大館駅は、いかにも「国鉄の地方駅」らしい構造。横に長い2階建てで、旅客が立ち入れるのは1階の一部だけ。
2階は正面側がガラス張りの廊下のようになっていて、前からそこにJRの宣伝の紙が貼られていたが、今は、はやぶさとスーパーこまちの宣伝をしていたのだけど。
「さ」「日」「最」が大きいような
「ス」と「こ」が大きい文字のサイズがちぐはぐで、ヘン!
もうちょっと美的感覚というか、配慮を…
駅舎1階に、こんな表示がある。
「駅長 STATIONMASTER」「駅長室」ではなく「駅長」とだけ書かれている。
一部私鉄や公営地下鉄では「駅長事務室(これは駅の事務室ということか)」などという表示が出ていることがあるし、JR東日本の東京駅には立派な駅長室があるみたいだが、地方のJRの新しい駅では、駅長室や駅長事務室って明示されていないような気がする。
秋田駅も、先代駅舎の国鉄時代はあった(小学校2年生の社会科見学で中には入れなかったが、説明を受けた)が、今はどうなんだろう。駅の事務室みたいなのは、みどりの窓口と精算所の裏にあるようだけど。
大館の「駅長」の部屋には、ドアに「ご用の方は改札口の案内所まで」という紙が貼ってあった。
昔より配置人員は減っているだろうから、もしかしたらあまり意味のない部屋になっているのかもしれない。
駅を後にして、ちょっとだけ駅前を歩く。
大館駅は商店街から若干外れた位置にある。
300メートルほど進むと、御成町の商店街が始まる。さらに500メートルほど進めば、かつてのジャスコ跡地(2006年閉店。今は空き地?)や、斜め向かいのいとく大館ショッピングセンター、そして長木川を渡って花輪線の東大館駅や市役所がある中心部に至る。
御成町二丁目のアーケードアーケードは1973年にできたとのこと。今となっては古びた商店街で、空き店舗も多いみたいだけど、秋田市中心市街地に比べれば、まだ活気があるようにも見える。(この手の商店街を見る度に、同じことを書いていますが)
【2021年10月22日補足・御成町二丁目商店街振興組合ホームページによれば、アーケードは1970年着工、1973年完成。2015年8~10月に撤去。(一部サイトで1970年設置としているのは誤りということになる。)】※2003年撮影の御成町の風景。
さて、そのアーケードの始まる部分。
こうなっている
線路?踏切のようなものがある。
ここは、2009年に廃止された私鉄「小坂鉄道小坂線」の踏切の跡。(1994年までは旅客営業もしていて、以降は貨物のみ)
「前方鉄道廃止 段差注意 徐行」一時停止は免除されている。
路面には鉄板や溝が残っているし、信号機のない交差点が近いこともあって、通行には注意。【追記・2023年度に信号機が設置されたようだ。】
踏切端に小屋が残るこの踏切が現役だった頃に何度か通っていて、その頃の様子はなんとなく記憶にある。
この踏切は、手動式というか踏切番(踏切警手)がいたはず。今も残る黒いやぐらみたいなのから、遮断機代わりの紐状のものが下りてきて、車や人を止めていたはず。
小屋は、その踏切手の詰所ではないだろうか。
JRの大館駅の隣接地に小坂鉄道の大館駅があり、今は道路になっているそうだが、この踏切周辺の線路跡は、廃止当時のままのようだ。
雪の中にレールや信号機類が残っているところで、ネットの各地図サイトでは、小坂鉄道小坂線がまだ存在している。
Googleマップより更新が妙に遅いことがあるGoogleマップはもちろん、マピオンやgooの地図でも残っている。
小坂鉄道小坂線は、小坂町側では跡を観光鉄道として利用する動きがあるが、大館市側ではないと思う。残念ながら復活する可能性もなく、地図から消すのが本来の扱いだと思うけど。まあ、「廃線跡探索」には役立ちそうですが。
なお、国土地理院の「ウォッちず」では消えていて、線路があったことは分からない。
列車の時刻が迫っていたので、ここで駅に引き返しました。
※その後、2016年2月の同じ一帯の状況。