●サンクス開店の陰で
秋田駅の南西、中通地区と南通地区の境を東西に走る市道が「南大通り」。(“秋田市中心市街地”の範疇からは外れるらしいが、店が多くライラックなどが植えられていたりして、それなりに活気がある。
その中ほどに「秋田銀行南通り支店」がある。店舗名に「南通り」と送り仮名がつくのがちょっと不思議。
通りの名称が由来なら「南大通り支店」とすべきだし、所在地由来なら「南通支店」(厳密には中通だけど向かいは南通だからいいでしょう)とすべきだ。
秋田市民は、南大通りを指して「南通り」と呼ぶことも多いとはいえ、銀行の店舗名なんだから。
銀行の隣に、かつて「亀の湯」という銭湯があった。
秋田市内の数少ない銭湯だったが、数年前に廃業・解体。
跡地は穴吹工務店のサーパスマンションの建設工事が行われていたが、2009年11月の同社の会社更生法適用後、工事が中断していた。(基礎工事がだいぶ進んだ状態で止まっていたはず)
※ちなみに、秋田銀行を挟んで反対隣には、既に入居済みのサーパスがある
そこがいつの間にか、コンビニに変わっていた!
11月末頃にオープンしたらしい。
影に入って見づらくてすみません名称は「サンクス秋田中通六丁目店」。
セブンイレブン進出前に先手を打った出店とも考えられるし、住宅やマンションのほか東北森林管理局や秋田南税務署、高校や病院があるから、需要はあるだろう。
近くにあるライバルとなる店は、400メートルほど離れた通り沿いの向かいに「ローソン秋田南通築地店」と500メートルほど離れた市民市場内のサンクス(後述)。このあたりとは共存可能だろう。
銀行のところまで駐車場で、広いでも、ここからわずか100メートル西の同じ通りの同じ側、「秋田中通六郵便局」の交差点の角のビルの1階に、「サークルK南通り店(おそらくこれが正式店名)」がある。
(再掲)右端にちょっとだけ写ってます森林管理局・中通小学校へ至る通りを渡って、4軒隣りに同じ系列(サークルKサンクス)のコンビニができるわけで、こりゃ大変だなと思っていたら。
閉店していた!(奥にサンクスの看板が見える)
今まで意識していなかったが、「サンフレンドビル」という6階建てのビルで3階以上は賃貸マンション。2階以下がテナントの模様。
昭和58(1983)年度の秋田市都市景観賞を受賞しているので、その頃の建築なのだろう。(「高島ビルコーポ」という名称で受賞している)
既にサークルKの退去・看板の撤去は済んでいてコンビニの面影はない。
サークルKのサインが取れた壁面に「肉のデパート高島」という文字の跡が見えた(2つ上の写真)。サークルKの前は肉屋だったのか。
2階も空きテナント秋田のコンビニは駐車場が必須であり、このようなビルに入居するコンビニはよほどの集客力がないと成り立たないだろう。ましてすぐ近くに広い駐車場があるコンビニができては勝ち目はない。
もしかしたら、旧サークルKと新サンクスの経営者が同じで、ブランドを替えて移転したということも考えられなくはない。秋田市内ではサークルKが減少傾向・サンクスが増加傾向だから。ただし、新旧店舗の電話番号は別。
矢印がサンフレンドビル秋田市全域でも、サークルKは6店舗しかなくなった。秋田駅周辺のサークルKとサンクスの分布はこんな状況。
赤丸がサンクス秋田中通六丁目店【2012年8月19日追記】2012年8月現在、サークルK南通り店跡は、空き店舗のまま。【2013年3月7日追記】2013年3月初め時点でも空き店舗。
【2013年5月10日追記】跡地には2013年5月にペットホテル(?)が開店するようだ。→【2014年5月19日追記】気付いたら、また空き店舗になってしまっていた。→【2015年8月29日追記】フランチャイズの便利屋「Benry(ベンリー。おそらく秋田県初進出)」が9月16日にオープンするそうで、準備が進んでいた。→【2018年11月16日追記】Benryは秋田南通店という名だったが、2018年9月に、御野場店と統合して、大町一丁目の秋田大町店となった。南通りは再び空き店舗に。
