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ラッピングバス3/日本海申し入れ

10月(正確には9月末)から走っている、公募して選ばれた秋田市らしいデザインのラッピングバス(秋田市の事業)の続き。
こちらこちらで紹介していましたが、残り2つがまだでした。
●動物園バス
このバスがなかなか撮影できません(遭遇しても条件が悪くて)。あまり後回しにすると忘れるので、不本意ながら紹介します。
切れてるし露出オーバー気味
22歳の女性(?)の作品。
通勤で新屋線を利用しているそうで、その車窓の風景や生き物、さらにその先にある大森山動物園をモチーフにしている。「バスに動物を乗せて遠足に行くような楽しい雰囲気」にしたとのこと。

緑の山や風車と海を背景に、チョウ、ウミネコタンポポの花が散らばり、中央のバスはカメが運転し、サル2匹とキリン、ツキノワグマ、トラ、ブタ(?)、ゾウ、フラミンゴ、そしていちばん後ろに茶色い謎の動物が各1頭ずつ乗っている。

やや地味に見える。もっとダイナミックな絵の方がいいと思う。特に動物の乗ったバスがもっと大きければ。
絵の背景がクリーム色で山の緑色がメインだが、中央交通の路線バスの車体と同系色のため溶け込んでいて、ラッピングバスだと気づきにくい。ある意味、うまく調和が取れた色調だとも言える。
後部の塗装ともシームレス?!(今となっては懐かしい「秋田駅」だけの表示=系統番号表示開始前の撮影です)
このデザインでも、中ドアと絵柄が重なってしまっている。中ドアが開くと、動物が乗ったバスの半分以上が隠れてしまう。
フラミンゴの下にいる動物は何?
あと、僕も新屋線ユーザーであるので、言わせてもらえば、新屋線といえば海よりも川(雄物川)でしょ!
実際、秋田駅から西部市民サービスセンターまでの間では、車窓に海が見えないのだから。(大森山行きでは、浜田地区で見える)

このデザインは、秋田営業所の「300」と臨海営業所の「518」の2台にラッピング。
新屋線は臨海営業所で担当しているので、「518」が新屋線(大森山公園線を含む)を走ることもある(=走らないこともある)。大森山のイラストのバスが、実際に大森山に行くと思うと楽しい。
一方、「300」は大森山にも新屋にも行く機会がない(新港線でたまに新屋には行くかも)。300はかつて秋田東営業所(昨年春に廃止)所属だったようで、今も旧東営業所担当路線(牛島や秋田駅東口方面)をよく走っているような気がする。
せっかくなのだから、このデザインに限っては、新屋線を走る臨海所属の車両に限定してラッピングした方がよかったのにと思う。

※その後、このデザインのバスがもう1台あることが分かった
※2012年4月末時点では、「300」が臨海営業所担当路線を走っており、転属したのかもしれない。


●秋田美人バス
これだけが「特別賞」(賞金7万円が出ない)。21歳の女性の学生の作品。
この写真も影が入ってあまりよく撮れていません
豊かな自然と近代的な都市景観が共存している秋田市、そして秋田美人(市女笠のあきたこまちスタイルと現代風服装)をデザイン。
ぱっと見て、落ち着いてきれいなデザインだと思った。タイヤとの干渉もなくていい。

左のとっくりは「米の名所=お酒」だそう。
右上にはビル群が配置されているが、アルヴェやフォーラス(の看板)がある。
左の桜は、「千秋公園の桜」だそうだが、花付きが貧弱な感じ。実態に即したのでしょうか…
そしてここにも風力発電の風車が。今は秋田市といえば風車のイメージなのかなぁ…

このデザインでも、中ドアが開けば、肝心の秋田美人が2人とも見えなくなってしまうのが残念。
中ドアが開いていても、髪の毛の先は見えるから、謎の触手に見えるかも?!
あと、絵心がない者が恐縮ですが、秋田美人の目が「+」なのはなぜ?
ドラえもん(原作や現行アニメ)の登場人物がたまにこういう目になる場合があるけど…

秋田市役所前でのお披露目で3台目(いちばん後ろ)で展示されていた「299」の1台のみにラッピング。(所属営業所は不明)
【2月20日追記】「299」は秋田営業所所属の模様。
※もう少しきれいに撮れた画像がこの記事の最後にあります




ところで、廃止が決定した寝台特急「日本海」に関連する動きが、今日の秋田テレビの夕方のニュースで伝えられていた。【11日22時30分補足】正確には「廃止が決定」ではなく、「定期列車として廃止され、繁忙期に運転される臨時列車化されることが決定」でした。
JR東日本JR西日本の両労働組合の代表が秋田県庁を訪れ、秋田県知事と面会してとある申し入れをしたのだが、その内容がちょっと回りくどい。

日本海の存続を含めた今後のあり方の検討をJRに要望するよう、県に要望した」ということらしい。
労使間で直接交渉する内容ではないのかもしれないし、県から後押ししてほしいということなのだろうか。

佐竹秋田県知事も、インタビューに応えて「日本海側を結ぶ鉄道網の重要性は分かってるよ」いうような趣旨の話はしていた。
両組合では、今後、青森県山形県に対しても、同様の申し入れをするつもりとのこと。