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駅の梵天・発車案内

◎冬のお祭り
夏に秋田駅改札内に置かれている、竿燈まつりのオブジェを紹介した。
年末年始の帰省シーズンの今は新幹線改札内には、男鹿の「なまはげ」が置かれているらしい。
一方、在来線側では
改札内から。この左が新幹線側
上の写真の右側にご注目。壁の上の方、高い位置にはなまはげの大きなお面が2つ掛かっているが、これは常設。手前に赤と緑の細長い物体が置かれているのが期間限定。これは、
秋田の冬祭り「ぼんでん(梵天)」
全国的には、秋田県の局地的な神事のようで、「ぼんてん」でなく「ぼんん」と濁る(ATOKでは「ぼんでん」では変換できない)。これからの時期、秋田県内各地で行われるが、秋田市内・秋田大学裏の「太平山三吉神社」で1月17日に行われるものも有名。
この筒状のもの自体を梵天というが、「大型の御幣」という位置づけのようだ。これを使った行事のことも梵天という。
 ※梵天の由来等については、太平山三吉神社の公式サイトをご参照ください。
ちなみに、耳かきのふさふさを「梵天(ぼんてん)」と呼ぶが、それも「大型の御幣」に似ているかららしい。
町内や企業などから約80本が参加し、神社で先を争って奉納するのがクライマックス。勇壮な姿を見ようと、数万人が訪れるという(神社公式サイトより)。

竿燈にはJR東日本秋田支社が出るし、弘前ねぷたや雪灯籠にも弘前駅が参加するが、JRは梵天にも参加する。
改札内にお神酒とろうそくが供えられるとは珍しい光景
支社ではなく駅として参加するようだが、「無事故祈願」とあるのはJRらしい。支えとして使っている緑色のキャスター付きの台は、夏の竿燈のオブジェでも使っていたものだ。梵天の下に棒が出ており、そこを持つのだが、今はそれが台にささっていて見えない。
僕のイメージする梵天は、もっと色鮮やかというか、ピンクっぽかったり模様の付いた布地を使っていたはずだが、JRのは地味なのだろうか。→2026年の秋田駅の梵天と装飾について
勇壮な祭りです

◎発車標あれこれ
改札外から中央改札口
秋田駅中央改札口は、在来線と新幹線の改札口が隣り合っている。
在来線の改札口
改札口の上には、LED式の発車案内(正式には発車標と呼ぶ)がある。在来線側は奥羽本線下り(通称奥羽北線)&男鹿線、羽越本線上り、奥羽本線上り(通称奥羽南線)の3方面別に、明朝体で3行表示できるタイプが設置されている。
1997年の秋田駅改築当時からのもので、最近設置された駅ようにゴシック体ではないし、明るさも足りないような気がして、そろそろ更新時期なのかもしれない。発車案内に関した話題をいくつか。
●見えません
秋田駅新築当時は自動改札ではなく、1999年に新幹線が、2006年に在来線が自動化された。そのため、精算所(有人通路)を“増築”するなど、若干無理のあるレイアウトになっており、角度によっては、
 発車案内が見えない!
特に、みどりの窓口や自動券売機側から来た場合、回り込まないと左端の奥羽北線の2行目・3行目が見えない
結局は改札口通過時には見えるからいいのだけど、精算所の屋根の形など一工夫できたのでは? さらに、次のように誤解されかねない場合がある。

●分かれています
一般的には、この手の案内は上の行から順に列車が発車していく。

ところが、上の写真では、上段から順に「12:44青森」、「13:12青森」、「12:53男鹿」となっていて、上→下→中の順に発車することになり、順番がおかしい!
欄外を見ると分かるのだが、この表示板は3行でひとつではなく、「上2行が奥羽本線下り」「下1行が男鹿線」と分かれているのだ。実際には、秋田駅男鹿線の線路があるのではなく、男鹿線の列車が奥羽本線に乗り入れて秋田駅まで来ているのだが、男鹿線内へ行く乗客のために1行独立して設けてあるのだろう。
でも、分かりにくいなあ。
上・中段よりも下段の男鹿線の列車が先に発車する場合もあるだろう。その時、こういう変則的な表示方法であることを知らずに、精算所の影になる位置から上段の奥羽本線の時刻だけを見て、「男鹿線の発車までまだ時間がある」と思い込んで乗り損ねる人がいないだろうか。
男鹿線内へ行く人も、男鹿線の列車に乗って奥羽本線内で下車する人もどちらもいるから、両者が分かりやすい表示方法は難しいところだが、男鹿線用の表示板を別に設けるとか、奥羽本線男鹿線の境目(2行目と3行目の間)に明確な線を入れるとか、精算所の位置をなんとかするとか改良の余地があると思う。

●Japanese only?
LED式では、日本語と英語を交互に表示するのが一般的
ところが、
 
あれ?「普通13:12青森」や「普通14:21八郎潟」のように一部列車が英語表示にならなず日本語のまま

全部を見たわけではないが、確認した限りでは、英語表示ができない現象は、奥羽本線下りの2行目に表示される、特定の列車だけで発生するようだ。繰り上がって上段に表示された場合には、正常に英語も表示される。
おもしろい現象があるもんだ。パソコンでデータを作った際に余計な文字が入り、表示器がデータとして認識・表示できなくなった、などが原因かもしれない(憶測です)。

※関連記事はこちら

●ライバルだから?
最後に、静岡市JR東海東海道本線興津(おきつ)」駅
時計がオレンジ色なのがJR東海らしい
駅の規模、東日本と東海で発注先が違うなどいろいろ理由があるだろうが、このようなタイプのLED式案内装置。和文はちょっと細めのゴシック体で、特に数字は秋田駅のより見やすいのでは?
英語もゴシック体風だが、太くて見やすい
ところが、
「Atami(熱海)」だけは文字が細い!(明朝体系?)
浜松・島田・三島はJR東海管轄の駅。一方、熱海駅は新幹線はJR東海管轄だが在来線はJR東日本管轄。そしてJR東海JR東日本はあまり仲が良くないと言われている。
それを踏まえると、東方向へ行くお客を新幹線へ誘導するために、わざと在来線の熱海を目立たなくしているのかな? などとうがった見方をしてしまう。
日本語の「熱海」は特におかしくないので、単に英語の文字種の指定ミスなのでしょうけれどね。(もしくはもっと深い理由があるのか?)