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そば駅弁

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今は駅弁大会や空弁のように駅以外で駅弁が買えたり、駅でコンビニ弁当的なものを買えたり、駅弁の定義づけが難しくなっている。国鉄時代は、“弁当”である以上、ご飯が入っていないと駅弁とは認めないという、いかにも国鉄らしい決まりがあったらしい。今回ご紹介するのは、そんな駅弁になれなかった駅弁。

場所は函館本線長万部(おしゃまんべ)駅。札幌行き特急で函館を出て約1時間、北海道らしい地名で、北へ向かっている期待が高まる。
長万部の駅弁は「かなやのかにめし」が有名(別記事で紹介します)だが、別の業者が出しているのが「長万部名物特製もりそば」。蕎麦の弁当(?)なのです。

札幌-函館間の特急「スーパー北斗」、「北斗」の車内販売の弁当予約サービスで、両社とも入手できる。ただし、かにめしは夜遅い列車と長万部通過列車以外全てで対応しているのに対し、もりそばは昼前後の時間帯のみで、業者の定休日もあるので注意。
函館発の場合、函館発車20分後の大沼公園停車前までには予約しないと締め切られる。
車内販売のメニュー

長万部を発車すると客室乗務員が席まで届けてくれる。600円。

紙箱を開けると、

めんつゆはボトル入りでそばちょこ代わりのカップがある。ネギ、わさび、唐辛子、海苔、うずら卵と薬味が一通り付いて、デザートのミカンの缶詰まである。
前回食べた時は、そばにつゆを掛けて食べたのだが、今回は本格的につけ麺で食べてみよう(どちらの方法で食べてもいいと説明が入っている)。

麺が取りにくい時は、つゆを少し掛けてほぐすといいそうだが、列車に合わせて茹でてくれたそば、全く絡まっていない。

でも、走行中の車内で卵を割って、麺を付けて食べるというのはかなり危険な行為。
今回乗った列車は、前の記事で紹介したキハ283系」という、高速でカーブを通過する車両の中でも特にダイナミックな走行をするタイプ。ガタンガタンという揺れは少ないが、車体がかなり傾いている(仕様上は6度傾斜する)のがそばを食べることによって分かる。
隣に他人が座っているときに食べるのはやめた方がよさそうだし、おしぼりが付いていないので、事前にティッシュを1枚出しておいた方が安全。自信のない方は、つけ麺でなくつゆを掛けて食べることを強くお勧めします。

味は、特別においしいわけではないが、茹でたてだからおいしい。列車の中でそばを食べるという非日常体験も楽しい。量はやや少ないが値段が手頃なので、ちょっと小腹が空いた時などに最適だろう。