【2022年2月8日追記】その後、サークルK・サンクスのファミリーマート統合により、サンクス秋田中通六丁目店は「ファミリーマート 秋田中通六丁目店」となった。
●各チェーンの命名方針
気になったのが各コンビニチェーンの店舗の命名方法。
※以下の店舗名は、各チェーン公式サイトの店舗検索の表記に基づいています。店頭やレシートの表記は異なる可能性もあります。
少なくとも秋田市内において、ローソンやファミリーマート、デイリーヤマザキでは、原則として「市町村名+所在地名/通りの名/入居ビル名」が多い。
例えば、ローソン秋田大町二丁目店/ローソン秋田竿燈大通店/ローソンダイワロイネットホテル秋田店(←例外的に「秋田」が後)のように。※関連記事
そして「丁目」付きの所在地名が使われる場合、「何丁目」の数字部分は「大町二丁目」のように必ず漢数字となる。(ちなみに、セブンイレブンはアラビア数字派らしい)
住所表記としては、漢数字を使うのが正式のはずだから、これで正当と言える。
ところが、サークルKサンクスの命名方法は、そうではないことが多いようでして…
まず、地名を使うにしても、ひらがなにしたり、大字レベルの大雑把なのものだったり、実際の地名と若干異なる名称が見受けられるのが特徴的。
弘前の話ですが、弘前市中野にある、弘南鉄道大鰐線の「西弘前駅」から改称された「弘前学院大前駅」。※直近の記事
西弘前の略称である「にしひろ」が、駅一帯のエリアの通称として、駅名が変わった今なお親しまれてはいるのだが、そこにあるサンクスの店名は、
「サンクス弘前西弘店」「サンクス西弘前店」でよさそうだけど。
そういえば、僕が弘前にいた当時は、ここはサークルKだった。いつの間にかサンクスに転換し、近くにあった別のサンクスが閉店していた。
他チェーンほどではないが、丁目が店名に使われることもあり、その数字。
上記、「秋田中通六丁目店」は漢数字だが、近くの市民市場1階にある店は、
「秋田中通4丁目店」六丁目とは異なりアラビア数字。所在地の表記も不統一。
というか、中通4丁目店は秋田市民市場の中に入っているのだから「サンクス秋田市民市場店」でいいんじゃないだろうか?
その方が分かりやすいし、大家さんへの義理でもあるだろうし…
僕は今まで、てっきりそういう名前だと思っていた。(市場2階に入るダイソーは秋田市民市場店)
市民市場から秋田駅側に250メートルほど進んだ、「ニューたけや」を改装した「ニュー金座街ビル」にもサンクスが入っている。
(再掲)その名前は、
「サンクス秋田ぽぽろーど店」うーん。
この記事などで触れた通り、秋田駅から仲小路へ続く人工地盤(自由通路)「ぽぽろーど」とアーケード「大屋根」は連続しており、多くの人は両者の名称を意図的あるいは無意識に混同して使う場合が多い。
とはいえ、ニュー金座街ビルのある場所は、ぽぽろーどと反対側の大屋根の末端であり、ここを指して「ぽぽろーど」というのは無理があるように思う。
というか、ここは「サンクス秋田ニュー金座街ビル店」あるいは「サンクス秋田金座街店」でいいんじゃないだろうか?
その方が分かりやすいし、大家さんへの義理でもあるだろうし…(繰り返し)
でなきゃ、市民市場の店にならって「秋田中通二丁目店」(2丁目?)だ。
以上、サークルKサンクスの店舗名は、なかなかアバウトなようだ。
命名には本部があまり口出しせず、オーナーの自主性に任せているのだろうか?
コンビニの(チェーン名でなく)店名を意識して利用する客などいないだろうけど、地名にこだわる者としてはちょっと気になってしまった。(そして逆に他チェーンがかなり厳格な命名をしているのに感心した)
※関連記事はこの記事中ほど
【2022年2月8日追記】サークルK・サンクスのファミリーマート統合により、上記中通六丁目店のほか、ぽぽろーど店と中通4丁目店もファミリーマートへ転換された。4丁目店は「秋田中通四丁目店」と漢数字に。