※ここでいう「トラブル」とは、各端末で個別に発生する、詰まりなどの物理的な支障を指します。
僕は以前、同行していた人が巻き込まれた現場に居合わせたことはあった。数年前、某地方銀行の店舗外のATMで。預け入れた紙幣に激しい破損があったようで、通帳と紙幣を飲み込んだまま「取扱停止」になってしまった。
備え付けのインターホンを取ると、おじさんが出て、状況やその口座の名義を聞かれていたようだ。
僕は用があって、そこまででその場を離れたのが、その後、警備会社(?)から人が来て対処をしたりなんだりだったようで、結構時間がかかったらしい(人が来るまでATM前でじっと待つ必要はなかったようだが)。
ついに、僕も先日、ATMトラブルに遭遇してしまった。セブン銀行のATMで。
(再掲)セブン銀行のATMは、カードを挿入することが操作の第1ステップ。(ゆうちょ銀行などのATMもいきなりカードを挿入しても受け付けてくれるはずだが、標準的には最初にタッチパネルで何をしたいか選ぶ)
セブン銀行ではないネット銀行のキャッシュカードを入れ、画面が変わるのを待った。
そのカードは、磁気とIC両方に対応しているもので、セブンATMではICカードとして認識する。通常なら「ちゃららーん」と音がなって、アニメーションが表示されるはず。
しかし、その時は、「読み取っています」みたいな表示が出た後、「使用休止(“中止”ではなかったはず)」になってしまった!
なんてこった!!
急いでいたわけではないし、カードを取られただけで現金は取られていないが、上記地方銀行ATMの一件が脳裏をよぎり、数十分は拘束されるんじゃないかと予感した。
セブン銀行ATMの設置台数が少ない秋田なんだから、人員が手薄でもしかしたら相当待たされるかもなんて考えもした。
インターホンを使う以外には道がない。
受話器を取ると、一般電話と同じような呼び出し音(本当に電話回線を使っているのかもしれない)がし、すぐに女性が名乗って電話に出た。
コールセンターがあるのだ(別会社に委託している)。地方銀行の件でおじさんというイメージがあったのでちょっとびっくり。
状況を聞かれたので「カードを入れたら、使用停止になり、出てこなくなった」と伝える、そして「挿入したカードはどの金融機関のものか」を聞かれた。カードの名義は聞かれなかった。
そして、一瞬間があり、「確認が取れましたので、カードをお戻し致します。カードが出てきましたらお声がけ(←っていう言葉が最近流行ってるのね)ください」。
人が来るのではなく、遠隔操作で返却してくれるらしい。
それと「大変失礼でございますが、お客さまのカードが曲がったり変形していたということはございませんでしょうか?」と聞かれたので、それは「ありません」と否定。
おそらくそういうカードが入った状態で遠隔操作すると、ATM自体が壊れる恐れがあるからではないだろうか。
10秒くらい経っただろうか、ATMの中で「がちゃ、がちゃ」と音がしだした。「出てまいりましたでしょうか?」とか聞かれたので、「音はしていて出てきそうだけど、まだです」と答えておく。
さらに数秒で、カードが帰って来た!
その旨伝えると、「ご迷惑をおかけしました。この後、ATMの復帰を行います。通常ですと1~2分(2~3分だったかも?)でお使いいただけますので、お待ちください。コールセンター○○がお受けいたしました」
とのことだったので、どうもと言って受話器を置いた。画面はまだ「使用休止」のまま。
近くをうろついて、3分ほど経ってから戻ると、言われた通り復旧しており、同じカードで難なく取引ができた。
原因は何だったんだろう。
今回使ったカードは、1か月以上使っていないカードだった。平らにして保管していたので、電話でも聞かれたような曲がりはなかったはずだし、磁気カードなら磁気が弱くなって読み取れない場合があるがICならそれもないだろう。
僕が使う直前に、別のお客が電子マネーnanacoへのチャージを行なっていた。それが終わって、使用できるようになってすぐに、僕がカードを入れたので、もしかしたらそのタイミング(挿入できる表示ではあったが、ATMの中ではもうちょっと待ってほしかったとか)だろうか?
トータルでの所要時間は5分程度。とてもスピーディーだった。コールセンターの対応も不満はなかった。
これはカードだけで現金が絡んでいないトラブルだったせいもあるだろう。ネットで検索すると、セブン銀行ATMでも、現金が関わったトラブルでは警備会社が来るまで30分近く待たされたというような話も出ている。でも、そんな場合でも、待たなくても済むような対処(確認後、後日口座に入金)を提案してくれたり、人が来るまでの残り時間が表示されるなど、気が利いた対応があるようだ。公式サイトによればインターホンでは英語でも対応してくれるそうだ。
さすが全国に1万5千台のATM網を擁し(ゆうちょに次ぐ多さ)、ATMを主力業務とするセブン銀行だけのことはある。
地方銀行のような実店舗がある金融機関においては、店舗設置ATMで店舗営業時間内であれば、トラブル時には行員が出てきて親切丁寧に対応して、粗品の一つでもくれるんじゃないだろうか。(ゆうちょの通帳が磁気エラーかなんかでATMで使えなくなった時、郵便局窓口に持って行ったら、ポケットティッシュをくれた)
だけど、店舗外や時間外であれば、それは不可能だし、本格的なコールセンターを置いたり委託するほどのATM台数がない所が多そう。
一方、ネット銀行では、店舗がない(または極めて少ない)だけに、そして他行の顧客にも使ってもらえるために、こういう面でのサービスを充実させているのだろう。
今後、セブンイレブンの秋田進出で台数が増えるだろうから、これからも安心して使えそうだ。