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新中島橋の貝

秋田市中央地域の東側、保戸野金砂町と千秋中島町の間の旭川に架かる市道「新中島橋」。
秋田工業高校と秋田北高校の間の橋、奥羽本線旭川橋梁の1つ下流の橋と言えば、通じる人も多いはず。

新中島橋に対して「旧中島橋」などがあるわけではない。おそらく、昔「新中島町」があったので、それが由来なのか。あるいは江戸時代に旭川が付け替えられた一帯なので、その関係もあるのか。由来についてはこれ以上追求しないでおきます。
※たもとには旭川水位観測所があり、少し下流にはお城への抜け穴伝説がある。

ただし、秋田市内には新中島橋とは無関係の「中島橋」がある。このずっと上流、仁別。旭川に、支流の仁別川が合流する直前の橋で、バス停の名前になっている。仁別字中島という地名。
さらに別の「新中島橋」もある。正しくは「仁井田新中島橋」で、その名の通り仁井田字新中島所在。古川かな。


旭川の新中島橋へ戻って。
秋田市の資料によれば、1968年架設、橋長40.8メートル、幅員5.5メートル。ただし現地の銘板では「昭和44年3月竣工」と1年ずれている。

1970年代架橋が多い市道の橋の中では、やや古い部類。
秋田市道の橋で毎年少しずつ行われている改修工事では、早期に対象となり、2017年頃までにリニューアルされた。
秋田市のこの工事では、高欄(欄干)などは改修以前と同じ物を使い回すのが原則になっているようで、新中島橋も以前のままきれいになった。
改修後の新中島橋。奥の丘は千秋公園の北の丸
※今回の写真は2018~2020年に撮影したものですが、現在も変わっていないはずです。
立派な親柱があるのは、このサイズの橋にしては珍しい。改修前は表面が汚れて割れてボロボロだったのが、真っ白になった。
高欄は低めで、橋の外側に向かって反り返ったデザイン。雪が積もるなどすれば、落っこちそうで少々怖い。現在の国の基準では、このタイプの高欄は認められないはず(改修で交換されるかと予想したのに)。
親柱、高欄とも1960年代の橋ならではのものと言えよう。

もう1つ、古い橋らしいのが、路面。
こんなの
アスファルト舗装ではなく、コンクリート。それも表面に無数の小石が埋めこまれたもの。
この分野について知識がないけれど、道路ではあまりないタイプだと思う。コンクリートって砂を混ぜるのだと思うけど、代わりに小石を混ぜたの?? 裸足で歩いたら気持ちいいか痛いか。

この路面も、改修前後で変わっていないのだが、上の写真に、石じゃないものが埋まっているのにお気づきでしょうか。
白くて大きいもの

貝殻?
白に、薄く黒っぽい横縞が入った、二枚貝のようだ。
小石に混入していたのだろう。海の石を持ってきたってこと? 海の砂をコンクリートに混ぜると、塩分で耐久性に問題があると聞いたことがあるけど? よく分かりません。
10円玉と比較
ヒビが入り、一部穴が空いているが、現状でも貝殻だと認識できる
石よりは柔らかい貝殻が車に踏んづけられ、酸性気味の雨や雪に50年もさらされているのに、原型を保っているのがすごい。周囲の石よりは若干、背が低い(より深く埋まっている)ので、荷重があまりかかっていないのかもしれない。

それなりに車が通行し、橋の両側はカーブと坂で見通しがよくないので、貝殻を探す時は気をつけて。

【その後を追記】2025年12月時点では目立った変化なし。