
竿燈2日目、8月4日の秋田市は、時々薄曇りの晴天、最高気温33.8度を観測した。個人的な感覚としては、この夏でいちばん暑く感じた。
今日はいくつかの話題を簡単に紹介します。
冒頭の写真は柳町。いいあんばいにしなってます。(左隣のも柳町だけど、こちらはまっすぐだった)
【5日追記】この日の人出は、初日と同じくらいだっただろうか。したがって例年の同日と比べると少なめ。
●たたまないの?
会場の竿燈大通りの西端近くには、地下自動車道路「秋田中央道路」の出口があり、竿燈大通りと合流する。
そのために、信号機と案内標識を取り付けたゲート型の構造物が、西進車線をまたいで設置されている。
これは、竿燈の時に観客の視界を妨げないために、中央から半分に分かれて左右に折りたたむ構造の特注品。
昨年、それを手作業で折りたたむ現場と元に戻す現場を見ることができた(この記事の下の方)が、竿燈を満喫してもらおうという、気の利いた配慮だと思っていた。
しかし、今年は・・・
あれ? たたんでいない(上部の青い矢印の標識が見えるのがその構造物)昨日もそうだったらしいが、今日も折りたたまれていなかった!
竿燈が立ち上がるとこんな感じそれほど目障りというわけでもないが、若干視界は妨げられる。
なぜ今年は折りたたまないのだろう?
電動ではないから節電は関係ないし、考えられるとすれば、信号機設置業者に委託して作業していたのでその経費をケチった、もしくは折りたたもうとしたがトラブルが発生して(さび付いて動かないとか)できなくなった。あたりだろうか?
信号機・標識としての機能や落下などの危険がないことが第一だとはいえ、竿燈のためにわざわざ特注で造ったものなんだから、きちんと活用してほしい。
●そういえばアレがない!
会場に行っても気づかず、今、この記事を書いていて昨年の写真を見て気づいたのだが、毎年会場に設置されているアレが今年はなかった!
ないものはコレ。
(再掲)このピンクと白のちょうちん。秋田魁新報・秋田放送・秋田テレビの名入りの。
会場の車道と歩道の間に吊るされ、夜は明かりが灯ったのだが、それが今年は設置されていない。これは節電のためだろう。(竿燈が歩道に倒れるのを防ぐワイヤーロープは例年通り設置されている)
やや暗い気がしたのはこのせいだったのだろうか。
ほかにも、会場東端の二丁目橋側の中央分離帯に設置される「置き竿燈」も今年はない。
(再掲、2010年撮影)これが今年はない経営統合のためか昨年から設置されなくなった、大町公園橋や通町にあった北都銀行の広告を兼ねた置き竿燈も、今年もなし。
●掛け声の主
竿燈を見るときの掛け声は、「どっこいしょー どっこいしょ」(イントネーション、アクセントが独特)。これは、多くの人が知っていると思う。
しかし、“正式”な掛け声は、竿燈まつり実行委員会のパンフレットによれば、
『ドッコイショー ドッコイショー ドッコイショッショ ドッコイショ、オエタサー オエタサー、根ッコツイタ オエタサ』だそうで、「ドッコイショは重い物を持ち上げるときの掛け声。オエタサーはうまく据わった竿燈が、根づいた稲のように動かない意味を表しています。」とのこと。
僕は「オエタサ」が入るのは知っていたけれど、「根ッコツイタ」というフレーズがあったとは恥ずかしながら今まで知らなかった。※「オエタサ」は「生エタサ」か?
