
秋田市内に、冒頭の写真のような、壁面がトゲトゲ・イガイガのビルが出現した!?



背後のドームで場所が分かった方もいらっしゃるでしょう。


そのビルは、

1967(昭和42)年にできた建物だそうだ。

トゲトゲは、工事に伴う今だけの姿。現状(一昨日)では、東西面がシートで覆われ、南北面がトゲトゲ。
工事看板を拝見。


国の工事のせいか、民間や地方自治体のものより詳しく(緑色じゃない)、ご丁寧に工事現場の地図まで出ている。現場にいる人に地図を見せられても…
工事名は「秋田法務総合庁舎(11)建築その他改修工事」。
耐震補強のため、建物の外側に支え(=耐震フレーム)を造る工事のようだ。トゲトゲは、建物本体とフレームの接続部分となる鉄筋なんだろう。
完成予想図(右側の写真の左側)で分かる通り、改修後は正面から見て左右の幅が広くなっている。(それにしても今の完成イメージ図って、とてもリアル。むしろ右側の現状写真のほうが、空の色とか駐車車両がなかったりして、CGっぽいような…)
よく知らないけれど、耐震改修工事には、いくつかの方式がある。建物の中や外に、「×」状の支えを入れるのが多く、このような外側に大掛かりなものをくっつけるのは珍しいんじゃないだろうか。
おそらく、秋田大学手形キャンパスの南側の建物(教育文化学部4号館?)でも、こんな感じで補強されているように見える。
工事看板によれば、設計や監理は「東北地方整備局営繕部」という所がやっている。こういうのも国土交通省の管轄なのか。
設計は「松田平田設計」。美短や秋田県立大の建物を設計した所で、現在建築中の美短4大化に向けた増築工事の設計もしていた。

近いうちに、耐震フレーム本体を設置する工事に入ってしまうだろうから、今だけのトゲトゲビル。
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