●半分スクランブル交差点
交差点内で車両用と歩行者用の青信号が別々のタイミングで点灯する「歩車分離式信号」。その中で、歩行者用の青の時に斜め方向にも横断できるものを「スクランブル式」と呼ぶ。
警察庁が、各都道府県警察に“ノルマ”を課して、既存交差点を新たに歩車分離式にすることを推進しており、秋田県では、果たして歩車分離式にする意味・効果があるのかとういう交差点が歩車分離化されたりしている。
もちろん、歩車分離化すれば、理論上は絶対に歩行者と車両の交通事故は起きないのだが、誤認したり、待ち時間が長くなったり渋滞したり、それを嫌って(歩/車とも)信号無視を誘発したり、かえって危険なケースもあると思う。
また、秋田では全方向の歩行者用が同時に青になる交差点なのに、斜め横断はできない(スクランブル式でない)所も多く、横断に時間がかかる歩行者は信号待ちが2度になってしまうようなこともある。おそらく縁石の改造工事などを嫌って、“お手軽に歩車分離化”したのだろう。(基本的には自己責任で斜め横断しても差し支えないわけですが…)
※以前の記事
最近は、新たに歩車分離化される交差点は一段落していたが、先週頃、秋田市中心市街地に斜め横断できるスクランブル式の交差点が現れた。
その前に、
エリアなかいち東側、秋田駅から来た仲小路がなかいちにぶつかる、明徳館ビル(県立秋田明徳館高校)前の小さな丁字路。
【10月23日訂正】明徳館ビル前に新たに設置されたのは、音響式信号でした。歩車分離式にはなっていませんでした。訂正します。
反対のなかいち西側の広い道路(中央道路地下トンネル出口)の交差点は、昨年末に歩車分離式ではないものの、それに準ずるようなサイクルになって、歩行者は横断しやすくなっている。
ここから本題。
今回スクランブル化されたのは、なかいち北西角・キャッスルホテル北東角(ローソン前)の広小路の丁字路交差点。
Google航空写真より。左右が広小路、右が駅で右から左への一方通行航空写真の通り、この交差点は、広小路を渡るのは東側しか横断歩道がない。(20年くらい前までは、それもなかったっけ?)【11月1日補足】20年前というか、秋田中央道路地下トンネルの出口が作られるまでは、車両用信号機すらなかった(信号機のない丁字路交差点だった)ようだ。
車のほうは広小路の3車線のうち、左寄りの車線は、直進と左折が兼用。
そのため、秋田駅方向から南(中央通り方向)へ左折する車は、南側横断歩道の歩行者の横断を待つ必要があった。それなりに歩行者がいるため、事故の危険性だけでなく、左折車の後ろに続く路線バスなどの直進車両が待たされ(交通法規上は当然だが)、車の流れが少々滞るケースが多かった。
スクランブル化前。東側から。横断を待つ左折車がいるので、直進するバスが進めないそれが、
スクランブル化後。上の写真とは逆の西側から従来「L」字型だった横断歩道をつないで、直角三角形の斜辺のような、斜め横断用の横断歩道が1本新設された。
隣の木内前のような、十字路を全方向で横断できる一般的なスクランブル交差点の“半分”の形だ。
縁石の工事をしなくて済むような位置に白線が引かれ、しかも斜め横断用の信号機の増設もない。まあ、特段不便や危険はなさそうだし、“お手軽なスクランブル化”でもいいか。【29日追記】音響式信号のスピーカーの位置や向きも従来のままだと思われるが、それだと視覚障害者が斜め横断できない(斜め横断できることを認識できない)可能性がある。
【10月23日追記】10月23日に見たところ、なかいち側からお堀側に横断する時に見る、堀に背を向けた信号機は、わずかに斜め横断方向に角度を付けて設置されていた。逆方向側は従来通り正面向き。
もう一辺も横断できるようにするとなると、縁石、柵、電話ボックス、タクシー乗り場の撤去・移動が必要になりそうだし、そうまでしても丁字路だからさほど意味がない。これが妥当なところだろうか。
あと、スクランブル交差点では、異なる対角線上を斜め横断する人どうしがぶつかりそうになることがあるが、このような片方向の斜め横断ならば、その恐れがない。(そもそも、ぶつかるほど横断者がいないか…)「スクランブル」の本来の意味である「引っかき回す」とは、かけ離れた形態とも言える。
これにより、千秋公園・中土橋方面と、キャッスルホテル・木内(バス停)方面を行き来する人は、一度に横断できるようになった。
それ以上に、南側横断者の安全確保と直進車両の通行がスムーズになりそうで、意味があるスクランブル化だと思う。
なお、青になる順番(現示階梯)は、[西進(広小路)側車両用]→[北進側車両用]→[歩行者用]のようだ。それから、信号機の表示板は、秋田県警の場合、スクランブル式であっても区別なく「歩車分離式」と表示される。
歩行者も車も、よく確認して通行しましょう。
※2024年には、この南側、キャッスル裏の交差点も半スクランブル化された。
●堀に倒れた木
木内向かいのポケットパークから、穴門の堀越しに県民会館隣の和洋女子高が見える。
紅葉が始まってきた
(再掲)以前の同じ場所穴門の堀は「L」字型で、広小路から見えにくい側に和洋高校の校舎が建っているのだが、
そこで少し前に変化があった。
9月中旬。影で分かりにくいですが校舎と堀のわずかな間に生えていた木が、堀の中に倒れてしまっていた。
より近くの駐車場から撮影校舎側に倒れるよりは被害は少なくて済んだわけだが、このままではまずいと思っていたら、この2週間ほどの間で撤去されていた。
●大屋根の柱
秋田駅東西自由通路「ぽぽろーど」から西へ続くアーケードは、「大屋根」と呼ばれる。(そう呼ぶのは行政やイベント主催者で、一般市民にはあまり浸透せず、ぽぽろーどの一部と認識しているかもしれない)
ぽぽろーどは秋田市管轄なのに対し、大屋根はビューホテルと西武が入るビル管理会社の管轄。そのためか、東日本大震災直後の節電が呼びかけられ、かつ雨が降る時に、電動で屋根を開閉してみたり、節電要請対象外である夜間に「節電のため」と称してエスカレーターを止めてしまったり、もうちょっと配慮してくれても良さそうなことをやってしまうことがあった。
9月初め。ぽぽろーど西端から9月上旬頃から、大屋根のすべての柱に足場が組まれ、何やら工事が始まった。
10月からの国民文化祭やアフターDCに向けて、なにか装飾でもするのかと思っていると、
足場が取れたけど…
ほぼ完了なーんだ。単に以前と同じ白色で塗り替えただけだった。
たしかに、以前の柱には少々サビが出ていはいたけれど、そんなにひどくはなかった。素人目には、塗り替えは来年以降でも良さそうだと思える。個人的には、殺風景な冬の風除けを、もうちょっとなんとかしてほしい。
市街地の変化については、続きがあります。