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赤べこ719系 秋田へ?

最近、JRの話題ばかりで恐縮ですが、またまた。
当ブログへアクセスいただいた検索ワードで知ったのだが、先週、秋田のJRで興味をひかれる出来事があった。(以下、憶測ばかりで信憑性はありません)
仙台支社で普通列車として使われ、新型車両導入により運行を終了していた「719系」電車のうち、2両編成×2本=計4両が、秋田へ運ばれたという。「配給列車」という業務用列車扱いで運ばれ、いちおう愛好家向けには、雑誌やサイトで公表されたのかな。

719系東北本線で多く走っていたが、福島の磐越西線でも使われていた。(現時点では両路線とも、わずかに719系が残っている)
磐越西線では、赤と黒のラインに、会津のマスコットキャラクターである赤べこの「あかべぇ」を描いた車両が運用されており(内装は変更なし)、秋田へ来た4両もその一部。
2007年撮影(写真の車両は秋田へは来ていない)

使わなくなった車両が秋田へ来るのは珍しくはない。「秋田総合車両センター(旧・土崎工場)で解体する」「置き場所がなくて、とりあえず秋田に置いておく」「車両を他用途に転用するため、秋田総合車両センターで改造を行う」といった理由。
そういう場合、配給列車名には「廃車」「疎開」「入場」といった理由が付記されるのだが、どうも今回はそのいずれでもなく、「719系秋田転属配給」という名目だったらしい。
秋田へ運ばれた719系は、秋田総合車両センターへ入ったとのこと。センター横を通過する列車の窓から見る限り、屋外には置かれていなさそうで、庫内で整備中なのか。
719系は1989年から製造された車両(外観は国鉄末期っぽいけど、JR化後なんだ)。引退した後は、廃車になるのかと思っていたけれど、土崎で何らかの整備を行った後、そのまま秋田の車両基地に所属して、秋田を走るということだろうか。とすれば用途は?

ネット上の意見も踏まえて、秋田へ来た719系の今後として考えられるのは、
・観光列車に改造
福島では、719系を改造したカフェ列車が走っている(廃車にならず継続運行中)。そんなのの秋田版?
でも、秋田では、電車よりも気動車を改造したほうが、活躍の幅が広がりそう。
それに、元リゾートしらかみだった車両も既に2本(旧青池→クルージングトレイン、旧ブナ→用途未定?)ある。そこへ新たに電車を4両も改造するだろうか。


701系不足分の穴埋め
2016年1月の踏切事故により、秋田地区の普通列車701系電車のうち1本が使えなくなっている。
2両編成が1本不足する状態だが、通常の運用には支障がないようで、修理する気配もなく、繁忙期は仙台から701系を借用して対処していた。
また、JR東日本では、秋田周辺に安全性の高い保安装置(ATS-P)を導入する計画があるそうで、それに合わせて701系を対応させる改造工事が必要になるらしい。工事中は車両がさらに不足する。
その穴を719系で埋めようとしているのかもしれない。
今の時期から準備しておけば、今年の夏祭りシーズンには、もう借りてこなくても済むだろう。

でも、719系は、秋田ではこれまで走ったことがない車両で、機器類も701系とは相違点が多い。乗務員訓練が必要だし、整備面でも手間が増えそう。座席配置が違うから、客も戸惑う。
あと、701系719系は、併結運転はできない仕様だそうだから、そのまま701系の予備や代走に入れるといった単純な代替をするのは難しい。
だったら、仙台から719系でなく701系を転属させたほうが話が早い。


701系から分離して、719系限定の普通列車運用新設
701系穴埋め説の延長。
今まで701系だった運用のうちどれかを、719系固定にしてしまえば、乗務員訓練や現場の手間はあるが、客はさほど困らない。不足しているのは2両編成1本なのに、2本来たのは、その固定運用での予備分を含むと考えればしっくり来る。
では、どの運用を分離させて、どこを走らせるか。

719系は、オールロングシートではなく、2人掛けまたは4人掛けのクロスシートがメイン。座席の回転はできず、半分の席が後ろ向きになる、変わった座席配置(「集団見合い型」と呼ぶのだが、言葉では説明しづらい)。
となると、ロングシートでは見劣りする長距離の列車?
現在は、申し訳程度のボックスシートが増設された3編成の701系が走っている、秋田-新庄(の一部)、秋田-弘前の特急代替の快速など、いいんじゃない?

ネット上では、青森-蟹田津軽線電化区間を走るのではないかというウワサも。
この区間も秋田の701系電車が走っているが、他路線との直通列車は奥羽本線津軽新城行きが1本あるだけで、運用はほぼ独立している。そこに719系を入れるということ。ダイヤ上、2本あれば回せそう。でも、津軽線701系の3両編成がよく走っている気がするから、2両では輸送力が不足しないかな。
津軽線といえば、車両不足の根源である踏切事故の現場。これが実現すれば、因縁めいたものを感じるが、古いとはいえ短距離路線にいい座席の車両はうらやましい。
この場合、秋田で行わなければいけないメンテナンスもあるだろうから、その回送の効率が悪そう。青森-秋田での営業運転をしてもいいか。

以上、憶測。

719系には、たぶん4回乗車したことがある。いずれもここ15年ほどの間。
うち1回は、山形のミニ新幹線区間標準軌)用の車両なので、今回置き換えが進む狭軌用とは別グループ(外観・内装はほぼ同じ)。あとは仙山線(現在は運用なし)で1回、上の写真を撮った磐越西線で2回。
2人掛け座席は、前後がやや狭いものの、なかなか良好で、景色を眺めながら駅弁をおいしく食べられた思い出があって、好感を持っている車両。

あと、1991年頃だと思うが、秋田地区に新型電車(要するに701系)を導入することが決まった報道において、JR東日本が提供したその完成予想図は、719系そっくりの姿だった。
「仙台と同じ形式が秋田を走るのか」と期待したものの、できあがってみれば、すとんとした形状(719系のほうが幅広)の車体、オールロングシートという似ても似つかないもので、意表を突かれた思い出も。

そんな思い出のある719系が秋田を走るのなら、ぜひとも乗ってみたい。
「秋田転属」がガセネタだった(他地域向け改造とか)というオチの可能性もなくはないけれど、今後に注目。あかべぇがいなくなっちゃうのは確実でしょうね。

【2017年4月19日追記】
その後4月19日、ネット上の情報によれば、秋田総合車両センターへ入っていた719系が本線上へ姿を現した。
外観はあかべぇがいなくなった以外は、以前のままの赤と黒の帯。所属基地の表記が秋田市楢山の秋田車両センターを示す「秋アキ」に書き換えられているとのこと。4両いっしょに土崎駅から「回送」表示で秋田駅方向へ向かったそうだ。

ということで、秋田に転属したのは確実、用途は普通列車が濃厚と言えそう。
おそらく、今日は車両センターへ入って、今後は乗務員訓練、その後営業運転投入といった流れか。
今からだと投入時期も中途半端になりそうだけど、それにしてもどこを走るのだろうか。

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