●市役所前庭
秋田市役所の新庁舎建設に伴い、前庭の芝生にある噴水が撤去され、花時計は一時的に撤去されることになっていた。※前回の記事

噴水や花時計が柵で囲われていた。
一時撤去を前にした花時計は、

※その後、花時計は新庁舎に設置されないことになっていた。
現在は、

手前の「秋田市庁」の表示や、奥のドイツから寄贈された「友情の鐘」はそのまま。以前の新聞によれば、鐘は移設されることになっている。

周辺の低い植木は、雪囲いがされているが、これらはこのままということだろうか。(新聞によれば、松の木は大森山動物園へ移植されるとか)
あと2つは、広小路・中通近辺なので、まずは地図でまとめて位置を示します。

●秋田農林ビル:地図「1」
中通一丁目の南西角、中央通りの西端に「秋田農林ビル」という5階建てのビルがあった。みずほ銀行秋田支店の南隣。

秋田農林ビルには、農林中央金庫や日本政策金融公庫が入っていた。

昨年、農林中金は臨海のJAビルへ移転し、政策金融公庫は近くの北都銀行別館に移転。農林ビルは空きビルになっていたようだ。
10月。

足場の組み方からして、改修工事でなく、解体工事の気配。



正面(土手長町通り側、西側)は、コンクリートっぽい壁に、縦に細長い窓が密に並ぶ。他の3面は黒に近い紺色系統の濃淡のタイル張り。北と南にはほとんど窓がなかったようだ。
正面は先に解体された長門第一ビルにどことなく似ているし、タイル面の雰囲気も独特。気に留めていなかったけれど、解体されるとなると、惜しい気がしてしまう。
北・西・南面は、足場の上からシートがかけられ、解体の様子は見えない。
でも、残りの東面が解体の取っ掛かりになるわけで、足場はなく、そちら側にも道路があるので、見ることができるのだった。すっかり忘れていた。

ビル東側の敷地の道路沿いには、人の背丈ぐらいの塀があり、その塀もビル本体と同じタイル張りだった。これももちろん目に入っていたけれど、気づかなかった。

【28日追記】28日に秋田建設工業新聞のサイトで報道された。
「旧農林漁業金融公庫秋田支店」だったそうで、昨年に政策金融公庫から「株式会社建築企画」という保戸野の会社に売却されたという。
「解体跡地については現在、数社から計画の提案を受け活用案を検討しており、来年夏頃の着工を目指す。」とのこと。
※続きはこちら
●広小路のお店:地図「2」
広小路の木内の斜め向かい(かつての協働社の向かい)。所在地では千秋明徳町。
広小路の西端であるここには、数件の店が並んでいた。西側から、駐車場(昔ガソリンスタンドだった)、洋服類の店、あとはハンコ屋さんなどがあり、教会の側面があって、木内前の交差点という並び。



最近は店舗の入れ替わりが激しかったようで、空き店舗だったり工事の現場事務所だったりしたこともあった。
現在、そのお店の一部(2件分?)が解体されている。



解体されれば、教会の側面が全部見えることになりそう。
※続きはこの記事中ほど
農林ビルと広小路の店、跡はどうなるのだろう。さらに秋田市中心市街地に空き地が増えてしまうのだろうか。
【2013年9月29日追記】2013年9月に秋田市のGoogleストリートビューが公開された。撮影されたのは2012年の秋であるため、この記事で取り上げているそれぞれの解体前の姿を見ることができる。