話がそれますが、秋田県青森県では、夕方から夜にかけての歩行者の交通事故防止のため、近年、歩行者への反射材着用を勧めている。車がライト点灯してくれていれば、一定の効果はあると感じるが、使わない人がまだ多い。
路線バスの放送広告で知ったのだけど、静岡県では「自発光式反射材」を勧めていた(2012年からとのこと)。自発光式反射材とは初めて聞いたし、矛盾するような名前。その名の通り、LEDなどを内蔵して自ら光る機能を付加した反射材。
値段は高そう(静岡県警などでは100円ショップでも売っていると告知しているけど、そうなの?)だけど、効果はより高いだろう。【18日追記】今後は自発光式が主流になっていくのだとすれば、秋田県は遅れを取っていることになる。


ところで、
沼津市の道路
車道に縦長のひし形がペイント(道路標示)されている意味はご存知だろうか。
「この先に、信号機のない横断歩道(または自転車横断帯)がある」ことを知らせるもの。まさに上記の歩行者優先に直結するもの。
ひし形を2つ前後に並べるのが原則なのだが、最近の秋田県警はそれを無視(?)して、ひし形1つで手前に「横断者注意」と文字を標示したり、ひし形1つで済ませてしまったりしている。

それはともかく、静岡のひし形は、秋田のひし形とは違う。
何度も静岡県に来ているけれど、初めて気づいた。昔からこうだったっけ?
秋田県のひし形
静岡のは線が細く、かつひし形の線がつながっておらず、上下で1か所ずつ途切れてすき間が空いている。
秋田県では線が太めで、切れ目なく1本でつながっている。

全国的には、秋田のような線が閉じているのが標準のようだが、静岡など一部では開いたひし形が採用されているようだ。
すき間があるのは、線で囲まれた中に水が溜まってスリップなどしないよう、逃げ道を開けているのだと思われる。横断歩道の線に昔は縦線があったのがなくなったのも、同じ理由。
静岡では、上下とも車から見て左側に切れ目が入っているが、どこの都道府県かは不明だが、静岡とは切れ目の位置が違う(下は右側が切れているなど)ところもある模様。
【18日追記】Wikipediaによれば、線の太さ(幅)は、秋田県など多くは標準の30センチ、静岡などいくつかは20センチ、佐賀県は15センチとのこと。

法律は全国同じでも、各都道府県警察本部ごとに内部規定や方針があったり、単なる気まぐれだったりで、違うことがけっこうあるのだ。


最後に、富士宮市富士宮駅と富士山本宮浅間大社の道中の県道76号線。

2010年に紹介した、押ボタン式信号のトラの顔の押しボタン箱は、実はここのもの【19日補足・近くに小学校がある】。変わらず設置されていて再会できた。
(再掲)2010年

7年前より傷が増えて、風格が出た?
以前はこれが「トラちゃんボタン」という名前であることを現地で知った記憶があるけれど、今はどこにもそんなこと書いてない?
上の白い板
ボタン上部の縦長の板に「トラちゃんボタンをおしてね」と表示されていたのは、すっかり薄れてしまっていた。

でも、やっぱりボタンが引っこんでいて押しづらそう。
ここにこそ、秋田県で導入が進んでいるタッチ式ボタンが向いているかも。

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