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東山動植物園1

名古屋で動物園に行ってきたので、何度かに分けてアップします。
名古屋の動物園は、コアラで有名な東山動物園だが、正式名称は「東山動植物園」。植物園もある大規模なもので、年間入園者数では上野、旭山に次いで国内3位。
僕は前に1度来たことがあったが、その時は天気が悪いのと時間がなかったので、植物園はまったく見られず、動物園もざっとしか見られなかった。でもなかなか見応えがありそうだったので、今回、改めて時間を取って見学することにした。

アクセスは名古屋市営地下鉄東山線」を使えば、名古屋駅から乗換なしで20分程度で着く。ただし、黄色いラインの東山線は名古屋中心部の栄を通るためか、混雑が激しい。そこで、名古屋から途中の今池駅まで、東山線とほぼ並走している赤いラインの「桜通線」に乗ってみると、ラッシュ時間帯のはずなのに驚くほど空いていて快適に移動できた。こうふうに、ちょっと別ルートを探せばラクに移動できるのは、東京でない大都市ならでは。

動植物園にはいくつか門があり、地下鉄東山線の駅からは2つの門が利用できるが、最寄り駅が違う。それだけ広いわけだ。
植物園側から入園するには「星ヶ丘」駅が最寄りの「星ヶ丘門」。ちなみに近くに「あみん」の2人が出会った椙山(すぎやま)女学園大学がある。
1つ手前の「東山公園」駅で下車すれば、動物園側の正門がすぐそば。今回はこちらから入園した。案内に従って地上に出ると、
ビルや道路とともに東山が目の前にある
スクランブル交差点を渡って行くが、その音響式信号のメロディが「オウマ」(♪お馬の親子は仲良しこよし)だった。
正門
入園料は公営動物園としては標準的な500円(年間パスポートは2000円でやや高め)。ただし、名古屋市交通局の一日乗車券類を提示すると、2割引の400円で入園できる特典があり、僕も利用した。名古屋駅から東山公園星ヶ丘までは地下鉄で片道260円、一日乗車券は600円から850円(曜日や有効交通機関が異なる)だから、日程に合わせて使えばお得です。※入園当日に有効な一日乗車券に限る。利用の際は交通局のサイト等でご確認ください。
エンピツ型のタワーは隣接する「東山スカイタワー」で夜景も楽しめる。動植物園とは別の施設で、それぞれ入場料が必要(2割引相当の共通入場券がある)。

紅葉の見頃で暖かな晴天とはいえ、平日。秋田市の大森山動物園ならお客はまばらだろうが、東山には親子、カップル、老夫婦などたくさんの人が来ていた。温暖な気候もあるだろうが、さすが200万都市名古屋市だ。

さて、最近の動物園は見せ方を工夫しているが、東山動物園は正直に感じたことを言わせてもらえば、立地がよく広い面積にいろんな動物がいて恵まれてはいるが、工夫が足りない気がした。
例えば、昔ながらの檻で展示される動物が多くて見づらい。エサやり時刻を公開してはいるが、動物どうしで時刻が重なることが多く見づらいし、飼育員が現れてエサを与えるだけ(大森山などは動物ごとに時間をずらして掲示や放送で周知し、飼育員が解説しながら給餌するのに)。など。
園内の看板
「再生プラン」という大がかりな展示方法の改善計画があるようだが、新市長のカワムラタカシさんは乗り気でないらしい。名古屋市の財政や市民・議会の意向は分からないが、現状のままでは時代遅れの動物園になってしまうと僕は思う。何らかの改善は必要じゃないだろうか。大都市だから黙っていても客が来るのだろうが、環境や展示動物は揃っているのだから、工夫次第でもっとお客を増やせる(=市の収入が増える。駐車場代や地下鉄運賃なども含めて)はず。
真新しい猿山(ニホンザル舎)があった
が、誰もいない。
 
屋根なしガラス張りのデッキが猿山内にせり出してあり、そこから観察できるようだ。野生に近い姿で動物を見られる、いわゆる行動展示を取り入れたらしい。
デッキの出入口は封鎖されており、
こんな掲示
少し詰めが甘かったのか、新猿山にサルを入れたら1頭に逃げられてしまい、改修が必要になってオープンは延期されてしまったようだ。この時点では工事はされていなかった。
ほかにも園内を周るモノレールは、点検時のミスによる部品脱落事故のため運行休止中(代わりに野球選手が乗るような電動カートを200円で運行していた)だったりとちょっと分が悪い。
なんてことはこれぐらいにして、町中で500円で丸1日楽しめる施設であることには違いない。以下は園内の景色や動植物をご紹介します。

園内は紅葉が盛り。
サイと紅葉
♪シマウマの縞をぐるぐる取って 軽トラに付けたら
縞トラ?!
いろんな動物がいる。
耳が小さいアジアゾウ
昔は「インドゾウ」と呼んでいたが、現在は種名としては「アジアゾウ」と呼ぶのが一般的(アジアゾウの亜種の1つにインドゾウがある)。3頭いるが、この2頭は牙が見えないからメスか。
夕日を浴びるのはアフリカゾウ。お腹の皮がたるんでる?
国内最高齢だったオスが死んでしまい、現在はメス1頭だけ。アフリカゾウはメスも牙が長い。
展示場所は離れているが、1つの園で2種のゾウを飼育しているのは珍しい。

ほかにも、熊類(アライグマとかアナグマは別ですよ)がたくさんいて、エゾヒグマ、ニッポンツキノワグマ、マレーグマ、ホッキョクグマそして
ボサボサの「ナマケグマ」。顔がかわいい
「うわっ! この熊ソバージュかかってる!」とビックリしている人がいた。
目の周りが特徴的で、南アメリカに生息する唯一の熊である「メガネグマ」
以上6種いて、展示場が隣接しており、比較できる。日本動物園水族館協会のサイトによれば、国内でメガネグマを飼育するのは4園、ナマケグマは2園(東山と円山)だけ。
日本の動物園にいる熊は、この6種以外では「アメリカグマ」だけのようだ。東山は日本でいちばん多くの種の熊を飼育する園ではないだろうか。

園内はとにかく広大で、動物園だけでも全部見るのは大変。坂道どころが階段かエスカレーターかケーブルカー状エレベーターで上るほど標高差のある展示場もある。大森山や札幌の円山も山の起伏を利用した動物園だが、これらは山の一部を利用した程度、東山は山全部が敷地というのに近い。だからこそモノレールも必要なんだろうが、移動だけで疲れてしまい、結局今回も植物園側は一部しか見られなかった。
植物園側から動物園側を見る
この後方にまだまだ植物園スペースが広がる。池の向こうが動物園部分。
後日に続きます。