秋田中央道路の地下トンネル中央街区出口と一般道路の合流点手前の交差点も奥の交差点(中央通り)も、縦長の信号機だが、手前の青になっている信号機の全色と奥の赤になっている信号機の下段の青灯が、通常とは違った趣き。
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信号機本体のLEDの前に、縦方向に細かい板(ルーバー)が入った箱が取り付けられている。斜めの車線や遠くから誤認されないよう、正面だけから点灯している色が分かるように、見える角度を制限する仕掛けだ。
島根県では、特殊なレンズ(フィルター)を使用して角度を制限していたが、秋田県ではルーバータイプが主流で、変則的な形あるいは連続した交差点や踏切の先の交差点などで、近年積極的に採用されている。
そのルーバーの箱のせいでよろいを身にまとったようで不格好な信号機だが、信号機上部が通常の信号の庇のように円形でなく平らになっているので、雪が積もりやすい。箱形では滑り落ちることがないわけだから、もっと大量に積もれば、点灯部分(赤と黄)が隠れて見えなくならないだろうか? 少し角度を付けるとか、ヒーターを付けるとか対策が必要かも。
次は歩行者用信号機。
風が強い秋田市は斜めや横から雪が降る(吹き付ける)ことが多い。
後ろの標識だけでなく、信号機の点灯する部分にも雪が付着しているうっすらだから、さほど視認性には影響がないが、発熱する電球式と比べればLED式は雪が消えるのに時間がかかるかもしれない。
さて、LED式の歩行者用信号機が出現した当初は、上の写真のように、電球式の信号機と同じボディ(本体)にLEDを取り付けていた。これは分厚いブラウン管式テレビの箱に液晶テレビをはめこんだようなもの。
その後、LED式が量産化されると、本体そのものが非常に薄い製品が作られ、現在はそちらが主流になったようだ。また、庇がとても短くなり、5センチあるかないか程度。初めて見た時は、そのコンパクトさに驚いた。
左は電球式、右が薄型LED式電球式は庇に雪が積もっているだけだが、薄型LEDは青の庇に積もった雪と赤の点灯部分にべったり付着した雪が一体化している。
場所が違っても同じ付着の仕方これも視認性にはさほど影響ないが、庇の短さが災いしているように思われる。
もっと庇が長ければ点灯部分には付着しにくいのではないだろうか。もしくは、思い切って庇がなくても積もらないからいいかもしれない。
なお、秋田県内で最近設置された薄型LED式歩行者用信号機は、庇だけは従来型と同じ程度の長いものが取り付けられていた。
一般的(全国的)には、LED化で視認性が向上し日除けの必要が低くなったことと、庇が長いと左折車両が接触して破損する場合があるため、短くなったのだと思われるが、雪国ではそれに従うわけにも行かないということか。
雪国の信号機は難しい。雪質や気温・風などの条件もあるから簡単には解決しないと思うが、今後とも、検討・改善を期待したい。
【2010年6月4日追記】このような対策も検討されていることが分かった。
最後に、
押しボタン式信号の押しボタンボタン面に固い氷状の雪がべったり付着していて、どこを押せばいいのか分からない。雪は少し汚れており、電柱にも同じように付着しているので、ロータリー式の除雪車が寄せていった雪が吹き付けられたのだろう。
ここは学校の正門前で、そろそろ小中学生が通る時間帯。ボタンを押せずに渡れなかったら困るので雪を取り除こうとしたが、がっちりくっついていて、なかなか取れない。
しばらく格闘すると、
カパっと取れた!ボタンや表示部の跡が雪に転写されていて、型を取ったよう。
これは仕方のないことだが、子ども達が安全に通行できるよう、通行人・周辺住民・教職員など、我々大人がこういう部分にも目を向けるように心がけたいものだ。
雪国の暮らしには、信号機関連だけでもこのような苦労があります。
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