「つがる」とすれ違い↑走行中の列車のガラス2枚越しなのにきれいに撮れた。
上の写真でも少し見えているように、大久保辺りから進行方向正面に山が見える。五城目の「森山」かと思っていたが、森山はもっと右だし形が違う。
八郎潟駅付近にて。右側車窓に森山
八郎潟駅手前。馬場目川を渡るところ昨年秋の「こころ旅」の目的地となった、鯉川駅近くの採石場と森山の間をつなぐ位置にある山だ。
八郎潟を出て進むと、山は右に移る。反対側は八郎潟干拓地が望める帰ってから調べると「高岳山(たかおかさん)」という、八郎潟町と三種町の境にある200メートルほどの山。滝や神社があるそうだ。
森山も高岳山も、常緑樹(杉?)と落葉樹のどちらも生えているようで、緑の一角と紅葉で鮮やかな一角が混ざっていた。
飛んで青森県へ。
青森に入って最初の駅・津軽湯の沢付近2009年と同じ光景だけど、ここもきれい。沿線のススキが列車の風に揺れる。
今回、列車で乗り合わせた、JR東日本関係者の話題を3つ。
・列車巡視
列車に、その運行とは直接関係のない鉄道会社社員が乗っていることがある。
業務上の移動のために「便乗」していることもあるようだが、ヘルメットと反射材のベストを来た保線の社員が先頭の運転席内に乗ることがあって「列車巡視」と呼ぶそう。
走る列車の先頭から、目と耳と振動など体感で、線路の状態を把握する。
俳優の田中要次さんは、かつて国鉄→JR東海で保線職員・社員をしていた。
BSジャパン「聞きこみ!ローカル線 気まぐれ下車の旅」の第1回にも出ていたが、「列車巡視は仕事ではあるけれど、ちょっとした旅気分になれて好きだった」とおっしゃっていた。
今回は、行きに鹿渡(かど)駅から、当時の田中さんくらいの年齢であろう保線社員が乗ってきた。
(他地域でも似たようなものだろうけど)JR東日本秋田支社管内では、保線員が運転席に入る時は運転士にあいさつをするのが慣例になっているようで、「臨時の列車巡視で大館までお願いします」と言っていた。
列車巡視にも定期と臨時があるのかと思ったが、乗るのが鹿渡駅なのが中途半端な気がしたのと、そこから64.5キロ・1時間以上に渡って前方を注視するのはけっこう大変そうに感じた。(運転士は秋田から大館まで100キロ、前を見続けるわけだけど)
今までは、保線員が乗っているなくらいにしか思っていなかったけれど、田中さんの話を聞いた後だったので、意識して拝見してみた。
隣の運転士とは、業務上の雑談を3~4言交わしたくらいで、後はかなりまじめに前方を見たり、時々何かに記入したりしていた。無線機のほか、ハンディタイプの電子機器のようなものも携帯していたが、それらには頼っていなかった。
こうして、鉄路の安全が守られているのだ。
・調査員
行きも帰りも、県境の大館-弘前がワンマン運転となる普通列車だった。
そのどちらも、おそらく学生アルバイトと思われる、スーツ姿に「調査員 ジェイアール東日本企画」という腕章を付けた人が乗っていた。弘前駅の改札口前でも、同じ服装の別の人が、おじさん(=東日本企画社員?)から腕章などを渡されて何やら説明を受けていた。
調査員は、途中各駅での降車客数(と乗車客数も?)を数えて記録していたようだ。
普段はワンマン運転の列車だし、大館-弘前の途中各駅にはいずれもJR社員がいないので、駅ごとに乗降人数を把握できないから、そのための調査なのだろうか。あるいは東日本企画は広告代理店業もやっているから、広告関係の資料の情報収集とかかもしれない。
・そっけない放送
最近は自動放送がある路線や車両もあるけれど、車掌の大事な業務の1つが車内放送。
車内放送のやり方は、JR東日本の場合、各運輸区ごとに“伝統”があるようだ。(さらに個人差もある)
秋田以北の奥羽本線では、秋田、東能代、大館、弘前、青森の各運輸区が担当するが、それぞれで放送を入れるタイミングや、案内の言い回しさらには案内する内容が異なる。
例えば、大館運輸区の人はドアが半自動であることを説明するなど丁寧だとか。
帰りの普通列車は、弘前から大館まではワンマンで、大館から秋田まで車掌が通しで乗務する。
その車掌が、どこの所属かは分からなかったが、非常にそっけない車内放送だった。
大館とか東能代といった比較的大きな駅の発車後なら、一般的には「ご乗車ありがとうございます。この列車は普通列車の秋田行きです。○○、○○…の順に各駅に停車します。途中の主な駅の到着時刻は…。終点・秋田には○時○分の到着予定です」などと案内し、トイレの位置、携帯電話についての案内などを放送するだろう。
しかし、今回の車掌は「ご乗車ありがとうございます。普通列車秋田行きです。次は下川沿に停まります」だけ。
大館から秋田まで、途中駅や終点・秋田駅の時刻の案内は一度もせず、トイレや携帯電話使用の案内もなかった。
これほどそっけない車内放送は、秋田では初めて聞いたかもしれない。
この列車は、平日ならば帰宅の高校生が乗客の大部分。乗り慣れていてすぐに降りるから、それでいいのかもしれない。
ところがこの日は休日。車内を見渡せば、大館より手前から乗り通す旅行客が目に付いた。
(車内巡回はしていたが)ワンマン区間から乗っていて、秋田に何時に着くか分からなくて知りたい客がいたかもしれないし、1時間半以上乗り続ける客も少なくないのだからトイレに行く客だっていただろう。
比較的停車時間があり、乗り込む客が多い大館や東能代の停車中にも、何の放送もなかった。
この列車がほんとうに秋田行きなのか不確かな状態で乗ってくる客、間違って違う方向に行くのに乗ってしまった客、ホームに降りて電話や自販機を使う客がいるかもしれないのだから、「この列車は○時○分発秋田行きです」という放送もするべきだ。
さすがに鷹ノ巣、東能代、秋田到着時には、乗り換え列車の案内はあったが、繰り返さず1度だけ淡々と読み上げるような感じで、これも休日にしては物足りないと思う。
乗り過ごしたり乗り間違えたりすれば、次の列車まで1時間は待たないといけなくなるし、最新型車両のように文字情報装置もないから、車内放送による情報提供は大事だ。
こんなにそっけない車内放送なら、ワンマンの自動放送だってできる。
(お決まりの携帯電話については別になくてもいいけど)客層を見て、臨機応変に親切な案内放送をしてほしいと感じた。