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名古屋市営バス

名古屋の続き。
今回名古屋で初体験したのが、名古屋市営バスの乗車。
名古屋市交通局の地下鉄には何度か乗ったことがあったものの、市営バスには縁がなかった。
丸に「八」の名古屋市章をひし形(?)の中に入れたマーク(交通局章?)を正面に付けた、青いラインのバスは、名古屋の街で良く見かけてはいた。
夜の栄で待機する名古屋市営バス
しかし、上の写真のような違う塗装の車もけっこう見た。
上のクリーム色にエンジ色ラインの車両は、「基幹バス」というバス専用レーンを走行する路線の専用車両だそうだ。

分かりにくいけど左の車両が一般塗装(側面はラッピング広告?)

名古屋市営バスでは全メーカーの車両を導入しているそうだが、中心部で見た感じではいすゞが多かった。
名古屋の民営事業者・名鉄バスは、三菱と関係があったため三菱ふそう製を中心に導入しているのと対照的。
ちなみに、かつては三菱のバスの工場が名古屋にあった。

大都市の路線バスらしく、ほとんどが大型のノンステップバス
Wikipediaによれば、2013年度現在小中大型合わせて1012両あり、うち大型は811両、ノンステップバスは996両。


初めて乗った名古屋市営バスは、伏見から栄まで。地下鉄なら1駅200円であるが、その真上の道路を走るバス路線があるという。
地下鉄駅の階段の上り下りがなく、バス停間隔も短くて歩く距離が少なく済みそうだし、地下鉄のような構内・車内の混雑もないだろうと、利用してみた。

「栄758系統 都心ループ」という路線で、名古屋駅方面(那古野町)から来て、伏見~栄を経て矢場町で折り返して同じ道を戻るという、名古屋市のど真ん中を走る棒状の循環ルートのようだ。9時台から18時台まで10分間隔。運賃は210円均一(他路線と同額)。
系統番号の「栄758」は「なごや」。

運行時間が昼間中心というのは、多くの都市の中心部の循環バスで見られるパターン。都市の規模は違うけれど弘前市土手町循環や秋田市のぐるるように。


時刻表より数分遅れて到着。
前乗り・先払いなので、Suicaをタッチ。前払い・均一制のバスでIC乗車券を使うのも初体験だった。

都心ループバス。また別の専用塗装(交通局によれば「赤・白・グレーの3色を縦の色面分割」したデザイン)
車両は大型ではなく、中型ノンステップバスいすゞエルガミオだった。都心ループ用の車両は、2010年に導入された8台のエルガミオ浄心営業所に配置されているそうだ。【5日追記】他に同設計の日野レインボー2が2台あり、計10台で都心ループの運用をまなかっているそうだ。現在の中型バスは2世代目で、1998年の運行開始時の初代車両は三菱製の小型バスだった。
乗った車両には、運転席付近のダッシュボードから外向きに「TS-4」と表示があり、これが交通局内での車両の個別番号(局番)。「都心ループ用のいすゞの4台目」という意味だそう。

車内の作りは標準的。ほぼ席が埋まっていた。客層は仕事の途中で乗ったような人や高齢者など地元の人から、我々旅行客までさまざま。ほとんどのバス停で乗り降りする人がいて、入れ替わりがやや激しい。


仙台市青森市の市営バスと同じように、名古屋市営バスでも、一部営業所の業務(運行や車両管理)を民間事業者に外部委託しているそうだ。
浄心営業所は、三重交通に委託しているらしいので、ということはこの時の運転士は三重交通の社員だったのだろうか。

ぼーっと乗っていて気付いたのが、走行音。発進直後の連続的な音が特徴的。
オートマだ!
運転席を見れば、たしかにシフトレバーはATのもの。
大型バスのエルガでは押しボタンでレンジを選択するものが標準だが、エルガミオでは普通乗用車と同様のT型レバー。

我が秋田市交通局では、1992年度から1996年度にかけて、中型バスにAT車を導入した。(中央交通に譲渡されて93、95、96年度の車は今も現役)
秋田市営バスでも4メーカーを入れていたが、この時期はいすゞは大型や貸切ばかりに偏り、中型バスはいすゞ以外の3メーカー。
秋田市交通局側に何らかの意図があったのか、たまたまそうなったのかは知らないが、ともかく「いすゞオートマ車」は秋田市営バスには存在せず、乗ったことも見たこともなかったが、名古屋でそれに遭遇できた。年式としては15年違うけれど。

秋田の中央交通にある小型バス日野リエッセのAT車(2001年式)は、変速のタイミングがおかしく、衝撃を感じることがある。
秋田市営バスの中型AT車は、普通自動車と変わらない乗り心地ではあるが、整備状況によるのか変速ショックが出ることもある。

エルガミオAT車は、まったくショックがなく非常に滑らかな走り。
走りだして最初の変速時は、秋田のリエッセのAT車にどことなく似たような「ぎゅーん ギュン!」という音はするが、衝撃はなかった。
外から音を聞くと、秋田の日産ディーゼルAT車にどことなく似た「ぐーー」というおとなしめの走行音。
バス用オートマチックトランスミッションの技術も進歩したということなんだろう。
そして栄周辺では、路上駐車を交わしつつ交通量の多い道を進むことが多く、オートマの威力を発揮していたように見受けられた。

名古屋市営バスではオートマ車が多く、Wikipediaによれば2013年度現在、1012両中536両がオートマ。走る市営バスに耳をすませば、オートマの走行音を出しているものが多かった。
三菱の中型バス(行き先表示が幕)は、秋田のとほぼ同じ「ぐぉー」と「ぶぉー」を合わせたような重低音を響かせていた。



今回は、この1回しか名古屋市営バスに乗車できなかったが、路線網を把握して、地下鉄や名鉄と組み合わせて活用すれば名古屋のディープな部分を見に行くことができそう。
上記の通り、バスなら地下鉄よりも乗り降りが楽で目的地近くまで行けるし、景色を眺められて楽しいものである。

名古屋市交通局では各種フリー乗車券を発売しているが、中でも「ドニチエコきっぷ」はおトク。
土日祝日と「環境保全の日」である毎月8日しか使えないが、600円でバスと地下鉄が終日乗り放題。3回乗ればモトが取れる。(東山動植物園などの割引もある)
発売は地下鉄駅券売機、バス車内など。事前に利用日を指定せずに買っておいて、初回乗車時に改札機または運賃箱に通すと日付が印字される方式(バスで2度目以降の乗車は提示するだけで投入は不要)。Suicaで購入することはできない。

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