広く浅く[blog.goo.ne.jp/taic02より移転]

https://blog.goo.ne.jp/taic02 から移転。秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記など、広く浅く、時には中途半端に深く、いろいろと。

新庁舎の周辺

秋田市役所の新庁舎が、間もなく開庁する。
秋田県庁向かいに1964年に建てられた4階建て現庁舎の東隣、2008年までNHK秋田放送会館(秋田放送局)があった場所に、6階建てで竣工。中央地区の公民館的機能を持つ中央市民サービスセンター“センタース”も同居。
正式な開庁は連休明けの5月6日金曜日だが、3~6階に入る課所室は2日月曜から移転して業務開始とのこと。

庁舎の内外については、公式情報や報道を見ていただくとして、ここではその周辺のいろいろを取り上げます。
とはいっても、まずは簡単に概要。
山王大通りから庁舎南西側。左手前が現庁舎・奥が新庁舎
南西側が正面になるようで、このアングルの写真や映像がよく使われる。
上部の一部分だけの緑色がかったガラス張り部分が目を引くものの、それ以外はわりと地味。現庁舎と一体感があると言えなくもない。※現庁舎は解体されるので、今だけの光景。
もっと背が高くなると思っていたけれど、横方向に長いということなのか、高さや威圧感は思ったほどない。

上の写真の真裏。北東角(ナガハマコーヒー付近)から。手前は以前から遊歩道
狭い裏通りから見ても、暗さや圧迫感は少ない。
東面と南面だけ、各階の窓の上部に木製っぽい横方向に6本ずつある柵みたいなモノがあるのは、目的がよく分からない。上の写真では左の東面にはあり、右の北面にはない。あったほうがデザイン的に引き締まって見えるけど。日除け?

小路から東面
庁舎東側には細い道路があり、飲食店やマンションが並ぶ。そこから新庁舎を見ても、以前からここにこれがあったかのような、既視感を覚えるのが不思議。
現庁舎のみならず昔NHKがあった頃の雰囲気とも、どことなく似ているのかも。
NHKは3階建てくらい(その上に高いアンテナ)で、白っぽい建物だった。弘前支局など似たようなNHKの建物は全国各地にある。

外見としては奇抜でなくて好感が持てるけれど、内部は吹き抜けがある。実物を見ていないけど、今どき吹き抜けってのはどうなんでしょう。無駄な空間で不要だと思う。吹き抜けがなければ、もっと効率的な庁舎ができたのではないだろうか。

新庁舎には、現庁舎に入っている課所室のほか、10か所の庁舎(周辺にある建物もあれば、歩いて行き来できない距離にある建物も)に分散していたセクションも移転して集約される。
したがって、中央交通臨海営業所(旧・交通局)隣接の建設部道路維持課、その向かいの環境部、その裏の奥の農林関係の課なども新庁舎へ移転。まだ新しい環境部は庁舎ごと売りに出される。【2021年2月6日追記】環境部庁舎はその後、なかなか買い手がつかず、2019年に産業廃棄物処理再生可能エネルギーの「ユナイテッド計画」が1億9722万円で落札、改修後2021年5月に、潟上市にあった本社を移転することになった。建物は1991年築、敷地5428平方メートル、延床2905平方メートル。
現庁舎裏にあり、建物は残る消防庁舎の上のフロアに入っていた防災安全対策課と情報統計課も移転。
現庁舎の3軒くらい隣の民間ビル「山王21ビル」に入っていた市教育委員会が移転するのは、賃借料の削減ができるから当然だけど、大家さんは痛手ですな。
山王21ビルのテナント一覧。向かいは県庁第二庁舎、奥が県庁正庁舎【2021年4月11日訂正・以下同様に読み替えてください】本庁舎で、写っていないその向かいが市役所
【追記】新庁舎稼働後の5月上旬時点でも、テナント一覧はそのまま。2月26日付秋田魁新報秋田市地域面によれば山王21ビルは「夏前までに契約を解除する」とのこと。6月25日には、テナント一覧の市教委関連の部分が上から目隠しされていた。2018年1月6日時点でも、空きフロアのままの模様。


●コンビニ
報道では、新庁舎北側にコンビニエンスストアが入るとのこと。どのコンビニが入るのかと思って、各チェーンホームページの新店舗オープン予定(最近は各社とも掲載するようになった)を見ていた。
その結果、入るのはローソンだった。「秋田市役所店」として5月6日オープン。(詳細は未掲載で、営業時間等は不明)

