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続・塀のお知らせ

ブロック塀の注意喚起の続き。
繰り返しますが、本来は存在すること自体が適切でないブロック塀がまだたくさん残る中、注意喚起してくれるだけでも親切と見るべきかもしれないけれど、万一の時の責任逃れをしているようにも感じられ、複雑な存在。
右側が秋田市立某中学校
道が広くて存在感は薄いけれど、古そうなブロック塀がある。
そこに掲示
「注意/地震の時は近寄らないでください」と大きく書かれ、小さく「調査の結果、改修が必要と判明しました。できる限り早急に対応しますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。」。
学校でなく、「秋田市 教育委員会 総務課」名義。施設管理の担当としては各校というより市教委なんだろうし、ブロック塀がある他校にも設置されているのだろう。
見栄えもいいし、注意喚起と状況説明が過不足なくされており、ソツがない。さすが秋田市

でも、ここは中学校前ではあるけれど、公道なのだから小学生以下が通ることもある。外国人も通るかも。
そういう人たちには、意味が通じない内容かもしれない。その点の配慮(「じしんでゆれたら、はなれて」等)があってもよかったのでは。


右側が秋田県立某高等学校
学校の敷地の隅に並行する、細い道沿いにブロック塀。若干坂道になっていて、場所によっては塀が相当高い。
狭い道に高い塀で、かなり圧迫感がある。ほとんど通る人がいないものの、これが倒れたら逃げ場がない。
その掲示
学校名が書かれてますが
「ブロック塀緊急調査結果によるお知らせ」「東日本大震災を超えるような大きな地震では倒壊する可能性があります。通行にはご注意くださるようお願いいたします。」
こちらは学校名。

書かれている内容を要約すれば、他とそんなに違わないけれど、いろいろ気になる。
今後どうするかの見通しがないのは、秋田市と比べてもの足りない。(前回の秋田県警のにもなかったが、まもなく撤去工事が行われるようだ)
東日本大震災を超えるような大きな地震では倒壊」が引っかかる。
まず、「東日本大震災を超える」とは、その基準は何なのだろう。震度、加速度、揺れの周期等々あり得る。
そして、裏を返して屁理屈では、「東日本大震災を超え」なければ倒れることはないとも読める。そんなこと保証できるのだろうか。
あと学校名の前のナマズのイラスト。なんとも非科学的。深刻さが足りないと受け取られてしまうかもしれない。

それにしても、この高校は2000年代初めに校舎は全面的に建て替えられ、グラウンドや外構も整備されたが、塀は手つかずで来てしまったことになる。全国各地で同じことが起きている。
※この塀のその後の対応は、この記事中ほどにて。


秋田市の某街区公園(児童公園)
わりと最近、公園の敷地の一辺が、帯状にロープで囲われた。
ベンチも使えない
「危険」「囲いの中に入らないでください。」との秋田市公園課の掲示。何が危険なのかは書かれていない。

写真で分かるかと思うけれど、危険なのは後方の塀(ブロックでないコンクリート塀か?)。見るからに古く、ちょっとこちら側に傾いているように見えなくもない。
この塀は、公園に隣接する民家のものだろう。【24日補足】2つ上の写真の手前側に写っている、金属フェンス部分は封鎖されていないから、コンクリート塀部分だけを規制していることになる。
たしかに、こんな塀が公園側へ倒れたらとても危険だから、秋田市としては封鎖するのは当然の措置。でも、「隣の塀が危険だから」と理由を書くのは気をつかってやめたのかな。【24日補足】他人の塀だから、いつ改修するといった見通しを示すこともできなくて、市立学校と比べて簡素な内容なのでしょう。
※その後しばらく封鎖が続き、2020年に対応された(リンク先後半)。

大阪府北部地震を受けて、政府は学校のブロック塀対策を急いでいるけれど、こういう学校以外の危険な塀はどうなるのだろうか。※お寺の塀の事例