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隣のフレッシュランチ

大手メーカーの菓子パン・調理パン類は、ロングセラー商品もあるものの、毎月新製品が出ては消えているようだ。
ヤマザキランチパックの秋田版、「たけやフレッシュランチ」も同様。1月は、12月から継続されている「キーマカレー」などのほか、「ミルクコーヒー」と「マカロニ&マヨネーズタマゴ&マカロニサラダ(だったかな?)」が新登場したようだ。
だが、店には全商品が並んでいるわけではないし、たけや製パンには何と今時公式サイトがない! いかにも秋田の企業らしい…

一方、たけやと同様、ヤマザキと提携して青森県内でランチパックに相当する「工藤パンフレッシュランチ」を製造販売している工藤パンには、しっかり公式サイトがあり、過去2か月分の新商品が紹介されている。
そして、リンクはないがURLを手入力すると、さらに10か月過去(つまり過去1年分)まで見ることができた。
ということで、過去1年分の青森版フレッシュランチの新製品ラインナップ(サイトに掲載されていたものすべて。解説は原文のまま)と、その他の新製品で気になったものをご紹介します。矢印(→)は補足。
●2009年2月
フレッシュランチ(コーヒークリーム):コーヒークリームをソフトなパンでサンドしました。
アップルスナック:県産りんごのシロップ漬けをトッピングし焼き上げたスポンジに、アップルクリームをサンドしました。
→半月形のスポンジケーキ。青森らしくておいしそう。

●2009年3月
フレッシュランチ(生キャラメル):生キャラメルのクリームをサンドしました。
イギリストースト(とろーり練乳クリーム) :なめらかな練乳クリームをサンドしました。
工藤パンオリジナル商品の派生商品。以下にも数種類あり。

●2009年4月
フレッシュランチ(チョコクリーム):濃厚なチョコクリームをソフトなパンでサンドしました。
→他のフレッシュランチと異なる「イギリストースト」っぽい包装
フレッシュランチ(抹茶&小倉)宇治抹茶を使用した抹茶クリームと粒あんをサンドしました。(京都宇治の「森半」抹茶使用)

●2009年5月~6月
フレッシュランチ新製品の紹介なし

●2009年7月
フレッシュランチ(レアチーズクリーム&ホイップ):レアチーズ風味のクリームとホイップクリームをサンドしました。

●2009年8月
フレッシュランチ(カレー焼そば&辛子マヨ) :カレー味の焼そばと辛子マヨネーズをサンドしました。

●2009年9月
フレッシュランチ(苺ジャム):甘酸っぱいイチゴジャムをソフトな食パンでサンドしました。
フレッシュランチ(マロンクリーム):マロン風味のペーストをソフトな食パンでサンドしました。
イギリストースト(生キャラメル) :ソフトな食パンに生キャラメルクリームをサンドしました。

●2009年10月
フレッシュランチ(コーンクリーム):粒入りのコーンクリームをサンドしました。
フレッシュランチ(ハンバーグ) :ハンバーグとカラシマヨをサンドしました。
ごぼうトースト :ふんわかやわらかい食パンに、きんぴらごぼうをのせ、ドレッシング風マヨネーズで味を調えた和風トーストです。
2009年10月新発売(画像はサイトより)
●2009年11月
フレッシュランチ(濃厚メープル&マーガリン) :濃厚なメープルクリームとマーガリンをサンドしました。
フレッシュランチ(小豆ホイップ) 粒あん入りのホイップクリームをサンドしました。

●2009年12月
フレッシュランチ(コロッケとタマゴ) :肉じゃがコロッケをサンドしたパンと、卵フィリングをサンドしたパンの2種類を詰合せました。
フレッシュランチ(タマゴとツナ):ツナオニオンフィリングをサンドしたパンと、卵フィリングをサンドしたパンの2種類を詰合せました。
→この月は変則的な新商品。通常は同じ中味×2枚なのに、12月の新商品2点とも、中味の違うものが1枚ずつ入った“詰め合わせ”商品。本家ランチパックでもあるパターンなのだろうか?
パッケージも今までと若干異なっていた
工藤パンの場合、今までは「商品をイメージした絵」が描かれ、中味を太い丸ゴシック体で記載している。背景は斜めのチェック。キャラクターやパンをカットした絵はない。
ところが、この月だけは、製品をカットしたイラストと中味をイメージさせるもの(写真の「タマゴとツナ」ではツナ缶と卵、「コロッケとタマゴ」の方でジャガイモと卵)に目鼻をつけたキャラクターが描かれている。中味を示す文字は若干小さくなり、書体が違った。「フレッシュランチ」の文字は大きくなった。背景は柄のない塗りつぶしに変わった。

●2010年1月
フレッシュランチ(キャラメルムース) :ソフトな食パンにムースタイプのキャラメルクリームをサンドしました。
フレッシュランチ(厚切りソーセージ&辛子マヨ):ソフトな食パンに厚切りのボロニアソーセージと辛子マヨネーズをサンドしました。
→同じもの×2枚に戻った。包装も中味のカット図がなくなってイメージ図に戻り、一見、元の包装に戻ったかに見えたが、書体や背景は先月と同じ。また、「キャラメルムース」の方には、先月までのものとは違うが、同じ目をした正体不明のキャラクターが描かれている。
全体的な印象としては、「フレッシュランチ」の文字が目立つようになり、本家ヤマザキランチパックや隣県のたけやフレッシュランチと共通性のあるデザインになった。

イギリストースト(チョコホイップ) :ソフトな食パンにチョコホイップクリームをサンドしました。
(以上、転載終わり)

通して見てみると、
工藤パンのフレッシュランチのラインナップは、チョコ・クリーム・果物・和風・肉料理等々、広範囲なジャンルに渡っている。宇治抹茶を使用した製品などは、ヤマザキと同時に発売しているようだ。つまり、独自開発というよりは、レシピごとヤマザキから提供を受けて自社の名前で売っているということかもしれない。
また、イギリストーストの派生商品を出したり、「アップルスナック」のように青森らしくリンゴを使った製品(紹介した以外にも多数あり)、「ごぼうトースト」のようなユニークな製品も出しているようだ。
ヤマザキと提携して得た大手のノウハウを活用すると同時に、青森の企業としての個性・特徴も強調しているように感じられた。

一方、我が秋田のたけやさん。公式サイトがないのはともかく、
(前も書いたが)フレッシュランチのラインナップはチョコレート系がやたらと多く、惣菜系もサラダ風のものに偏っている気がする。果物やソーセージ・焼きそばなどを使ったものが少ない。
ヤマザキに頼らずに独自に製品開発するという意志を持っているのかもしれないが、ヤマザキ工藤パンに比べると、偏りがあってつまらない。
また、フレッシュランチ以外の商品でも、秋田県産の農産物などを使った商品がもっとあってもいいし(「スギッチまん」くらいしかないのでは?)、ロングセラーの「アベックトースト」や「バナナボート」を大事にするのもいいが、それの派生商品を作ってもいいだろう。

ヤマザキとの提携の契約内容がたけやと工藤パンで異なっているとか、生産ラインの限界があるのかもしれないが、たけやさんにはもっともっとがんばってもらいたい。
それとも単に、「隣の芝生は青い」ならぬ「隣県のフレッシュランチはおいしく見える」だけ?