どうやって入居店舗を決めたのか知らないけど、ローソンなのが意外。【28日追記・市が募集して3者が応募し、選考により決定したとのこと。コメント欄参照】
秋田市立病院にはファミリーマートが入っていて、患者の需要に応じて2つの店舗が入っているとか聞いていたし、ファミマの会長が秋田出身だし、最近は秋田杉を使った店舗や吉本芸人が店に来るなど、秋田でいろいろやっているから、ファミマが入るのではと予想していた。
【30日追記】30日付秋田魁新報秋田市地域面によれば、「県内の官公庁内に大手コンビニが出店するのは初めてだが、24時間営業とはいかない。」(→大手じゃないコンビニは前例があるってこと?)8時開店で、閉店は平日は22時、土日は18時とのこと。
公募時の資料には、平日の8~18時は必ず営業し、あとは市と協議して店側が自由に決められたようだ。商品搬入はセキュリティをクリアすれば24時間可能だそうで、だったら営業も可能?
近くに別店舗もあるし、ダラダラと営業しないってことかな。
【5月7日追記】7日付魁地域面によれば、売り場面積は約86平方メートル。旧庁舎にあった秋田市職員互助会の売店はなくなった。ローソンでは酒・たばこ扱いありとのことだが、今日現在の公式ホームページでは、酒・たばこ・ATM・コピーなどはなく、「MACHI cafe」のみ。
【5月24日追記】5月2日に岡山市役所内にローソンができたことが、プレスリリースされていた。(秋田市役所についてはなし)
岡山は「官公庁内のローソン店舗としては全国で19店舗目、市役所内としては7店舗目」とのことなので、秋田市役所店はその次か。
(以上追記)

そもそも、秋田市役所周辺には、既にローソンが2つもある。
いずれも庁舎から北方向の旧国道に面した「秋田山王一丁目店」と「秋田けやき通り店」。
200メートルほどの一角にローソンが3つできることになり、さらにデイリーヤマザキセブン-イレブンもある。オフィス街で需要は多いのだろうけど。(その一方で、市役所向かいの県庁側にはコンビニがない)
ローソンホームページの店舗検索地図に加筆。★が新庁舎、Yがデイリーヤマザキ山王二丁目店、7がセブン-イレブン秋田山王1丁目店
【2018年1月6日追記】デイリーヤマザキ山王二丁目店は、2017年中に閉店し、空き店舗になった。
【2018年3月7日追記】旧国道のローソン秋田山王一丁目店も、2018年初め頃までに閉店した。


●1-1-x
現庁舎の所在地は、「山王一丁目1番1号」、1-1-1。
秋田市の法則では、市役所に近いほうから丁目と番地が付けられるから、当然ではある。

新庁舎の位置にあった頃のNHK秋田放送局は「一丁目1番2号」であった。
じゃあ、そこへ移転したからには、市役所が1-1-2になるの?

秋田市から告知などは特になくて疑問だったが、ローソン新店舗の所在地で分かった。引き続き1-1-1のようだ。


●バス停
市役所の最寄りバス停は「県庁市役所前」。
下りは県庁正庁舎、上りは市役所のそれぞれ正面玄関のほぼ真ん前にバス停があり、かつほぼ真向かいに向き合っていた。間には、信号機つき横断歩道(押しボタン式でも良さそうだが、そうではない)もあり、移動はスムーズ。
秋田市内では、おそらく秋田駅西口、東口に次いで乗降客数が多い停留所ではないだろうか。

上下とも、同じ形の待合所があった。一般的なサイズよりやや大きい(広い)程度で、退庁時間帯などは客が収まらずにあふれ出る。
待合所
市営バス時代は、その中にバス接近表示装置が上下とも設置され、そこにバス停名が表示されていた。(下りは「県庁前」、上りは「市役所前」と表記)
(再掲)市役所前の接近表示。左右には広告も掲出
現在は、バスロケも広告も撤去され、時刻表のほかは小さな表示板がある程度。
「ベンチ真上、雨漏りしております。」だって…
空港リムジンバスの始発点であるほか、県内便の高速バスも停車するため、秋田県内3事業者の名称が書かれている。空白の部分にかつては「市営バス」と書かれていたはず。


新庁舎オープンに伴い、上り側バス停が、6日の始発から現在より約130メートル東(秋田駅)寄りの新庁舎前に移動する。新庁舎の玄関とは、屋根付き通路で結ばれる。
新しいバス停。柵でふさがれている部分は、歩道を切り欠いたバスベイ
待合所はかなり大きい。
待合所に自転車が2台。駐輪場じゃありませんよ
ベンチも時刻表掲示板もなかったけれど、今後設置されるのでしょうね。

新しい通路・待合所は、庁舎と一体感のあるデザインだけど、なんか頭でっかちそう。
それに、待合所の開口部が大きく、通路部分には壁がない。真冬に吹雪が吹き付けそうな立地だけど、大丈夫かな。秋田駅東口や大学病院のような、透明な壁を設置したほうがいいような…

