19時の「NHKニュース7」。2023年春からだそうだが、「フルバーチャルセット(株式会社NHKアートホームページでの表記。フルバーチャルスタジオとも言うでしょう)」になった。スタジオの背景はCGで、それがカメラの動きに連動して動く。それを活かして、背景が内容に応じたCGになることがある。
2026年5月29日のトップニュースは、「値上げ 食品にも中東情勢の影響」6月の食品値上げについて。

背景CGはスーパーの店内。それに対するツッコミ。

横方向に白い棚が3列。常温保存商品っぽいのに、側面に冷蔵ケースのような透明な板が付いているのがおかしい。
いちばん手前のこちら向きの面は、箱入りお菓子のようで「クッキー」「Custard Cake」「バナナチップス」「クラッカー」「ハートチョコ」「チョコレート抹茶味」「ポテトチップス(味が書いてあるようだが、出演者に隠れて見えず)」「Choco Stick」が陳列。

Choco Stickはポッキーだ。バナナチップスを大々的に売るのが珍しいお店。
一般に、チョコ・クッキー・ポテチは、分けて陳列されるだろう。ところがこの店は、ごっちゃに並んでいるのがおかしい。しかも同じ面の上2段と下2段に、同じ商品が置かれている。棚を埋めるだけ商品を作れなくて、コピペしたのだろう。
さらに、奥の3列目の棚も、手前の棚をコピペしたようだ。
そんな細かい点は別として、売り場の天井。
半円形で、同心円で色分けされたの旗のようなものが並んで下がっている。
昔の写真や映像で見覚えがある。「1957年 主婦の店・ダイエー薬局オープン」とか「昭和50年代 買い物客でごった返す秋田市 名店街」みたいな。※あくまでもイメージ。ダイエー1号店や名店街の画像を検索してみたが、半円のものはなかった。また、実際には紅白幕を吊るす事例もあった。
自分自身で、そういうのがある店に行ったことは、あるようなないような。ともかく感覚としては昭和50年代以前のアイテムの印象。【6月2日追記・1976(昭和51)年のイトーヨーカドー弘前店オープン時の画像で発見! 1階正面のピロティー(巨大な風除室のようなスペース)や、その玄関を出た屋外に下がっているのを確認。弘前市立中央公民館サイトより。】
今どきの、いや、この数十年・平成以降のスーパーでこれを下げている店ってあるだろうか。
調べると「旭光幕」「オープン幕」と呼ばれるもの。
一般社団法人 日本インテリア協会ホームページでは「旭光幕(きょっこうまく) 新規開店、パーティーなど祝事に使用する半円形で中心から赤、白及び青(又は緑)の同心円の幕。」としている。
NHKのCGの旭光幕では、放射状に直線が描かれていて、車輪のような見た目になっているが、こういう旭光幕ってあるのだろうか?
微妙に違うものに「プリーツファンフラッグ」というのもあった。
形や色合いは似ているが、ひだが入っているのと、青い部分に白抜きで星が並んでいる。星条旗をモチーフにしているようだ。アメリカの屋外イベント会場に、あればありそうなイメージ。
旭光幕の色の組み合わせの由来は分からないが、ファンフラッグから来た、つまりファンフラッグの日本版が旭光幕なのかもしれない。
NHKのCG作成スタッフは、どうして旭光幕を描いたのだろう。古い人なのだろうか。あと、バナナチップスが好きな人かな。
※ところがその1週間後の放送では…続きはこちら。