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ニューシティ駐車場/ビッグルーフ

久しぶりに秋田市大町の、かつてダイエー秋田店などが入っていた商業施設「秋田ニューシティ」跡地の話題。
解体後、簡易舗装されて(7月27日の記事)竿燈まつり中にB級グルメの屋台イベント会場とその関係者駐車場として使われた(8月7日の記事)ことは紹介していた。
まずは、改めて舗装後の様子を。
北東角の交差点、かつてエレベーターのあった側から

東側大町通りから茶町通り方向を見渡す

北西角、かつてミスタードーナツのあった場所から大町通り方向
以前はもっと南側にあった「旧茶町菊ノ丁」の表示がここへ移設された。

北の一方通行路から南方向。右が茶町通り、右奥の大きいのが竿燈大通りの秋田銀行大町支店が入るビル

敷地の西半分が駐車場となり、白線で区画が引かれた。
おそらく「128」番まである【26日追記】もう少し多いというウワサも。機会があれば、確認・修正します【28日追記】やっぱり128番までみたいでした
100台以上収容できる、秋田市中心部では大規模な駐車場となったわけだが、将来的には建物を建てる方針のはずだから、イベント時だけ開放するのかな? などと思っていた。
竿燈まつり終了後は、再び誰もいない空き地となっていた。

しかし、いろいろ変化が生じている。
左が日本銀行秋田支店
大町通り沿いの日銀に接する敷地南東角、「大町通り」バス停の所に、自動販売機が2台設置された。
いろんなメーカーの製品が入っていて、お値段は100円から
考えてみれば、ここって自販が少ない一角だった。(100メートルも歩けば他の自販機やコンビニはありますが)
でも、人通りも少ないからね・・・

さらに気づいたのだが、舗装工事中まではロープで頑丈に囲われていたのに、今は自販機の周りにはロープがなく、ここから敷地内へ立ち入りできてしまう。特に立入禁止などの表示はない。
その一方、ニューシティやAD(現イーホテルショッピングモール)の地下へ直結していた、私設地下道の入口にはロープが張られていた(さらに下ではシャッターが下りている)。
私設地下道入口
これはすなわち、地下道には入ってはいけないけど、地上の敷地内には立ち入っても構わないよと言っているのではないだろうか?

見渡すと、このほぼ真向かいの茶町通り側には、ロープがなくなっていて出入りできる部分(駐車場に車が出入りできる)がある。さらに、冒頭の写真の北東角もロープが低くてまたぐことができる。(他は腰より高い位置にロープが2本ある)
ということは、この敷地内を縦断して近道できてしまうかも。

などと思っていて、お盆に通りかかると、敷地内で子ども数人がバドミントンか何かをして遊んでいた。
なるほど。近くには遊び場自体が少ないし、こんなに広大でかつ安全な遊び場って、ほかにない。
ケガは自己責任ということだろうが、辻兵さんが好意で開放、というか黙認してくれているのだろうか。とすれば、さすが懐が深い。

その数日後、
駐車場部分に宮城から来た貸切バスが駐まっていた
やっぱり駐車場として開放するのかと思っていたら、いつの間にか(たぶん先週末から今週初め頃)、
「月決め駐車場 空有り」
駐車場としての看板がやっと設置された。
茶町通り側に小さなものが1枚だけで、規模のわりにはあっさりしたもの。(車の出入り口がこちら側にしかないこともあるとはいえ、目立たない看板)
しかも、料金が書かれていない。
それに、辻兵発祥の地なんだだし、駐車場に名前ぐらい付けてやってもいいようにも思う。「辻兵パーキング」とか「ニューシティ駐車場」とかね。

ここを管理する辻兵系列の辻不動産のホームページでは、管理下にある駐車場の一覧を掲載しているが、ここについては掲載されていない。
今後の活用方法が決まるまでのつなぎとしての駐車場だから、大々的には宣伝したくないのだろうか。
この辺の月ぎめ駐車場は、月額1万円程度が相場だと思われる。128区画全部が埋まれば、辻兵さんもうれしいと思うけど・・・

