
この記事に続いて、静岡のカンキツ類の試験場見学のうち、見本園の話。
※実際に見た順番とは入れ替えて紹介しているものもあります。
小さな果実はスダチカボスと同じく、熟すとちゃんとオレンジ色になるのは、さすがカンキツ類。
お次は、
ヒョウカンだって洋ナシやナスビのような形がおもしろく、来場者に注目されていた。
ヒョウタンのような形ともいえる(くびれてないけど)ので、「瓢柑」なのは察しがつく。
近くには同じ形で色が黄色いのも。
ユゲヒョウカン帰ってから調べると、「弓削瓢柑」だそう。愛媛県の瀬戸内の「弓削島」にちなむのだろうか。
弓削瓢柑は、各地で少量ながら生産されていて、味もいいらしく、果実やジャムが生産者からの直送で販売されている。果実断面の見た感じはブンタンに似ている。
ネット上では、弓削瓢柑を単に瓢柑としている場合もある。弓削瓢柑は台湾から移入されたとか、ブンタンの血が入っているという情報もあった。
いろんなカンキツが実る道。中央がユゲヒョウカン
でっかくて黄色いのは…出ました! ブンタン!! と思ったら、
オオタチバナ?オオタチバナとは「土佐文旦」のことだそうだ。
離れた場所には、
「平戸文旦」土佐より平戸のほうが果実の形が整っているかな。
支えなしで自力でなっているようだほかには、見た感じは大したことないものの、テング、イーチャンレモン、ユークニブ、チノット、モチユ、アタニーなどなど、一風変わった名前のカンキツ類がたくさん。
そうこうしているうちに、一般公開ルートの最上部、標高50メートルほどの地点を通過。
まだ上に園地があり、竹やぶや針葉樹もある少し平坦な部分があり、あとは下りに転じる。
右下から登って来ました前回紹介した地点よりも高さを増し、海側の眺めがいっそう開ける。
向こうにうっすら見えるのは、伊豆半島か
小さい木はバロチンベルガモットベルガモットといえば、紅茶のアールグレイの香りのもとでおなじみ。

香料となるのは果実の精油であり、苦いので生食には向かないとのこと。
大きさは違うけれど、葉っぱの感じがどことなくブンタンに似ている。
近くには、たくさん果実をつけた木があり、
こちらはただのベルガモットベルガモットのことを単に「バロチン」と呼ぶこともあるようだが、ここでは別物ということだ。
「バロチンベルガモット」と「ベルガモット」の違いは不明。
レモン・ライム類の一角。
最近たまに売られているマイヤーレモンオレンジとレモンの交雑種とされている。
ごつごつしたラフレモンレモンでも、熟すとオレンジ色になるものも多いようだ。
レモンやライムは枝に長いトゲがある。
スイートライムライムは熟すと黄色くなるのか。ただし、この段階では独特の酸味が抜けてしまうので、青いうちに収穫して使う。
見本園の最後は、
でーん前々回の屋内展示で強烈なインパクトがあった、3キロもある巨大な果実(ブンタンの一種)の木らしい。
さっきのオオタチバナ、平戸文旦と比べても、果実もデカいが、葉っぱもデカイ!
地面につきそうさすがに枝だけでは持ちこたえられないらしく、紐で吊り上げるなど支えが入っていた。
さまざまなカンキツ類の実物、しかも多くは実っているところを見られて、とても貴重な体験だった。木や園内の手入れも行き届いていたし、駿河湾の眺めも楽しめた。
試験研究機関ではあるわけだが、年1回といわず、例えば花の咲く時期なんかにも一般公開してくれればまた別の楽しみがありそう。
長くなって申し訳ないですが、まだ続きます。