米どころ秋田で、竿燈自体も稲を表して豊作を祈願する行事とされるので、ふさわしい掛け声だ。
竿燈の会場では、案内放送が流れないタイミングを見計らって、掛け声が放送される。
よく聞くのは、男声で何人かが「どっこいしょー どっこいしょ」と(たしか手拍子の音も入って)繰り返すもの。「オエタサ」とか「根ッコツイタ」のフレーズはない。
僕が子どもの頃から使われている(途中で再録音したのかもしれないが)ものだと思う。
しかし、たぶんここ何年かだと思うが、それとは別に、男1人の声の掛け声が流れる時がある。
昨日と今日もそうで、それでは「オエタサ」や「ドッコイショッショ ドッコイショ(「ショッショ」という言い回しも知らなかった)」というフレーズが入っていた(「根ッコツイタ」は聞かなかった)上、「ドッコイショのドッコイショ」とかなんかアドリブっぽい。
たぶん、本部にいる竿燈会の会長あたりが生で放送しているのではないだろうか。(竿燈の演技開始・終了などは会長からの放送で指示される)
【6日追記】最終日では、「根ッコツイタ」とも言っていたのを確認。
●Loftとザ・ガーデンの提灯
昨年撤退したイトーヨーカドー秋田店の跡の「フォンテAKITA」に入った、「ザ・ガーデン自由が丘」と「ロフト」。
先日のザ・ガーデンの折り込みチラシには、ガーデン、ロフト、西武が竿燈に出ますという告知が出ていた。
フォンテの隣の西武秋田店は、元をただせば地元の百貨店「本金(ほんきん)」であることもあってか、以前から竿燈に出ていた。(どこかの町内のスポンサーとしてではなく、職場単位での参加)
ガーデンとロフトはともにそごう・西武系列だし、お隣どうしということで一緒に参加するのだろうか。
西武の太鼓が乗ったトラック店の名前は「秋田西武」から2009年8月に「西武秋田店」に変わっているが、屋台は「秋田西武」表記。写真が暗くて分からないが、屋台には「おかいものクマ」もいる。
そして、「Loft」のロゴ入りちょうちんが下がっている(過去の記事で見たら、一昨年は「西武」などのちょうちん、昨年はちょうちんなしだった)。
【6日追記】屋台のちょうちんの「Loft」の裏面(運転席側)は、「ザ・ガーデン」のロゴで揃っていた。どうせなら互い違いにするとか、片側から2つのロゴが見えるようにすればいいのに。
そして竿燈本体のちょうちん。
西武「SEIBU西武」のおなじみのロゴと、最下段のちょうちんに「がんばろう東北」。
一部の団体では、このようにちょうちん1個に「がんばろう東北」をまとめて記載している(他にはJA全農あきたが同様)。
とても上手な差し手(=竿燈を上げる人)で、静止していたため、裏面は不明。
もう1本の竿燈が、ロフトとザ・ガーデンのちょうちんだった。
Loftとザ・ガーデン片面がLoftで、その反対面がザ・ガーデンだった。どちらも最下段のちょうちんには「秋田西武」とある。
どこかの企業がどこかの町内のスポンサーになる場合、これと同じようなちょうちんの配列になることがあるようだ。したがって、西武の竿燈にロフトやザ・ガーデンがスポンサーとして参加しているという関係なのかもしれない(←実際にはロフトやザ・ガーデンの社員も参加しているのかもしれないけれど、形式上としては)。
新たなちょうちんの図柄ができたわけだが、残念ながらどちらも目立ちにくい。
竿燈のちょうちんは表面に塗られた亜麻仁油やろうそくの明かりのため、黄色っぽい。ロフトのロゴも黄色地なので同化して分かりにくいのだ。(「Loft」の文字しか見えない)
ロフトの提灯。奥は西武一方、ザ・ガーデンの方は、最初見たとき何を示しているのか分からなかった。そう言えば、これは同店のロゴで、白抜きで「THE GARDEN」とあるのだが字が細かすぎるのか見えない。
ただの四角?
西武とロフト(裏はザ・ガーデン)参加者が着ていた半纏も、西武・ザ・ガーデン・ロフトのロゴ入り(いずれも白抜き)がそれぞれあった。
帯は西武は一般的な柄のもので、ザ・ガーデンとロフトは茶色地に「THE GARDEN」や「Loft」のロゴ入りだった。
例年、竿燈期間中に秋の虫が鳴き始めるのに気づくのだが、今年は今日だった。今夜の最低気温は24度で暑いけれど、いつものように季節は変わっていくようだ。
明日も予想最高気温は33度。そして、ちょうど夜の竿燈の時間だけ、雨が降る予報になってしまった。
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