今のところ、契約した車が駐まっている気配はなさそう。
来週末(9月3・4日)に、恒例の音楽イベント「ザ・パワーオブミュージック フロム アキタ」が開催されるが、今年はニューシティ跡地が会場になるそうだ。
その時、契約車がいたらどうなるんだろ?(駐車場側は使わず、東側だけでやるのかな)

【9月20日追記】音楽イベントは、やはり東側だけで行われた。西側は一部が関係者駐車場になった。
それと前後して月ぎめの契約者が出始めたようで、平日には10台前後が駐まっている。土日にはほとんど駐まっていないこと、各車に割り当てられた駐車区画が適度にバラけていること、車の雰囲気からして、営業車ではなく個人との契約だと思われる。
【10月27日追記】10月になって、さらに10台程度契約者が増えた模様。それでも空き区画の方が多いけれど。また、10月27日には、駐車場内日銀寄りの中央付近に、自販機が1台新たに設置されているのを確認。
※その後の状況はこの記事中ほど




そういえば、9月3・4日は、秋田市中心部でイベントが目白押しのようだ。
そのもう1つが、こちらも恒例の「あきたエコ&リサイクルフェスティバル」(あまり大々的な告知はまだされていない気がするけど、やるみたい)。主催は秋田県だろうか。

その告知で、気になるのが、会場の名称。
会場は、秋田駅前のアゴラ広場、ぽぽろーど、大屋根下一帯なのだが、
2008年のリーフレットより
買物広場大屋根「ビッグルーフ」とある。この名称、気になる!

ぽぽろーどに続く、フォンテAKITA前・公営駐車場入口・西武裏のアーケードは、「大屋根」と呼ばれる(ぽぽろーどと一体化して認識する人も多いが、別物)。これはこれで味気ない呼び名だが、イベント会場としては「大屋根下」とされるのが普通。
大屋根を直訳して「ビッグルーフ」なのだろうが、僕はこのイベントだけで聞く呼称。
「秋田 ビッグルーフ」などで検索すると、エコ&リサイクルフェスティバル以外にも、ここで開催されたいくつかのイベントにおいて会場名として「ビッグルーフ」を使っているようだ。
ただし、多くはなく、大屋根下で開催されたイベントのごく一部といった感じ。

秋田市民交流プラザ管理室(アルヴェの公共施設部分)のサイトに、「秋田駅周辺の施設の使用について」というページがあり、秋田駅周辺のイベント会場の名称や連絡先が掲載されていた。
反転部分
やはり、「秋田駅前買物広場大屋根(下)」となっていて、「ビッグルーフ」ではない。

大屋根を管理する会社は、シツコイですが、雨降りで節電が必要な人通りが多いまっ昼間に意味不明な屋根の開閉をしたり、震災のための節電と称しておかしな節電をしたりしているから、適当に「ビッグルーフ」と名前をつけて使わせてでもいるのだろうか。
広く浸透し、共通の認識が持たれてこそ、公共施設の名称だと思うのだが。


ちなみに、東京ドームは、1988年のオープン当初は「BIG EGGビッグエッグ)」という愛称がよく使われていたと記憶している。
今もそれが愛称のようだが、みんな「東京ドーム」と呼んで、「ビッグエッグ」と呼ぶ人はいないのではないだろうか。

【2015年7月20日追記】東京の六本木ヒルズには「大屋根プラザ」というイベントスペースがあるそうだ。完成したのは秋田の大屋根のほうが少し先のはず。

※その後、2015年のエコ&リサイクルフェスティバルからは、ビッグルーフの表記はなくなり「買物広場大屋根下」に改められた。これにより、秋田でビッグルーフの語が使われることは、ほぼ消滅した。
※そして完成後20年経った2020年12月になって、唐突に命名された。この記事中ほど。