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竿燈街路灯LED化

秋田市中心部の広い道路の街路灯のうち、(昭和最末期~)平成初期頃に設置されたものは、竿燈(の提灯)をモチーフにしたデザイン。その先端部について以前記事にしたところ、鉄鋼会社でこの街路灯(「多目的柱」と言うらしい)の設計を担当していたという方から「一番印象的(な仕事)だった」とのコメントをいただいた。
その街路灯に、変化が生じた。
夜の竿燈大通り・JTB前(2月11日)
上の写真でも、提灯型街路灯が点灯している。一部が消えているのは、東日本大震災以前から実施されている節電によるもので、故障などではない。
上の写真で、向かい側と手前側の街路灯で違いが生じているのだけど、どこが違うかお気づきでしょうか。
僕は、事情を知っていたのだけど、よーく見ないと区別できないし、それ以前にこの写真では判別不可能なのですが…
工事中
2月始め頃、工事が行われていた。
左と右で違うのですが…
工事では、街路灯の“提灯”に相当するボール状のものを取り外して、ほぼ同じ外見の別のボールに交換していた。ボールの中身(電球)も交換したようだ。
上の写真では、左側のボールが交換後・右側が交換前の従来のもの。
よーく見ると、取り替えられた左のものはボールが白くて中身が見えないが、右のほうは半透明で中が少し透けて見え、中心部の電球らしきものが分かる。

つまり、電球からLEDへの交換工事が実施されていたのだ。(現在は終了したと思われる)
冒頭の写真では、先に工事が行われたJTB(南)側がLED、未実施の向かい側は電球で照らされていた。
外見の形だけでなく、光・明かりもほとんど違いが分からない。
向かい側から。手前が電球、向こうがLED。言われてみればJTBのシャッター周辺の明るさがLEDっぽい?
従来の見かけを変えずにLED化しようと努力したのがうかがえる。中身の電球だけを交換すれば良さそうにも思えるが、従来の透けるボールのままではLEDの光が直射されてまぶしいので、直接見えない半透明のものに交換したのだろうか。あと、ボールが所々黒く汚れているものもあったので、老朽更新の意味もあったのかもしれない。


工事は、秋田県が発注したもの。※以下、数値等は県の入札資料より。
手形陸橋-脳研前-千秋久保田町-広小路-土手長町-二丁目橋-竿燈大通り-山王十字路-山王大通り-県庁西交差点の区間で実施。(二丁目橋以南の土手長町や県庁西以西の山王大通りは、一般型の下向き街路灯)
柱など金属部の色は、竿燈大通り区間だけがグリーンで63基、他がダークブラウンで17基、計80基(×2灯=160灯)が交換された。
※竿燈大通り~山王大通りは両側にほぼ等間隔で街路灯が配置されているが、他の区間は片側だけだったり、距離をおいて設置されていたりする所も多い。
※「山王大通り」は設定当初または現在も広義では、竿燈大通り部分をも含めた呼称。当ブログでは竿燈大通り区間に対しては「竿燈大通り」の名称を用い、「山王大通り」は山王十字路以西だけを指す狭義を採用しています。

中央通りにも、同型の茶色の街路灯が設置されているものの、秋田市道なので本工事対象外。市道側では元からランプの種類(色)が違うものが混ざっていたけれど、こちらはLED化計画はどうなっているのだろうか。

ボールは「グローブ」と呼ばれ、アクリル乳白色、質量2.4kg、直径508ミリ、高さ473ミリ。
LEDは昼白色で消費電力は124W(水銀灯300W以下相当)。
奥がLED、手前が電球。微妙に違う?

今までのイメージを損なわずに、低消費電力・メンテナンスフリー化したことは、素晴らしい。
ただ、この灯具は上空にも無駄に明かりを放出してしまうのが気になっていた。「光害」になりかねないし、後に設置された他の道路では下向きのものが採用されているのだから、グローブの上のほうを遮光性にするなどして、工夫できなかっただろうか。
それに、間引き消灯は、LED化後も継続しているようだ。消費電力がおそらく半分以下に減ったのだから、その分、少し点灯箇所を増やしてもいいのではないだろうか。県庁所在地の中心部なのだし、もう少し道路が明るいほうがいい(交通事故や犯罪防止の観点から)地点もあると思う。

なお、交換工事途中では、昼間に、かつ普段は間引かれている灯具も含めてすべてが点灯するという、珍しい光景も見られた。
【2016年11月25日追記】LED化後は、常に間引かずにすべてが点灯している模様。
【2019年12月15日追記】2019年時点でも間引かずにすべてが点灯している。ただ、電球時代から柱に貼られていた「節電消灯中」の表示がまだ残っている。
2020年度後半には、保守管理体制が変わった