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鹿児島市内巡り

九州旅行記です。前回に続いて、鹿児島市内を紹介します。

中心部をうろうろするので、鹿児島市交通局の一日乗車券を使用した。市電・市バスの全路線(観光路線バス「カゴシマシティービュー」も含む)が乗り放題で600円。
市営バスの定期観光バスや民間事業者の路線バス(例えば平川動物園方面など)は乗車できないが、市中心部を移動するのならかなり便利。
市電は160円均一、市バスは中心部で180円均一なので、最大でも4回乗れば元が取れる。

鹿児島市交通局の一日乗車券には、いずれも同額で乗車券としては同効力の、「市電・市バス1日乗車券」というものと「カゴシマシティビュー1日乗車券」というのがあるらしい。(券面のデザインは異なる)
繰り返すが、利用できる乗り物は同じ。だが、後者には、観光施設などの割引券が付いてくる点が異なるようなことが交通局のサイトには記載されている。
また、発売箇所も異なり、前者は市電や一般路線バス車内、取り扱っている市内の商店・郵便局・ホテルなど。後者は駅の観光案内所やカゴシマシティビュー車内とのこと。

で、僕は泊まったホテルのフロントで購入したのだが、渡されたのは前者の方。でも、ホチキスで観光施設割引券が綴じられていた。前者なのに後者と同じものが入手できたことになる。
なお、他のサイト等では、前者を購入しても、カゴシマシティビューに乗車した際に別途割引券をくれるという記述もあった。よく分からん。
観光しない市民の利用を想定して、種類を分けているのだろうが、それなら乗車券部分は共通にした方が分かりやすく効率的ではないだろうか。
鹿児島市の公共交通事情については、後日、別記事にするつもりです。

では、建物巡りから。
繁華街の天文館桜島フェリーの桟橋、鹿児島駅近くにある、
こちら
南国の青空に映える、どっしりとした建物は、鹿児島市役所本庁舎の本館(というのが正しいのかな)。
国指定登録有形文化財(登録名は「鹿児島市庁舎本館」)で、1937(昭和12)年築。当時の大蔵省が設計した府県庁舎を踏襲したデザインのようだ。
新幹線開業のカウントダウンが設置され、銅製の装飾が隠れてしまっている
建物は現役で市長室や一部部局が入っている。ただし、多くは周辺にある3つの分館に入居しているようだ。(この日は閉庁日だった)
てっぺんには市章をモチーフにした装飾
鹿児島市の市章は、遠目に見ると秋田市の市章に似ている。

市役所の裏手にそびえるのが、眺めがよく、西南戦争の戦地でもあった「城山」。(今回は行かなかったけれど)
1996年までは県庁がふもと(=市役所と城山の間)にあったそうで、今はその跡地が「かごしま県民交流センター」になっており、その一角にあるのが、
鹿児島県政記念館(後ろが城山)
旧県庁舎本館の玄関部分を保存したもので、1925(大正14)年築。「ネオルネサンス様式」らしい。こちらも登録有形文化財。内部は無料公開され、喫茶室もある。
これがつい最近まで現役の県庁だったとは…

さらに近くには、
これもまた味わいのある建物
1927(昭和2)年築の登録有形文化財で、これも現役の「鹿児島市中央公民館」(建設当時は鹿児島市公会堂)。
城山を横に見る
700人規模のホールもあるそうで、中は改修されているのかもしれないが、長く大事に使い続けているのがすごい。

ほかにも、鹿児島市内ではいくつかの古い建物が大切に使われている。
鹿児島市中心部は戦争で空襲を受けているそうだが、それなのに残っているのは奇跡的ではないだろうか。(秋田市中心部は空襲を受けていないのに…)


さて、ほんの少し離れて、天文館の裏あたり。
公園があった
商店やオフィスがちらほらあって、住宅やマンションが並ぶ中に、公園があった。イチョウが黄葉していて近所の家族連れなどが遊んでおり、秋田市中通の通称「たまご公園」に大きさも雰囲気も似ている。
でも、ただの公園ではない。
キリスト教伝来の地」
1549年、フランシスコ・ザビエルが現在の鹿児島市に上陸し、日本での布教の第一歩をしるした。上陸した場所は、鹿児島駅近くだそうだが(記念碑があるらしい)、ここは、明治時代にその功績をたたえて教会が建てられた場所そうだ。
その教会は空襲で焼失し、跡がその名も「ザビエル公園」という公園になったらしい。
公園内には、教会の壁の一部が「ザビエル滞鹿記念碑」として残されている。
ザビエル滞鹿記念碑。耐震性が心配だけど…

記念碑。奥にはザビエルの銅像
上の写真の記念碑右側には「フランシスコザビエ/聖師滞鹿記念」とあり、なぜかザビエルの「ル」が抜けている。
ザビエル像
教科書のハゲ頭の絵とは違う印象。ほかに布教に同行した薩摩人の像もある。

公園の真向かいには、
現代風教会
公園の位置にあった教会が、向かいに移転したらしい。
「鹿児島カテドラル・ザビエル教会」といい、1999年(渡来450年)築の新しい聖堂。ザビエルの遺骨が安置されているようだ。

公園や教会前の交差点には地点名(交差点名)が表示されていた。【18日追記】マピオンの地図によれば県道「千石馬場通り」と市道「二官橋通り」の交差点。
「ザビエル公園前」劣化気味ですな
そこから100メートルほどの所を国道3号線「中之平通り」が走っていて、その地点名は、【18日追記】マピオンの地図によれば国道と市道「二官橋通り」の交差点。
「ザビエル公園入口」こちらは新しい表示板
「St. Xavier Park」と英語名も表記。「入口」が省略されてしまっているが、「聖ザビエル」と敬称付き。


ほかにも見所はまだまだあるけれど、時間が足りないので、これくらいにした。鹿児島に来たからには桜島を見たい。続きます