秋田市南通にある、聖霊学園高等学校(2024年まで聖霊女子短期大学付属高等学校)の校舎の煙突の先端についていた、とんがり帽子のようなカバーのような物体が、いつの間にかなくなっていた話。物体の存在意義、撤去した理由は不明だが、装飾的意味合いもあったので、不格好になってしまっていた。
高校の隣接地には、聖霊女子短期大学付属幼稚園・保育園(2015年まで幼稚園のみ?)がある。園舎は2002年竣工で、高校校舎と共通のデザイン。
そちらにも同じ物体があった。今年春時点では、以前のまま残っていたので、安泰かと思っていた。

↑道路左が幼稚園・保育園。突き当りは高校校舎の裏側。高校正面の煙突は見えないが、裏面にも小さな煙突や、避雷針の付いた塔風の構造物がある。
園舎には、高校より高さは低いが、その他は同一規格と思われる煙突があり、帽子が付いている。別に、その手前下、園舎が平屋になっている部分の上にも、同じ帽子がある。これは煙突ではなさそうで、飾りとしてのみの存在なのだろうか。
2025年7月28日。幼稚園・保育園側にはほとんど行かないのだが、たまたま通る機会があった。すると、園舎で工事をしていた。


白いトラックの荷台には、

トラックには「産業廃棄物収集運搬車」の表示。
幼稚園・保育園の帽子も撤去されたのだった。トラックには1つしか積まれていないように見えたが、2つとも撤去。
帽子の撤去が終わっても、しばらく足場は残っていて、お盆明けまでに取れた。


煙突の上に再びとんがり帽子が付いた! 平屋部分屋上にはなし。
足場がまだあった8月7日時点で設置済みだった。
新しい帽子は、以前とは形が異なる。


単純な四角錐のピラミッド形で、高さは低くなった。それぞれの面は、横方向等間隔に線が入るが、以前はその間隔がもっと細かかった。全体に以前よりシンプルな作りで、デザイン的におもしろみがなくなってしまった(ないよりはサマになる)。色合いが以前より明るいのは、経年の違いか。
帽子と煙突本体との間にすき間があるのは変わらないが、以前よりは狭い。
高校のほうは、帽子がないまま。
高校も幼稚園・保育園も、帽子自体が老朽化して撤去し、新しい帽子は高校では不要だが、幼稚園・保育園では必要というのは、どういう事情なのだろう。
※2025年8月21日の記事は、土崎にあった別の塔っぽいものの話。