●あどばだり復活 【2020年12月4日訂正】以下「あど『ば』だり」としてしまった箇所が多いですが、津軽弁として店舗名としても「あど『は』だり」が正当です。
4月21日付アップの弘前経済新聞サイト「弘前「ルネスアリー」全館オープンへ 津軽三味線居酒屋やカプセルホテルが入居」より。
部分開業していた旧ルネス街の「ルネスアリー(昨年末の記事)」が4月18日にフルオープン。
テナントの1つに「津軽路居酒屋あどはだり」ができたとのこと。
同店は、かつて別の場所で営業していて2014年閉店にしていたのが、移転・復活。2代目となる新店主の「父親の死去が一因となり一時閉店」していた。
あどばだりとは、津軽弁で「アンコール、おかわり」。郷土料理とともに、津軽三味線の生演奏を聞くことができる店。
弘前市内で津軽三味線の生演奏を聞ける場所は、あまり多くはない。以前は弘前駅前の「山唄」があったが(1964年頃開店?)、2016年に閉店したのは知っていた。それ以前にあどばだりもなくなっていたのか。富田大通りの住吉入口バス停近くの変形交差点の角にあった店の前は何度か通ったけど、気づかなかった。
10年以上前、1度だけあどばだりに行ったことがある。
ほぼ貸し切り同然&ほぼ目の前で、お父さんが説明しながらソロで演奏してくれた。なんやかんやいってこんなに近くで津軽三味線を見聞きするのは初めてで、興味深く聞いたものだったが、その方が亡くなったのか。
食べ物も良かったけれど、シメのあっさりしたラーメンが、とてもおいしかった(津軽特有の濃いにぼし出汁ではなかったはず)。
【2021年2月17日追記】その後、新型コロナウイルス感染症のためか、2020年11月いっぱいでルネスアリーは、あどはだりを含めて全店舗撤退・閉館。
あどはだりは、2021年1月18日、土手町内に移転(中三向かい・立体駐車場脇の小路)再開したとのこと。
●ロマントピア新源泉
「星と森のロマントピア」という施設群が、リンゴ畑と岩木山に抱かれた弘前市郊外・相馬地区にある。
旧・相馬村時代(1995年頃?)にオープンし、現在は弘前市の外郭団体が運営しているようだ。
ホテルとコテージの宿泊施設もあり、2度ほど泊まったことがあるけれど、静かでおいしくて安くて、良かった。
明るくて広い内風呂と岩木山が見える露天風呂からなる温泉もあった。お湯は無色透明だったか。
一時期、その温泉の調子が悪くなったような話もあったが、2つ目の源泉を掘り、4月5日から2つのお湯が楽しめるようになった。
内風呂はナトリウム・カルシウム-塩化物泉(無色透明・塩味無臭)。
露天風呂がナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(茶褐色微混濁・微塩味微硫化水素臭)。
露天のほうが新源泉か。
愛称が公募され、6月から内風呂が「羽衣の湯」、露天風呂が「星天(せいてん)の湯」になったとのこと。
入りたい。
●かくみつ納豆
弘前(旧・岩木町エリア)に「かくみつ食品」という豆腐メーカーがある。
豆腐、油揚げもあるが、「玉子とうふ」が代表商品だろう。一般的な玉子豆腐とは違い、茶碗蒸しのような具が入っている。豆腐型容器に入った茶碗蒸しとも言える。
名前はさほど知られていないが、工藤パン以上に広く流通しているかもしれない。秋田市内のスーパーでも、同社の豆腐や玉子とうふはよく売られている。
秋田市内のハッピー・ドラッグでは、味付け油揚げ、おまけに青森県他社の玉子どうふも扱っていて、さながらそこだけ青森県のよう。
そのかくみつ食品が、納豆の製造販売にも乗り出した。
「お岩木なっとう中粒」で、岩木山が描かれたパッケージ。
5月10日の陸奥新報サイトによれば「大手納豆メーカーとの競合や後継者不足などで納豆製造元の廃業が相次ぎ、弘前市内でもゼロとなっていた中での挑戦。」。【末尾の追記も参照】
5月28日には日本経済新聞にも掲載。
「1パック(50グラム)3個セットで100円前後。」
「低温熟成することで、納豆のにおいを抑えてふっくらとした製品に仕上げた。」「納豆製造の技術は他社に学んだ。」
パッケージはねぷたの「絵師、八嶋龍仙さんに依頼」。
「「地元産の納豆」を前面に出し、顧客獲得をめざす。」
「まず弘前市やその周辺で安定的に販売しその後、青森県内に拡大したい」」 ※7月に秋田で買うことができた!
さて、かくみつ食品では、今回、初めて納豆に進出したことになっている。ところが…
「バカヤローカーブ」の存在を教えてくれた、弘前大学消費生活協同組合【2025年7月13日補足・2000年に「弘前大学生活協同組合」に改称】の新入生向け情報誌「APPLE COOP」。
その少なくとも、1995年版と1996年版に、かくみつ食品の広告が出ていた。
「営業種目」のところ
「熟成納豆」ってのがあるのですが…熟成納豆は、なかったことになっているのかな??
イチから改めてということなんでしょう。
最後に、今回、かくみつ食品のことを調べていたら、意外なことを知った。
○水豆花
弘前市新寺町、五重の塔・弘前高校から来て、桔梗野へ左折する丁字路のちょっと先に、店の前に水車(水がなくて回らない?)がある飲食店があった。それがいつの間にか閉店したことを聞いていた。
その店は「おとうふ懐石『水豆花(すずはな)』」。2001年には隣に「うの花や」という直売店も併設(おそらく両方同時に閉店)。
弘前にいた頃にできたばかりの店だと聞いた。ランチ1500円~、夜3000円弱~といいお値段で、身分不相応ながら昼と夜1回ずつ行ったことがあった。
その水豆花は、かくみつ食品で経営していたのだった。地元の人は知っている人は知っているようだ。
1995年9月開店。
ネットで調べると、2011年10月30日には営業していたが、2012年12月には閉店していた。
Googleストリートビューによれば、2018年7月時点でも、看板がないだけで、建物も水車も往時のまま。
なお、かくみつ食品の創業地(大正2年)が新寺町で、1981(昭和56)年頃に岩木へ移転したようだ。【7月30日補足】水豆花の場所が、まさに元工場の場所だったようだ。
【7月30日追記】陸奥新報の通り、昔は弘前市内に納豆メーカーがあった。
その1つが「弘前納豆」。食べたことはないはずだけど、インパクトのあるパッケージは印象にある。朝食バイキングのメニューに入れていた市内のホテルも多いはず。
「弘前納豆」の製造元は、南横町の武田食品工業。1937年創業、2011年12月20日、経営者の健康状態や後継者不在により廃業。
50グラムパック入りで、赤い縦長の相撲文字のような書体で「弘前納豆」と横書きされた商品(これが記憶にある)のほか、縦長包装の100グラム入りもあった。100グラム入りは、「まる」が赤、「ひきわり」が緑の地色で、白抜きに扁平な毛筆(相撲文字とは違う)で「弘前納豆」と縦に書かれていた。
ほかに、野田の「野田食品工業」が「パール納豆」のほか、地元スーパー「マルエス主婦の店」向けプライベートブランドの納豆を作っていたようだ。