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中古車も新塗装

秋田中央交通の一般路線バスの車体塗装が、今年3月頃に新車で導入された2台(いすゞエルガミオ1707、日野レインボー1708。いずれも臨海営業所)で若干変更されたのを、2025年3月25日に記事にした
秋田200か1708号車
窓より上、屋根にかけての塗色が、これまでのクリーム色(さかのぼれば白やベージュも。3月25日の記事参照)だったのが、グレーになった。昔の塗装や、その復刻塗装と同じ色合い。

今後導入される車も、グレーになるのか。新車でなく中古車でもそうなるのか、注目していた。
6月初め頃、新たに秋田200か1719号車が、秋田営業所で稼働開始。
グレー塗装になった!
ヘッドライトがツリ目なので、新車に思えてしまうが、中古車。モデルチェンジは2016年、もう中古が出回り始める時期なのか(元所有者は後述)。
行き先表示器が白色LEDではない。製造終了しているため、廃車発生品の再利用と考えられるオレンジ色LEDなのも、中古車の証。
正面のメーカーロゴは取れてしまったのか見当たらないが、後部にいすゞエルガミオ表記あり。

6月半ば頃は見かけなくなってしまい、6月末辺りからまた動き出している。
現在の1719
「全国健康保険組合協会けんぽ)秋田支部」のラッピング広告が付いた。
導入後、こんなに早期にラッピングされるのは珍しいと思う。塗装したのがもったいないような。
同じラッピングが施されていた、1351号車が運用離脱したそうで、その代替になったようだ。1351は突発的かつ致命的な故障が生じたのか。
リアウインドウ右下の黒い部分に、小さく車種名表記
この状態では、正面以外は緑色が隠れているので、復刻塗装車にラッピングしたようにも見える。
中古車とマイナーチェンジ塗装の組み合わせをしっかり見られるのは、次の中古車導入までお預け。


ところで、1719号車の前の所有者について。
ネット上の情報によれば、自家用登録で、東京都江戸川区の「アクラス」という大きなマンションの入居者専用シャトルバスだったとのこと。運行はバス会社に委託していて、検査時等は貸切車が代走するとの情報もある。
2018年5月撮影Googleマップストリートビューに、マンションを出発する現・1719号車と思われるバスが写っていた。
影からすれば午後だが、6人は乗っている
6時台から深夜24時台まで15分間隔(昼休みあり)で、最寄り駅を行き来するとか。567戸もあり、利用者は多いのだろうが、マンション前を都営バスも走っているのに、こんなシャトルバスが成り立つのは、さすが東京。
また、このマンションは2010年竣工なので、当初は先代エルガミオシャトルバスに使われていた。それが遅くとも8年ほどで更新され、今回も10年経たずに更新されたことになる。路線バスよりも酷使されないと思うが、15年の間に3台も買えるというのも、すごい。

弘南バスは、20年ほど前には、見るからに自家用仕様のバスを中古で買って路線用にしていたが、最近はなくなったようだ。
中央交通ではそれはないが、このように、路線バスっぽい仕様の自家用バスをたまに導入する。1519号車(羽田空港関係者専用)、1565号車(大江戸温泉物語等の送迎車。2022年10月21日の記事に少々)など。客としては、座席配置が変わっていて戸惑う車もあるが、小田急中古などと比べてくたびれた感じがしなくて悪くないと思う。
ただ、ホテルJALシティ羽田東京の送迎バスだったという1382号車(2018年12月11日の記事)は、難あり。もともと降車合図ボタンがなく、移籍時に新設したようで、ボタンが最低限(配線の都合なのか窓枠だけ?)しかない。立っている時に、手が届く位置にボタンがないことがある。昔の弘南バスでも同様で、自家用なら当然ではある。逆に言えば、空港や温泉のバスでは普通の位置にボタンがあるから、元からあったのだろうか。
1719はどうか。ストリートビューの画像では、ボタンがなさそうにも見えた。今回撮影した移籍後の写真を拡大すると、立ち客用のポールの途中に、黄色い枠のボタンが設置されていそう。今回の中央交通さんは、ボタンを多めに(通常並みに)取り付けてくれたのだろうか。乗ったら確認します。


【7月17日追記・さらに新車】7月17日頃から、新たに新車2台が、今度は秋田営業所に投入。1721(エルガミオまたはレインボー)と1722(レインボー)で、1707・1708と同仕様の模様。【7月21日追記】1721号車に乗車。車内は特に変化なし。

2025年10月頃に中古車が追加導入