庁舎移転に合わせて移設するのは当然のことだけど、少々不安も。
次のバス停「県庁第二庁舎前」(昔は市立体育館前、その後NHK前だった)との距離が、交差点を挟んで140メートルほどになる。近すぎないか?
朝夕などバス停の間にバスが連なって詰まってしまったり(交差点左折車は迷惑)、車内放送が間に合わなかったり、客が降車ボタンを押しそこねたりしそう。
【27日追記】第二庁舎前の車内放送には「山王胃腸科」の比較的長い広告が入る。市役所前バス停が現在の位置であっても、信号に引っかからない時は、放送が終わるのとほぼ同時に第二庁舎前に到達しているので、移動後は、広告が終わらないうちに通過する可能性がありそう。
【2018年1月6日追記】その後、2018年1月に久しぶりに、大川反車庫発秋田駅経由大学病院行き赤沼線に乗ったら、「次は県庁第二庁舎前、県庁第二庁舎前。山王胃腸科前でございます」みたいな短いものに変わっていたようだ。【2月19日追記】手前の県庁市役所前で、従来と同じ内容の広告が「山王胃腸科は次の県庁第二庁舎前でございます」みたいな言い回しで流れた上で、第二庁舎前で短い広告が入っていた。2度、広告が入るようになったのだが、広告費はどうなっているんだろう。【9月21日追記】車内放送は「次は県庁第二庁舎前、山王胃腸科前でございます」と、バス停名を繰り返さず1度だけ言うという、異例の短いものだった。
左が新バス停、右の▲が第二庁舎前

第二庁舎前。左の▲が新バス停
※新庁舎は道路からやや引っ込んで建っているため、東側から見ると、手前のビルに隠れて目立たない。

それに、駅から来る下り側バス停は、旧庁舎真向かいに残るわけだから、市役所に用のある人は降りてから遠い。むしろ、第二庁舎前を使ったほうが距離的には近いが、道路横断(信号待ち)が1回多くなる。(僕だったら第二庁舎前で降ります)

第二庁舎前バス停もそれなりに利用者はいるから、容易に廃止・統合するわけにもいかないのだろう。
しかし、上り側第二庁舎前バス停は、歩道が狭く(上の山王21ビルの写真参照)、トラックが路上駐車して荷降ろししたりして、若干ごちゃごちゃしている。
次の山王十字路バス停まで300メートル以上離れているのだし、もう少し山王十字路(駅)寄りに移すなど、一考の余地がありそう。


バス停移動に伴い、当然、県庁正庁に用がある人が上り側バス停で乗降する時は、従来より歩く距離が長くなる。消防庁舎やその裏の民家などからバスを利用する時も同様。

移動後の模様はこちら


●市営バスの名残が消える
中央交通のホームページに、バス停移動とともに「秋田市役所バスコーナー閉鎖について」が掲載された。
5月2日16時で、市役所内にあった同社バスコーナーを閉鎖、すなわち新庁舎へは移転せず廃止するというもの。

すっかり忘れていたけれど、そんなものもあった。
正面玄関を入ってすぐの右、総合案内の向かいにあり、路線バスの案内や回数券の販売をする場所。平日の9時から16時(13~14時昼休み)の営業。

庁舎内に銀行があるのは珍しくないと思うけど、バス会社の窓口があるのは多くないかもしれない。
これは、秋田市に市営バスがあった名残。

かつては、「市営バスコーナー」という名称で、交通局廃止後、それが中央交通に移管されて「バスコーナー」と名前を変えたようだ。
市営バス時代は定期券も売っていたような気がして調べてみたら、そればかりか「航空券、国鉄乗車券・指定券の取り次ぎ(翌日渡し)」「旅館の紹介」までやっていた。交通局に観光事業もあり、有資格者がいたからできたのだろう。【27日追記】中央交通(もしくはその子会社)にも資格者はいるでしょうけど…
1985年4月に開設されていた。

ちなみに、開設時期は不明だが、土崎支所(現在は北部市民サービスセンターに再編・移転)にも市営バスコーナーが2003年3月まであった。


中央交通にしてみれば、さほど利用が多くない所に社員を配置しなければいけないし、近くに自前の長崎屋バスターミナルがあるし、回数券は車内でも売っているし、正直、バスコーナーはお荷物だったのだろう。バスコーナーを問い合わせ目的で利用する人がどのくらいいたのか知らないけれど、廃止は妥当ではないだろうか。
ローソンで回数券を売れば、フォローとしてはベターかな。【11月3日追記】セット回数券に限り、市役所のローソンで販売しているとのこと。